鳥獣害

2010年11月27日 (土)

協働ジビエde農業まつり

本日は、午前は大津市PTA皇子山・唐崎ブロック小学校部会会議を開催させていただいておりまして、午後からの大津市補導(委員)研修会に移動するまでのわずかな時間でありましたが、第18回農業まつりを覗いてまいりました。

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↑実はこの催しに出かけるのは今日が初めてです

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↑競輪場正面入場口を入りましたら、このにぎわい

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↑本日のお目当ては、このブースであります。ドイツの国旗がなびいていまして、その横に“ジビエ”の文字が確認できます。

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↑大津市との国際姉妹都市ドイツ・ヴュルツブルク市から寄贈いただいたヴュルツブルクハウスのレストランと滋賀県猟友会、大津市国際文化交流課、そして大津市農林水産課が協働で、ジビエ(狩猟料理)を出店です

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↑イノシシ肉のテリーヌ(200円)とシカ肉煮込み料理デミグラスソース(300円)は、いったいどんなお味でしょうか?楽しみです

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↑ドイツレストランヴュルツブルクの三浦シェフが、イノシシ肉のテリーヌを切り分けてくれます。

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↑左がイノシシ肉のテリーヌ(200円)、右がシカ肉煮込み料理デミグラスソース(300円)

イノシシ肉のテリーヌは万人受けする味、シカ肉煮込み料理は通好みのお味でした。

私はどちらも、大満足でした

これらのシカやイノシシは、「鹿の個体数事業」、「猪駆除事業」を受託した滋賀県猟友会によって、大津市内の山々で捕獲されたものです。

今年の野生鳥獣による農作物被害や園芸被害は相当なものでした。本日午前中の大津市PTA皇子山・唐崎ブロック小学校部会会議でも、最初の話題はシカ、イノシシによる被害の状況報告になったくらいです。

今日のこのブースは究極の地産地消の実践だったような気がします。

みなさん、素晴らしいこのコラボを発展させていただきますよう、よろしくお願いいたします。私も精一杯応援させていただきます

宮尾 孝三郎

2010年9月23日 (木)

平成22年度有害鳥獣捕獲指導研修会

本日は、昨年と同じ開催日に、標記の研修会を兼ねて、第17回安全狩猟射撃大会が開催されました。

まずは、昨年のブログ記事をご参照ください↓

2009年9月23日 (水) 平成21年度有害鳥獣捕獲指導研修会

参加人数は、昨年より微増の50名

射撃については昨年同様、まずは標的射撃をスラッグ弾で10発行いました。

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↑スラッグ弾を使用した標的射撃のようす

散弾の射撃については、私は昨年はトラップ射撃でありましたが、今年はスキート射撃のグループに入りました。

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↑スキート射撃のようす

本日の研修会を兼ねた射撃大会も、安全管理を第一に、一定の規律のもとに事故なく射撃が終えられましたことに、当初の目的は達せられたものと考えます。

さて、年々被害の度を増す鳥獣害でありますが、特に今年は猛暑の関係か人里にシカやイノシシの出没が目立って増加しており、その被害についての関心が高まっています。

また、猟友会の皆さんに対する市民の期待はますます大きくなってきております。

それとは反比例し、銃砲の所持に関する一般の世論は依然厳しい状況であります。

銃刀法の改正事項について、浜崎支部長より本日講習がありましたが、大津支部は今後も事故なく、市民の鳥獣害対策に対する期待に応えられる活動が期待されます。

宮尾 孝三郎

2010年8月 3日 (火)

猟友会活動

本日は、滋賀県の取り組み「カワウ営巣地対策事業(伊崎半島)」に滋賀県猟友会として参加してきました。

滋賀県によりますと「カワウの増加によって、アユなどの水産資源が著しく食害されています。
このため、激増する以前の生息数を目指し、積極的な捕獲によりカワウ個体数を減少させます。」
とのことです。

滋賀県農政水産部水産課による平成22年度の捕獲計画によりますと「伊崎半島において4,600羽のカワウ個体数の低減に努める。」とのことです。

この取り組みは、平成22年4月7日~8月10日の間の19日が活動日とあり、私は今日が割り当てられました。

さて、猟師生活ウン十年のF氏に早朝4時にお迎えいただき、集合場所の「休暇村 近江八幡」のテニスコート駐車場には5時過ぎに到着しました。

ここで、滋賀県全域から猟師の方が私をいれて7名集まりました。

滋賀県の職員さんからカワウ捕獲に関する資料が配られた後、猟友会世話人の方が、射撃に関しての注意事項を述べられました。

「地表に対して平行に射撃をしない。」(斜面にいる猟友などへの危害防止)

「山の斜面から湖面に向け射撃をしない。」(漁師さんへの危害防止)

など

説明が終わり、船に乗船し営巣地に向かいます。

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↑朝5時45分、漁船で移動中

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↑営巣地に着きました。

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↑空をみると、カワウの大群が!!!

私は、このようなボランティアは全くの初心者ですので、ベテランのF氏に同行し、山に入りました。

藪こぎをしながら営巣地の中枢を目指しますが、植物の葉には、カワウの白い糞がそこら中にべっとり付いておりまして、かなりの悪臭

だいぶ、入ったところでF氏が「宮尾さん、この藪の奥に谷が二つありますから、それを超えたあたりで始めてください。」とのこと。

地形が読めない不安はありましたが、言われたとおりに進むと、確かに深い谷がありました。「これをあとひとつ越える体力はない」と悟った私は、一つ目の谷の空界の開けた谷の上部を目指し登山をし、ようやく拠点を確保しました。

この段階で、汗と土と糞でドロドロになってしまいましたが、今からが鳥獣害ボランティアです。バテている場合ではありません

受領した装弾は「非鉛狩猟用装弾」で75発。これを朝6時から10時までの4時間の間に使います。

結果は、成鳥3羽と幼鳥1羽の計4羽でありました。

今回使用した散弾の有効射程はせいぜい50M程度。よっぽど私のいる斜面にカワウが近づいてきてくれないとチャンスはありません

また、発砲音でカワウが遠のいてしまいますから、追い払いには有効でも本当に滋賀県さんの期待するカワウ個体数の低減に適っているのかどうか?

私の有害鳥獣初ボランティアは、このようなものでした。

活動が終わり、船に乗って元の集合地点に戻った後、滋賀県の職員さんに伺ったところ、竹生島ではエアライフルによる狙撃で相当の成果が上がっているとのこと。

それ以外にもさまざまな気づきがあった本日の活動でありました。

後日、滋賀県農政水産部水産課に出向き、詳しくさまざまなレクチャーを受けたいと思っています。

宮尾 孝三郎

2010年7月19日 (月)

ジビエ料理を味わう会アンケート集計

本日は、7月6日(火)および13日(火)に実施されました『ジビエ料理を味わう会』の参加者アンケート集計を鳥獣害対策室が提供くださいましたので、ここでご紹介したいと思います。

ちなみに、『ジビエ料理を味わう会』についておさらいを

主催:大津市有害鳥獣被害対策協議会
    大津市農林水産課

協力・会場提供:大津市の指定管理施設“ヴュルツブルクハウス”

この企画は、鳥獣害対策事業・個体数調整事業そして猟期の狩猟によって捕獲されたシカをただ処分するのではなく、“お命いただきます”と料理にするということが1つ。

そしてジビエ(狩猟料理)といえばドイツ。

大津市はドイツ・ヴュルツブルク市と姉妹都市提携の模範的な積み重ねがあり、毎年のように料理人がヴュルツブルクへ修行に出かけるといったこともあり、シカ肉を本場の味で味わっていただける希少な地域であることから、今回の企画になりました。

過去関連記事はコチラ↓

2010年3月25日 (木) ジビエ試食会

2010年7月 6日 (火) ジビエ料理を味わう会

2010年7月13日 (火) ジビエ料理を味わう会2

さて、以下アンケート集計結果になります。

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↑問1 これまでにシカ肉やイノシシ肉の料理を食べたことはありますか?

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↑問2 本日のシカ肉のジビエ料理はおいしかったですか?

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↑問3 シカ肉のジビエ料理をまた食べたいと思いますか?

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↑問4 大津市内でシカによる農作物の被害が増えていることを知っていましたか?

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↑問5 大津市内で下記の野生動物を目撃したことはありますか?(95人中)

まずは、早々に集計いただいた鳥獣害対策室のみなさん、ありがとうございます

その他、自由意見でもたくさんのありがたいご指摘やアイディアをいただいております。

鳥獣害対策は、これまで現場対応にのみ追われていた感がありますが、このように市民の皆さんと接点を持つことができたことで、政策推進に、よりご理解が得られ、滋賀県との連携にも良い影響が出そうです。

積極的に独自の事務に立案、実行、分析いただいた鳥獣害対策室のみなさん、ご苦労様でした。

これから、鳥獣害対策が食や観光産業に寄与できるよう、ますます研鑽を重ねたいと思います。

宮尾 孝三郎

2010年7月 6日 (火)

ジビエ料理を味わう会

本日は、ドイツレストラン「ヴュルツブルク」にて、6月15日号広報おおつにて募集された「ジビエ料理を味わう会」(一般公募)が行われました。

過去のジビエ関連記事はコチラから↓

2010年3月25日 (木) ジビエ試食会

定員の40名のお客様が、このような料理に舌鼓

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写真以外にも数多くの料理が並びました。

予約の勢いが想定外だったため、もう一日行うこととしました。次回は13日(火)。こちらも40名いっぱいの予約済みであり、シカ肉料理が普通に食卓に並ぶほど認知されるのは、そう遠い未来ではないかもしれません。

ちなみに、シカ肉は猟友会のみなさんが、そして野菜もJAレーク大津さんよりの提供でありまして、地産地消の典型的なメニューとなりました。

企画いただいている農林水産課鳥獣害対策室のみなさん、そしてご協力いただいている猟友会、JA、そしてヴュルツブルクハウスのみなさん、ありがとうございます。

さて、20時30分には三井寺に向かい、8月下旬に企画している長等小学校PTA主催「肝試し大会」の下見でありました。

(以下の写真は、フラッシュを焚いています。)

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↑観音堂に向かって登る階段で、早くもムード満点です

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↑真っ暗ではないけれど、かなり暗くてひんやりした感じ

今日は、コース決めのみを行い、あす以降安全管理を含めた検討を行う予定です。

お料理に、肝試し。楽しい企画には、にぎわいがあります。

宮尾 孝三郎

2010年6月15日 (火)

ジビエ料理を味わう会参加者募集

大津市農林水産課鳥獣害対策室では、市内で獲れたシカや収穫された野菜を一流シェフが料理したジビエ料理会を企画しました

日時:7月6日(火)18:30~

会場:ドイツレストラン「ヴュルツブルク」

対象:市内在住または在勤の人

定員:先着40人

参加費:2,000円(ウーロン茶付き。ほかの飲み物代は実費)

申込期間:6月16日(水)~30日(水)に電話で鳥獣害対策室へ 528-2815

ちなみに、3月に職員向けに行われた 2010年3月25日 (木) ジビエ試食会 の様子をみれば、雰囲気が伝わると思います。

私も、早速明日申し込みます

宮尾 孝三郎

2010年3月25日 (木)

ジビエ試食会

本日は、“大津市有害鳥獣被害対策協議会”・“大津市農林水産課”主催、シカ肉試食会が大津市の指定管理施設“ヴュルツブルクハウス”の協力のもと、行われました。

今回は、大津市と滋賀県職員(一部民間事業者観光関係者)のみで試食会を行い、一般のみなさんに安全に恒常的に提供していく為の調査事業とし、今後の課題抽出の資料としてアンケートに協力頂きました。

この企画は、鳥獣害対策事業・個体数調整事業そして猟期の狩猟によって捕獲されたシカをただ処分するのではなく、“お命いただきます”と料理にするということが1つ。そしてジビエ(狩猟料理)といえばドイツ。大津市はドイツ・ヴュルツブルク市と姉妹都市提携の模範的な積み重ねがあり、毎年のように料理人がヴュルツブルクへ修行に出かけるといったこともあり、シカ肉を本場の味で味わっていただける希少な地域であることから、今回の企画になりました。

関連する過去ブログ記事はコチラ↓

2010年2月27日 (土) 猟友会と行政とレストランの協働ジビエ

2010年3月20日 (土) 比叡の森に実のなる木を植えよう

2010年3月21日 (日) 我が家でジビエ

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↑“ジャーマンレストラン・ヴュルツブルク”の看板がお迎えです。

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↑夕暮れ時のヴュルツブルクハウス

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↑一階はいつもどおりの営業。2階がシカ肉試食会会場です。

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↑ということで2階へ上ります。

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↑階段を上って左右に、参加者総数75名が入る会場があります。

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↑大津市有害鳥獣被害対策協議会会長濱﨑元弥氏より挨拶及び趣旨説明

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↑そして試食用の料理が並び始めました。

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↑研究に研究を重ねたシカ肉料理が、続々と運ばれてきます。

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↑コチラに陣取ったグループのみなさんは食べる気満々

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↑で、ペロリであります。

私は、試食されるみなさんのテーブルを回り、感想を伺いましたが、「とても美味しいです。」というお返事ばかりを頂きました

そして、実際に捕獲いただいた猟友会のみなさんにも感想を伺いましたところ「これやったら、絶対大丈夫!こんな美味しいシカ肉料理、初めて食べたわ!」とこれまた嬉しい感想を頂きました。

今回は、第一弾ということで職員や関係者のみの試食となりましたが、次回は5月下旬から6月ごろに、市民のみなさんを対象に第二弾を企画することになりそうです

その際、“広報おおつ”等でご案内いたしますので、ぜひご協力くださいね

こうして、猟友会と行政とレストランの協働ジビエは、“大津市産”で動き出しそうです。

宮尾 孝三郎

2010年3月21日 (日)

我が家でジビエ

黄砂現象も衰退してきた午後3時ごろ、猟友会メンバーの方から『シカ肉いりますか?』と連絡があり、車で片道1時間かけて頂きにまいりました。

今日仕留められたこのシカは、平成21年度のシカの個体数調整事業で3月16日から年度末の3月31日までの間に16頭捕獲せねばならない計画のうちの1頭であります。

※(シカの猟期は11月15日から翌年3月15日まで)

※3月16日から11月14日までは、鳥獣害対策事業・個体数調整事業でニホンジカを捕獲しています。

ということで、今夜の夕食は我が家でジビエです

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↑この部位は、生(なま)で頂けるとのこと・・・

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↑ということで、さしみにして頂くことにしました。にんにく醤油につけて食べてみましたが、臭みもクセもない、素直なお味でありました

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↑こちらは、腿(もも)だそうです。

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↑コチラは、ステーキになりました。塩コショウ、そして赤ワインで大人の味付けです。

昨日は、比叡の森に実のなる木を植えようと1日作業に参加させて頂き、本来野生動物が山で生活していたころの植生に戻す取り組みを学習しましたが、今日は、山に食べ物が不足し人間界の農作物を荒らすという理由で、個体数調整という計画によって捕獲されたシカのいのちを決してムダにしてはいけないという気持ちで、お肉を分けて頂き、調理して家族で頂きました。

滋賀県、大津市そして猟友会等各種団体は、現在この分野に積極的に対処しておられます。

言葉では、表現できないほど考えさせられ、また学びました。

ジビエに関する過去ブログはコチラ↓

2010年2月27日 (土) 猟友会と行政とレストランの協働ジビエ

宮尾 孝三郎

2010年3月20日 (土)

比叡の森に実のなる木を植えよう

本日は、大津地域獣害対策協議会(滋賀県西部・南部森林整備事務所)主催の「比叡の山に実のなる木を植えよう」に猟友会大津支部として参加しました。

活動の目的は『野生動物の生息環境を整備するとともに、人と自然が共生できる多様な森林づくりを広く県民に普及啓発していくために緑の募金事業により比叡山の森林に実のなる広葉樹を植栽する。』というものであります。

今回の植栽場所は、比叡山横川地先の延暦寺有林内であり・・・

その作業は、広葉樹を植栽(クヌギ、コナラ、クリ合計150本を四コ班で)し、ニホンジカによる食害防止対策を行うという内容であります。

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↑まずは、植栽アイテムの紹介を。苗木・幼令樹保護カバー・ポール・専用止め具(2ヶ)・裾止め杭(2本)、そして腐植土をひとすくい

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↑地被物に覆われた状態・・・

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↑表土が出るまで、取り除きます。

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↑地被物を取り除いた傾斜地にクワを入れ、穴を掘ります。

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↑腐植土をひとすくい入れ、苗木を植えます。

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↑斜面上方をクワで崩し、埋めていきます。そして斜面下方にポールを垂直に設置します。

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↑上から、幼令樹保護カバーを被せ、上方を袖折りに5cm折ります。

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↑専用止め具で幼令樹保護カバーをポールに固定します。

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↑ここまでの作業で、こんな感じ

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↑次に、裾がめくれないように、裾止め杭で固定します。

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↑左右とも裾止め杭で固定し、下方からニホンジカに食べられないようにします。22032012

↑完成です。

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↑森のなかにこんな感じ

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↑こんな感じで斜面に植えていきました。

山に、実のなる木が再生すれば、野生動物は山の中で生きていくことができます。

そして、農作物被害が少なくなればと思っています。

主催者の滋賀県の職員さんのほか、大津市産業観光部農林水産課職員の方々も参加されていました。

みな、とてもよい汗をかいて、充実した1日でありました。

宮尾 孝三郎

2010年2月27日 (土)

猟友会と行政とレストランの協働ジビエ

私は、鳥獣害について勉強中の身でありますが、鹿の捕獲をちゃんと「いただきます」としているルートがあります。

大津市皇子が丘3丁目にあるシュマッセナにランチにまいりました。

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↑“シカ肉入りパテ”とあります。

このお店は、高島市に所在する朽木(くつき)猟友会のシカ専用の食肉加工施設から、仕入れられています。

【以下転載開始】--------------------------------------

シカ専用食肉加工施設:獣害駆除と地域振興 「安全でおいしい肉を」--高島 /滋賀

◇朽木猟友会

高島市朽木地区(旧朽木村)の朽木猟友会が県内初のシカ専用の食肉加工施設を同市朽木宮前坊に完成させた。会員が仕留めたシカを持ち込んで加工処理し、レストランなどに提供する仕組みを10日から始める。獣害駆除と地域振興の「一石二鳥」の取り組みで、同会は「安全でおいしい朽木のシカ肉を多くの人に食べてもらいたい」と意気込んでいる。

市農業振興課によると、市内には県内最多の約9300頭のシカが生息。農作物の獣害被害は県全体の6割を占める年間約2800万円に上り、道路で乗用車と衝突する事故も頻発している。

市内で捕獲されるシカは毎年約1000頭で、焼却されたり、地中に埋められてきたが、海外では高タンパク、低カロリーの食肉として人気が高い。市は特産品として観光客らに食べてもらおうと、06年から同会などと協力して需要調査や衛生面を検討、シカ肉料理のレシピ作りに取り組んできた。

加工施設は、空き家だった地元漁協の釣り人用の休憩施設を改築。広さ約110平方メートルで、解体スペースや調理室、保存用の大型冷蔵庫などを備えた。整備費は、市の助成金約380万円を含む約600万円。

良質の肉を確保するため、やせ細ったシカなどは持ち込まないことを取り決め、衛生面に考慮した加工マニュアルも作成した。会員12人が朽木で仕留めたシカを搬入。年間100頭程度の加工を予定し、大津市のレストランなどに卸す予定。

横山滋美会長(63)は「捕獲後、地中に埋めるだけではもったいない。今後は高島名物として売り込みたい」と話している。【近藤修史】

毎日新聞 2008年6月5日 地方版

【転載終わり】---------------------------------------

お店の方によると、このところ雨続きでハンターさんが山に入っていなかったとのことで、今日はシカ肉のパテしか提供できていないが、狩猟できたときには、すぐに新鮮なシカ肉を食べさせてもらえるそう

ちなみに、朽木猟友会の提供するシカ肉は、大津市の管理施設「ヴュルツブルクハウス」でも楽しめます。

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↑ヴュルツブルクハウス

ちなみに、ヴュルツブルクハウスでは三浦料理長が、シュマッセナでは高橋料理長が、ドイツ・ヴュルツブルク市へ料理の修業に何度も行かれてますので、この2つのお店では、ジビエの本場ヨーロッパの素晴らしい料理が楽しめます。

ちなみに大津市内には、朽木猟友会の食肉加工場相当のシカ肉加工場がありませんので、大津市猟友会のみなさんが県や市の要請でいくらシカ等を捕獲しても食肉として流通することはありません。

非常に“もったいない”ことであります。

「いただきます」をして、供養になるとも感じていますので、大津市はなんらかの糸口を見出していただきたいと思っています。

※私は「いただきます」は「お命、いただきます」と思っています。

宮尾 孝三郎

より以前の記事一覧

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