本日は昨日に引き続き、全員協議会。
特別・企業会計当初予算案について、「目」以下の詳細項目についてアウトラインを聴きました。
細部については、総務・教育厚生・生活産業及び施設の各常任委員会での予算審査まで待っていただきたいと思います。
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私は、ブログでいろんな情報を書かせていただいていますが、机の上でパソコンとにらめっこであったり情報公開請求資料を分析したりと、ひょっとしたらいつもデスクワークしているかというような印象があるのかもしれません
大津のまちは、一方通行が多く、私はいつも自転車か50ccバイクで移動をしています。一方通行であっても『二輪は通行可』のところが多く、移動には4輪ではなく二輪が便利です。
ほぼ毎日、情報提供をしていただける方に会いに行ったり、気になるところを写真に記録したりと動き回っておりまして、その調査の蓄積が市議会での質問となったり、質問事項にはならないまでも、日ごろの市執行部のみなさんとのディスカッションの潤いとなったりといった具合に、決して無駄足になることはありません。
ブログでご紹介させていただけることは、そのうちのほんの一部
私の真剣勝負の場はあくまで本会議場あるいは常任委員会であります。大事なネタは本番までとっておきます。
ですから、ブログで物足りない方は、ぜひとも私の過去の議事録を見ていただきたいと思います。
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今日は、議員になってそんなに経っていないころの質問をここにひとつ紹介したいと思います。
【以下掲載開始】-------------------------------------
平成19年 9月定例会-09月10日-13号
◆6番(宮尾孝三郎議員) (登壇、拍手)それでは、通告に従いまして質問いたします。
まず1項目めは、議案第92号であります。
具体的には、駅名改称補正予算についてであります。
大津市内を走るJR湖西線の2駅、西大津駅と雄琴駅が、それぞれ「大津京駅」、「おごと温泉駅」に駅名が改称される予定になっております。本件では、平成19年度予算として2駅で計1億円の予算がつけられ、今回の9月議会の一般会計補正予算内で3,000万円の増額を求められています。
平成15年に、大津市は全国で10番目に古都指定され、古都のまち大津のイメージをアピールするとともに、独自な個性あるまちづくりを目指す方向性を内外に示しました。
さて、駅名改称は、平成16年3月に、請願第1号及び第2号として、大津市議会に採択されたものであり、請願書によりますと、学術、商工、観光面での振興が期待されるとありますが、大津市は駅名改称に伴う、各方面での準備は万端でしょうか。
この間、会派で長岡京市に行ってまいりました。平成7年9月1日、JR神足駅が長岡京駅に駅名を改称。当時で駅名改称に3,000万円ほどの費用がかかったと聞きます。平成9年4月には、JR長岡京駅西口地区市街地再開発事業が都市計画決定され、平成16年から平成17年にかけ、ペデストリアンデッキ、バスロータリー、駐車場などの大幅工事を行い、総合ショッピングモールが完成しております。駅名改称から概ね10年で現在の長岡京駅前は形成されたことになります。
駅舎は長岡京の玄関口、長岡京宮の朱雀門を模した建物をデザインにして、鴟尾を乗せており雰囲気いっぱいであります。観光案内所はJR長岡京駅から出てすぐの建物にあり、初めて訪れた旨を伝えますと、長岡京市観光協会の方がとても親切に解説をしてくれました。
ちなみに、阪急電鉄長岡天神駅の方が中心部らしく、そちらにも観光案内所がありました。そこは交番の跡を観光案内所として再利用されていて、またとても親切に案内いただけました。
また、「わずか10年間の古都長岡京、どうしてここに都が造営され、なぜ平安京へ遷都されたのか、なぞとロマンがいっぱい、竹林の変化を味わいながらめぐってみませんか」という誘いで始まるスタンプラリーなども、観光協会が主催で、昨年実施され、好評だったということですし、レンタサイクルも駅前に準備されていましたので、行動範囲が広がり、環境にやさしい取り組みであると思いました。
また、駅前ペデストリアンデッキ下の広場では、サマーナイトカフェやたそがれコンサートなど、イベントが豊富に企画されていて、駅前が市民の憩いの場になっていることを確認しました。
お尋ねします。駅名改称により、今後より多くの方々に訪れていただけると思いますが、駅名にふさわしい情報発信地として、観光案内所を駅名改称時に同時にオープンできる予定になっているでしょうか。今後、逐次効果的な駅前整備、そして散策路整備など、お考えのことと思いますが、現時点でわかる範囲で結構ですからお教えください。
次に、駅名改称により、商工、観光等の活性化など、市民が渇望する分野で市民の活動がスムーズに行えるように、問題点の洗い出しは行われているでしょうか。
実は、心配なことがあります。東京の秋葉原から茨城県のつくば間で営業している鉄道、つくばエクスプレスは、二つの駅名が、開業前に個人あるいは企業に商標登録されていることが判明し、昨年と今年の新聞をにぎわせております。
まず、みらい平駅ですが、平成18年8月10日付の地元紙常陽新聞によりますと、「みらい平」の名称は、IT技術開発会社がポータルサイトの商品名として使用する目的で、駅名が決まる1年前の平成14年9月に、不動産情報分野で商標登録しました。しかし、当時は不動産会社も県も、商標登録されていることを認知しておらず、「みらい平」の名前をあちこちで使っており、県も平成17年の暮れからうっかり使用していたほどだそうです。
ただ、この会社は今になって権利を主張しても、地域開発に影響が出るおそれがあるとして記者会見を行い、県に商標を無償で譲渡すると発表しましたので、状況は収拾されたようです。
ちなみに、本件の場合、駅名として使用する分には問題ないが、不動産と情報通信分野で使用すると、権利の侵害になると書かれておりました。
もう一つの駅、流山おおたかの森駅についても紹介したいと思います。平成19年8月14日付の産経新聞千葉県版によりますと、「おおたかの森」の名称は、流山市内在住の個人によって商標登録されていることがわかり、登録を知らずに商品を販売していた2業者に、市商工課が販売自粛を要請するとともに、市商工会などに注意喚起を行ったという記事です。
さらに新聞記事を読みますと、「市民の共有財産とも言えるおおたかの森の名称を独占する行為に、市民からは怒りの声が上がっている。市も商標のことは全く考えていなかった。市として今まで気づいていなかったことは申しわけない」と書かれています。
流山市は、つくばエクスプレスの開業前、東武野田線との接続新駅名を「流山中央」としていたそうですが、市のイメージアップにつながる名称にすべきとの市民の意見をもとに、市民による駅名選考委員会を発足させ、平成15年8月に、「流山おおたかの森」の名称がつけられたのだそうです。
商標登録していた男性は、ハムやチーズ、和洋菓子、清涼飲料、酒類の分野で、おおたかの森の商標登録を、平成15年11月に出願。平成16年7月に特許庁に認められていました。この結果、この分野での商品名に「おおたかの森」等の名称をつけるには、この男性の許可が必要となります。市には、市内業者が製造、販売する食品の一部を、ふるさと産品として推奨する制度があり、既に平成18年7月に、清酒流山おおたかの森と、まんじゅうおおたかの森が指定済みでしたので、市は、直ちにこの二品の販売業者に対し、販売自粛を要請したとあります。
また、当面の間は、市主催のイベントなどで、地場産品を販売する際、当該商品の陳列を見合わせる方針を示したとあります。
ちなみに、商標登録とは、商品名や会社名、ロゴなどを独占的に使えるように、商標法、昭和34年に制定された法律でありますけれども、この商標法に基づいて、特許庁により登録することであります。認められた場合に登録商標といいます。登録により、商標使用者は10年間の権利、つまり商標権を持ち、他社が同一もしくは類似する商標を使用することを排除できるものであります。また、10年ごとに登録を更新することができます。ですから、10年ごとに更新していれば権利は続くというものであります。
お尋ねします。西大津駅については、「大津京駅」という駅名に変わることにより、つくばエクスプレスの例でお話ししたような事例発生が考えられますが、「大津京」という商標登録状況について、おわかりの範囲でお教えください。
県内のある市では、市の所有する国宝を商標登録し、ルールの上で使用する取り組みをされていますが、大津市は、商標登録について、そのような取り組みの予定があるのかどうか、お教えください。
さて、2月の定例会会議録によりますと、答弁に立たれた山極建設部長は、このように発言されています。「予算計上に当たりましては、本市とJRの負担すべき内容の案分の概算の数値や、また近年の駅名改称に係る他都市での負担の事例等を参考にしながら、一駅5,000万円、二駅で計約1億円を計上させていただいたものであります。なお、今後ともできる限り、本市の負担が軽減をされますよう、JR西日本と鋭意協議を進めてまいりたいと考えております」と発言され、予算が可決されたのは記憶の新しいところです。
その1億円の内訳について、本日、看板、運賃表などで8,000万円、改札や券売機に5,000万円と、一部の内訳をお話しされましたが、それは検討段階であり、流動的な部分であると私は推察をいたしました。本来ならば詳細な金額が決定した段階で補正予算を計上するのが妥当だと思います。それでは4月の駅名改称に間に合わないというのであれば、税金の使い道を市民の方々に対して明確にしていくということを軽視されていると考えられても仕方がありません。
また、担当所管によれば、できる限り本市の負担が軽減されるよう折衝中ということでありましたが、その3,000万円という補正金額を計上していることの根拠はどこにあるのでしょうか、見解を求め、この項の質問を終わります。
◎山極裕一 建設部長 (登壇)宮尾孝三郎議員の御質問にお答え申し上げます。
まず1点目の、今後の取り組みに関する御質問でございますが、先の北林議員にも申し上げましたとおり、駅名改称事業につきましては、現在まだJR西日本と協議中の段階であり、手続上は最終的な確定には至っていない状況でございます。
したがいまして、現在ではまだ駅名改称に係る具体的な整備計画はございませんが、来年度に向けまして、庁内の観光や文化振興、あるいは歴史文化財などの関係部局が連携をする中で、請願者である地元の意見も踏まえながら、実現した場合、まず何から優先に取り組んでいくのか、駅名改称の効果を促す、ハード、ソフトを含めた各種施策や諸事業の計画づくりを進めてまいりたいと考えております。
次に、2点目の商標登録に関する御質問でございますが、調査をいたしましたところ、現在、「大津京」の商標登録は、昭和58年から平成16年までの間に、漬物、あるいは菓子及び不動産等の商業分野において、既に3件が登録をされているということを確認をいたしております。この商標登録につきましては、御指摘のように、企業等が自主的に商業行為の一環として、業務分野を限定をし、商品と役務サービスの権利を保護するものであります。
したがいまして、今回の駅名改称事業に関して、本市としてその名称を商標登録する考えは一切ございませんし、また、こうした任意の商業活動にまで介入して調整することは極めて困難であると考えております。
最後に、補正予算の根拠についてでありますが、先に北林議員に申し上げましたとおり、当初、予算要求の段階では、本市の負担金額が確定していなかったことから、他都市の事例を参考に、一駅5,000万円、二駅で1億円を計上させていただいたものであります。
その後、JR西日本と協議を進める中で、今年度、当初から常に早期の額の提示を求めておりましたが、8月上旬に初めて本市の負担金として、ハード的経費として8,000万円、ソフト的経費として約5,000万円、合計1億3,000万円が概算経費として示されたものであります。
また、同時期は折しも9月補正の予算確定のタイムリミットでもございまして、JR西日本との負担金の交渉のいとまもなく、しかも9月下旬には、同社との協定も控えているという状況でございます。やむなく示されました概算経費に不足する3,000万円を、今回9月補正で計上をさせていただいているものであります。
なお、この1億3,000万円につきましては、現在、確定金額ではなく、JR西日本と協議中でございますので、さらに軽減をされますよう、また可能性もございますので、今後も鋭意、JRと協議を進めてまいりたいと考えております。
以上、答弁といたします。
◆6番(宮尾孝三郎議員) 答弁いただきましてありがとうございます。
予算の方で若干、再問いたします。
観光案内所の設置や散策路整備について、いま一度お尋ねいたします。新駅名になるときに、新聞やテレビのニュースになり、周知にそんなに時間がかからないと思うんです。
4月1日に駅名改称されたら、テレビでオンエアーされたり、新聞で発表されて、次の週末にどんなところか見に行ってみようというふうに思っていただいた多くの方に来ていただいても、そのときにはまだ観光案内所も散策路整備等もできていないようでは、大津市民憲章、そちらにございますが、「あたたかい気持ちで旅の人をむかえましょう」とあるのにも関わらず、大津市に訪れた方にマイナスのイメージを与えてしまうのではないでしょうか。本気で駅名改称を推進する気持ちがあるのであれば、このような基本的な部分に、まず力を入れるのが当然なのではないでしょうか。
本気で駅名改称をして、観光に力を入れる気持ちがないと疑われても仕方がない。多額の税金を使って、一方的な部分の整備計画もなく、市民活動をする皆さんとの協議を重ねという一言で逃げてはいませんか。税金の使い方について真剣に考えていただきたいと思うのであります。
商標登録につきましては、今、三つの類について、30類、32類、36類について既に御提示いただきましたが、その商標登録というのは、前回1億円決まった段階ではまだ知らなかったというふうに認識しておりますが、いつ認識されたのか伺います。
また、予算についてであります。1億円の予算の細部が今になっても交渉中ということで明らかにできず、その上、補正予算を計上というのが理解できないのであります。
私たち大津市議会議員は、33万人市民の代表でここにいると認識しております。市民の負託に応えるために研究し、調査をし、質問しているのであります。それをなかなか市民の目には届かない部分での交渉のためと、1億円の詳細な予算も明らかにならないまま、補正予算などいかがなものかと思うのであります。今、この場で明らかにできないようでは、何のための議案なのでしょうか。「足りるかどうかわからないから、とりあえず3,000万円いただいてていいですか」というような状況に、市民の代表のわれわれが、「はい、どうぞ」と口が裂けても言えないのであります。
いま一度質問いたします。1億円の内訳、西大津駅は特急雷鳥が停車する関係で、雄琴駅よりもお金がかかると聞いておりますが、駅ごとの内訳をお聞かせください。そのように詳細を提示した上で、幾ら足りないという議論になると思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
◎山極裕一 建設部長 宮尾議員の再問にお答えを申し上げます。
まず、観光案内所の整備及び散策路の整備についての御質問でございますが、先ほども申し上げましたように、まだ確定の段階ではないと。やはり一番は、この名称改称をしっかり、それが実現するということをまず見届けるのがわれわれは大事やと、こういうように考えております、今の段階では。
それと、観光案内所の件でございますが、先ほど御紹介をいただきました、いわゆる長岡京市、このあたりはどちらかいいますと、いわゆる元神足駅ということで、いわゆる駅の正面というか玄関に当たる駅でもありますし、ましてやいわゆる再開発事業の中で、いわゆる駅舎のこういう名称改称も取り組んでおられたと、こういうように理解をいたしております。
したがいまして、先ほど申されましたように10年、いわゆるそういう格好でいろんな整備が係ってきているということでございますので、今すぐにいわゆる名称改称を同時に、こういう部分が整備をしなければならないという御発言かもしれませんが、やはりその名称改正の効果が実現した場合に、どの程度の利用客があるのか。このあたりもやはり見定める必要があると思いますので、このあたりにつきましては、先ほど申し上げましたように、一度、いわゆる請願者の趣旨も踏まえ、あるいは庁内の関係課も踏まえ、何から優先的に取り組んでいくのか、まずはこの計画づくりを優先をしたいと、こういうふうに考えております。
続きまして、商標登録をいつ頃知ったかという問題でございますが、これにつきましては、8月のちょっと定かではございませんが、8月の初めか、あるいは中旬にかけてだと、こういうように考えております。
それと、1億円の根拠がわからないというので、わからんままでどうして補正予算に上げたのかということでございますが、まず1点、先に申し上げておきますが、各駅ごとの内訳といいますのは、なかなかいわゆる全部いろいろとつながっております経費がございますので、例えばソフト経費の電算の経費とか、なかなかその部分というのは分けにくいというのもございますので、今現在、そのあたりを案分すれば、いわゆる西大津駅と雄琴駅がどういうように分かれるのか、これ今、JRに頼んでおります。
ただ、ちなみに今の申し上げました8,000万円、5,000万円、いわゆるハードとソフトの明細のみを、主なものを申し上げます。
まずハード経費8,000万円の内訳でございますが、運賃表、特にこれにつきましては100㎞圏内ということで、駅の数からいいますと約250絡むということでございますが、そこに595カ所、いわゆる運賃表を変更するということでございます。この経費が約3,600万円。
続きまして駅の掲示板、いわゆる駅の看板でございます。この分につきましては、京都駅の部分も含めまして約2,700万円。駅の数につきましては、関係が約7駅ということで、この分が2,700万円でございます。
それと車両の中、いわゆる列車の中の路線図でございますが、この部分が約500万円ということで、あと諸経費を入れまして約8,000万円というような内訳になってございます。
一方、ソフト経費5,000万円の内訳でございますが、まず一つは運行管理システム、いわゆる列車を電算システムで運行しておりますが、これらのいわゆるシステム変更の経費、これが約1,900万円。
それともう一つは、駅アナウンスシステムのいわゆる変更の経費ですが、これが約2,420万円。
それともう一つは券の販売機、いわゆる券売機でございますが、これのシステム変更が約540万円。それ以外の諸経費を入れまして約5,000万円というように聞いております。
ただ、これは第1次のいわゆる概算経費を示された状態でございますので、今現在、この中でいわゆるJRとの間で負担金をできるだけ減額いただくような調整をさせていただくと。改めまして2駅の内訳はまた後日、御報告を申し上げたいと思います。
以上であります。
◆6番(宮尾孝三郎議員) 詳細に内訳をお示しいただきましてありがとうございます。
最後に、再問として、これは議案92号予算についてでありますので、地方財政法により質問をさせていただきます。
地方財政法の予算の編成第3条には、「地方公共団体は、法令の定めるところに従い、かつ、合理的な基準によりその経費を算定し、これを予算に計上しなければならない」とありますけれども、これに抵触しないのかなというところであります。9月末の協定を優先するのか、地方自治の財政のあり方を優先するのか、そこについていま一度質問をいたします。
◎山極裕一 建設部長 大変いろいろ、基本の財政論の部分を今、御質問いただいたわけでありますが、先ほども申し上げましたように、一番理想は、議員お述べのように、精算に近い額で要求するのが予算は理想であろうと思います。
ただ、今回はいわゆるそのことが、大津市のみのいわゆる裁量の中でできればいいんですが、いわゆる相手方との交渉の中で、相手方との今後の作業の進め方の中で進めなければならないと、こういう事情もございます。
先ほど申し上げました9月の末には協定を結ばねばならないということと、かついわゆる値下げを交渉するいとまがなかったというのが今回の理由でございますので、この場合につきましては、あくまでそれを今回、9月の補正を計上しなければ、いわゆるJRとの名称改称につきましては進まないと、実現しないということになってくるわけでございますので、今回の分についてはやむを得ないとわれわれは考えております。
以上であります。
平成19年 9月定例会-09月20日-16号
◆6番(宮尾孝三郎議員) (登壇、拍手)議長の発言許可をいただきましたので、会派清正会を代表しまして、議案第92号 平成19年度大津市一般会計補正予算(第1号)について、反対討論を行います。
先般、「大津京」という名称が既に商標登録されていることに関し、質疑をさせていただきましたが、特許庁商標課地域団体商標推進室に私が照会した内容と照らし合わせても、納得のいく答弁ではありませんでした。今回の駅名改称が、商標登録されている特定の事業者の経済活動、また市民活動並びに不特定多数の事業者の経済活動にどのような影響を及ぼすのかが検証されていません。このままで平成16年2月26日付で市民から駅名改称の請願を受けた、学術、商工、観光面での振興という請願の目的は達せられるのでしょうか。
商標登録出願については、昭和54年1月12日に、漬物、つくだ煮といった指定商品に関するもの、昭和60年2月8日に、菓子、パンといった指定商品に関するもの、平成16年2月25日に、土地建物の管理、売買など、不動産全般といった指定役務に関する計3件が、この四半世紀の間に特許庁に出願されており、それぞれが登録商標として日本国内において現在も有効であります。
この事実を本市が知ったのは、8月初旬から中旬にかけてのこと。そのことについて、市として策を講ずる予定のないことを答弁いただきました。
一般的に、ある特定の名称を商標登録した場合、商標権者は独占的に使用できる権利があり、同一の、もしくは類似する名称を使う場合、商標権者の許可が必要となります。許可なく使用した場合、商標権侵害とみなされます。
また、JRの駅名改称に関する発表が昨日ありました。先ほど、市長の発言趣旨にもありましたように、現在審議中であります。市民からの駅名改称の請願を受け、大津市は昨日までの間、JRとの協議を粛々と進めてこられ、その実務には一定の評価をするものでありますが、商標登録についてどのような影響が地域に波及するか、検討されていない今の状態での税の支出に反対という趣旨を御理解いただき、御賛同いただきますようお願い申し上げます。(拍手)
【掲載終わり】----------------------------------------
ということで、この質問は平成19年9月に行っておりまして、駅名が『大津京』になって3年が経過しようとしていますが、駅名改称の効果は感じられない状況が続いています。
宮尾 孝三郎
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