映画・テレビ

2011年4月14日 (木)

4月15日(金)深夜0時からのBS1は必見

今日は、興味深い番組の紹介です。

BS特集「サダムの人質~湾岸危機 20年目の証言~」

チャンネル:BS1
放送日: 2011年4月15日(金)
放送時間:翌日午前0:00~翌日午前0:50(50分)
ジャンル:ドキュメンタリー/教養 > 社会・時事

番組内容:湾岸戦争勃発の半年前フセイン政権下のイラクで人質となった200人以上の日本人。

なぜ日本政府は救出に遅れをとったのか。極秘の公電と証言から日本外交の課題を探る。

詳細:1991年に、ぼっ発した湾岸戦争。それに先立つ湾岸危機で、日本のサラリーマンらが人質にとられ、イラクで100日間にわたって“人間の盾“とされた事件が起きた。

当時の日本外交は「“国際協調”の原則を優先するあまり、“邦人保護”を軽視した」と厳しく批判された。

事件から20年がたち、ようやく重い口を開き始めた人質や外交官、政治家らの証言、極秘の外交公電を軸に、日本外交が抱える弱点・課題を浮き彫りにする。

湾岸戦争(ウィキペディア)

宮尾 孝三郎

2011年4月 9日 (土)

先の大戦で原爆投下された国が、原子力発電を導入したわけ

我が国は、先の大戦で被ばく国となりました。

しかし、戦後しばらくして我が国は原子力発電を導入します。

その真相を1994年にNHKが制作した番組「原発導入のシナリオ~冷戦下の対日原子力戦略~」で見ることができます。

230407

原発導入のシナリオ ~冷戦下の対日原子力戦略~NHK_1

原発導入のシナリオ ~冷戦下の対日原子力戦略~NHK_2

原発導入のシナリオ ~冷戦下の対日原子力戦略~NHK_3

1994年にNHKが制作した現代史スクープドキュメントは、いまとても価値ある番組となっています。

宮尾 孝三郎

2011年2月12日 (土)

私も、過ぎ去ったことに思いをはせることがあります

本日、午前10時に大津アレックスシネマに参りました

私の大好きなバーブラ・ストライザンド主演の映画『追憶』を観るために

大津アレックスシネマでは、「午前十時の映画祭」が2月5日(土)より始まっており、一週間上演した「刑事ジョン・ブック/目撃者」(第1週 2011/02/05(土)~2011/02/11(金)  )と入れ替えで今日から「追憶」(第2週 2011/02/12(土)~2011/02/18(金) )でした。

230212the_way_we_were

お客さんの入りは20~30名ぐらいでしょうか。

私が一番若いぐらいの様子で、50代から上の人生の先輩が観に来られていました。

本当は、このような素晴らしい映画を今の若者に観ていただきたいなと思いますが・・・

今後の予定はコチラ↓

上映スケジュール

私は、スクリーンで大好きなバーブラに出会えて、心が潤ったような気がします。

バーブラの素敵な歌声はコチラ↓

the Way We Were

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宮尾 孝三郎

2010年3月28日 (日)

THE HURT LOCKER

大津市域においても、大津PARCOのユナイテッド・シネマ大津にて、第82回アカデミー賞作品賞、監督賞、脚本賞、編集賞、音響編集賞、録音賞の6部門の受賞に輝いたキャスリン・ビグロー監督作品『THE HURT LOCKER』の上映が昨日より始まっています。

私も昨日観賞してまいりました。

評判どおりの映画であり、昔の戦争と今の戦争の違いがよく理解できるものでありました。

昔のオーソドックスな戦闘では、敵を明確に認識し、攻撃あるいは防御という形態で相互に対峙するというものでありましたが、近年の戦闘は、「テロ」という犯罪行為を軍が戦争行為として位置づけたうえで、敵の存在あるいは認識も不明確な状況のまま軍事作戦が遂行されるものであります。

『THE HURT LOCKER』においても、敵はほとんど認識できません。まちなみにテロリストかも知れない人間が紛れ込んでいても捜査するわけではありませんから予見は出来ません。テロリストが攻撃の企図を示したところで初めて敵と認識できるという、瞬間の判断となります。

また、敵の攻撃手段は仕掛け爆弾であり、遠隔操作であったり、タイマー起爆であったりしますので犯人と対峙することはありません。米軍対仕掛け爆弾あるいは自爆殉教者との戦闘であります。

この映画がアカデミー賞を獲って、世界中で評価されるということは、アメリカが「イラクに大量破壊兵器があるぞ」と攻撃を開始した2003イラク進攻の評価を思考停止にし、イラクのテロの現状を悪魔の計画と刷り込むことに有効であります。

歴史は、そして今も、100の事象があったとすれば100通り以上の見方があるものでありますから、「正義と悪」と二極化するのは、とても偽善的であると思います。

あくまで、現代の『テロとの闘い』という戦争の形態において、このような状況があるという認識で見て頂き、これをみて、決して短絡的に「正義と悪」と捉えないようにくれぐれもヨロシクお願いいたします。

6部門受賞と米国の政治的意思にもかなうという意味で、成功した映画でありました。

宮尾 孝三郎

2008年8月16日 (土)

映画「靖国」

映画「靖国」を観て来ました。
ドキュメンタリー映画で監督は、李纓(Li Ying)。

200816

200816_2

映像の要を占める刀匠の刈谷直治さんは、この映画を見る限り、靖国神社内かあるいは隣接する場所で刀鍛冶されているように見えましたが上映後帰宅して調べてみたら、その職場は高知県にあることが分かりました。(映画内でそこを明らかにしていません。)

この刀匠・刈谷直治さんの映像と、日中戦争初期の南京攻略戦時に日本軍将校2人が日本刀でどちらが早く100人を斬るかを競ったとされる競争「百人斬り」の新聞報道を巧みにコラージュさせ、かつて日本刀鍛錬会にて靖国刀を作っていた刈谷直治さんに罪の意識を間接的に問うインタビューがあります

また、明らかに加工された(フォトモンタージュ)南京大虐殺の写真が後半に重点的に使われ、南京大虐殺があったとする説を肯定する作りになっており、驚きました。

さまざまな文化人が「反日映画ではない。」としていますが、はたしてそのジャッジで一件落着して良いのでしょうか?

一見、客観性を保持している映像(靖国参拝映像)が占めているので、見過ごされそうですが、刀鍛冶と百人斬りと南京大虐殺は、一串になっています。

日本は、しかし侮辱をともなう内容であったとしても、国民の権利及び義務として日本国憲法第21条第1項において「集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する」と規定されていることから、本作品を上映し観賞することができます。それは、民主主義国家として正しい判断であります。

この映画をより多くの方々に見て頂き、それぞれに意見を持っていただくこと。それが、骨抜きにされた戦後日本人に対するひとつの治療になるかもしれません。

宮尾 孝三郎

2008年8月10日 (日)

SOSに感じた

今日、気になる米国映画を見てきました。

その映画の内容にどのようなメッセージが隠されているのか非常に興味があり、最初から食い入るように見ていました。

映画館が暗くなり、「お静かに」のメッセージが流れた後、タイトルロール(オープニング)が始まって、ドキッとしました。ストーリーとは、直接関係のない“雲の画像”がひたすらと流れます。
それは、青空に雲が発生する様子。

そして、ストーリーがはじまり、そのオープニングで見せた雲にはまったく触れないまま、ストーリーが終了しました。

そして、エンド・クレジット。その時には、発生した雲が暗雲に変わっていく様子が流れるのです。そしてさりげなく稲妻がひとすじだけ走ります。

この映画は、知る人にしか分からないメッセージを伝えていることが分かりました。アメリカの映画人(と出資者)は、いつの時代にも映画を通じてメッセージを送っています。それを受け止める知識とカンが必要です。

現在上映中の映画ですから、これ以上お伝えすることができませんが、私がどの映画をみて、このような感想を持ったかピンときた人は、ここをクリックして、次の論文をお読みいただければ幸いです。(ラウニー・リーナ・キルデ博士執筆)

宮尾 孝三郎 

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