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2011年2月 1日 (火)

平成23年1月大津市議会臨時会について02

昨日にひきつづき、1月31日の臨時会の話です。

宮尾は、予算に対し質疑を行いましたので、そのテープ起こしを掲載いたします。

230128

【以下テープ起こし掲載開始】-----------------------------

◆13番宮尾孝三郎議員

それでは、議案第1号平成22年度大津市一般会計補正予算(第5号)のうち、子宮頸がん予防ワクチン等接種について一問一答により質疑を行います。

これら3種のワクチンのうち、子宮頸がん予防ワクチンについては、科学的な検証が果たして終わっているのだろうかと不安に思っていますので、さっそく伺いたいと思います。

子宮頸がんは、性交経験のない女性には発病しないといわれています。

また、女性から男性よりも、男性から女性へ伝播しやすいといわれています。男性由来とするならば、男性を詳しく調べ、その伝播、感染のしくみを明らかにすべきと考えますが、子宮頸がんを発症するといわれているヒトパピローマウイルスの伝播感染メカニズムについて、本市の説明を求めます。

事後、質問席にておこないます。

◎茂呂健康保険部長

宮尾孝三郎議員のご質問についてお答えをいたします。

ヒトパピローマウイルスは、ひとの皮膚や粘膜に存在するごくありふれたウイルスで100種類以上あり、このうち発がん性を有する高リスク型は約15種類あるとされております。このウイルスは性交渉により感染が伝播し、男女共に感染するものの、多くの場合自然に体内から排除されるため、通常は健康被害に至ることはありません。

しかし、子宮頸部に到達したウイルスはそこにとどまり、長期間感染した場合、細胞に異常を生じる前がん病変の状態を経て、ほとんどの子宮頸がんが引き起こされるとされております。

以上でございます。

◆宮尾孝三郎議員

ひとつ、いまの質問の確認をさせていただきます。

いま、答弁で皮膚そして粘膜に感染するということでしたけれども、ワクチンを実際に販売されるところの会社のホームページなんですが、「子宮頸がんって性病なの?」という質問で「結論を申し上げますと子宮頸がんは性病ではありません。子宮頸がんの原因である発がん性HPVは、皮膚や皮膚粘膜によって感染するウイルスです。」というふうに書かれています。

ひとつ、確認なんですけれどもこのHPVというのは、性行為を行わなくとも感染する可能性があるものなのかどうなのか、教えていただきたいと思います。

◎茂呂健康保険部長

再度の質問にお答えいたします。

子宮頸がんは性感染症ということと理解をしております。ただ、性行為以外にでも感染する可能性があるか否かということであります。それはございまして、例えば口腔がん、それから肛門がんとか、それから生殖器のがんとかいうところにもみられます。

以上でございます。

◆宮尾孝三郎議員

それではつぎの質問にうつります。つぎに、ワクチンの予防効果について伺います。

子宮頸がんワクチンは、最初に接種してから6か月で3回の接種をすることとしていますが、この接種によりどれだけの予防効果が実証されているのか、伺います。

◎茂呂健康保険部長

ご質問にお答えいたします。

子宮頸がんワクチンの予防効果について国の厚生科学審議会感染症分科会予防接種部会に提出された資料及び同部会の見解を踏まえてお答え申し上げます。

このワクチンは、日本人の子宮頸がんの原因であります発がん性ヒトパピローマウイルスの50%から70%の感染を防止し、また、海外のデータではウイルスに感染していない女性に接種をしてから、約6年後の時点でウイルス16型及び18型の持続感染やそれによる前がん病変に対して100%の予防効果があることが報告されております。ただし、海外でワクチンの接種が開始されたのが2006年であり、また、ウイルス感染から一定の年月を経てがんの発症に至りますことから、子宮頸がんの患者や死亡者の減少については今後継続的な調査・検証が行われることと相成ります。

これらを踏まえ、平成22年10月6日、冒頭申し上げた予防接種部会が国に意見書を提出いたしましたが、その骨子はWHOがすべての地域において接種を行うよう勧告を行っており、先進諸国で実施されていること、さらに感染そのものを予防するワクチンの有効性と安全性が高いこと等でございました。これを受けて国は、子宮頸がんワクチン接種の促進を図ることを決定され、今回の事業化となったものであります。

以上でございます。

◆宮尾孝三郎議員

この件につきまして再問をさせていただきます。

今回、一回目を打つわけですが、その予防効果の持続についてどれくらいかというところが明確には答弁はなかった。国の部会の見解というところでのはっきりしたところがなかなか伝わってこないのですけれども、今回のワクチンなんですけれどもこの効能効果に関する接種上の注意を読みますと「本剤の予防効果の持続期間は確立していない。」と書かれているんです。では、今回打って、次はいつ打てばいいのかというビジョンは、いったいどのように伝え聞いているのか、そのあたり分かれば教えていただきたいと思います。

◎茂呂健康保険部長

このワクチンなんですが、海外で二百数十万人が3回接種をしているという実績はございます。ただ、申し上げましたとおりまだ接種を開始されてから日は浅いということでございまして、5年間は少なくとも有効であるということが、かなり大半の認識でございます。で、その5年間につきましては、実績で100%感染を防御しているということは分かっておりますが、じゃあ何年まで有効なのか、ということについては現在はまだ理論値でありますが、20年ぐらいは持つというような見解も出されております。ただ、まだこれは実証というには、至っておりません。

以上でございます。

◆宮尾孝三郎議員

それでは、次の質問にうつります。つぎに、ワクチンの有効性について伺います。

今回輸入され、日本国内で使用されるワクチンはHPV16・18型に有効とのことでありますが、東アジア地域ではHPV 52・58型が比較的多いといわれています。日本人にも多いとされているHPV 52・58型に今回のワクチンは有効なのか、伺います。

◎茂呂健康保険部長

ご質問にお答えいたします。

国の予防接種部会に提出された資料にもウイルスの型別分布の調査結果がございまして、議員ただいまご指摘のとおり、アジア地域では52型が4%、58型が6%と、他の地域に比べますと高い分布比率が報告をされております。

しかし、日本においては、16型及び18型の合計の割合が50%から70%と報告により幅がありますものの、この二つのウイルスが大半を占めております。

今回のワクチンは、現在わが国で薬事法の承認を受けている唯一のワクチンであり、大半を占めます16型及び18型の感染を予防する効果が明らかにされておりますが、これら以外の型のウイルスに対する有効性は確認されておりません。いずれにしましても、ワクチン接種によりすべての子宮頸がんを予防することは出来ず、また、すでに感染したウイルスを排除したり、ましてや子宮頸がんを治したりすることは不可能であります。そのため、ワクチン接種後も子宮頸がん検診を欠かさず受け、早期発見に努めることがきわめて重要であり、本市として今後、市民に対し十分な情報提供と啓発に努めてまいります。

以上でございます。

◆宮尾孝三郎議員

いま、答弁いただきましたけれども、国によって実は高危険型に分類されるHPVの型が異なる可能性があるという文献もあります。日本人にとって危険型というHPVを見極めるためには、さらなる日本独自の研究も必要であるという風な文献もありますし、またその動向を追っていただければありがたいなという風に思います。

次の質問にうつります。つぎに、子宮頸がん予防ワクチンの接種対象者に対する教育について伺います。

学校教育現場では、現在どのような教育を考えておられるのか、お聞かせください。

◎澤村教育長

ご質問にお答えいたします。

学校教育現場におきましては、子宮頸がん予防ワクチンの接種対象者である中学一年生から3年生の女子に対して保健所からの依頼を受けて「予防接種のお知らせ」と「子宮頸がん予防Q&A」のリーフレットを配布し、生徒や保護者に情報提供をしてまいります。

以上でございます。

◆宮尾孝三郎議員

それでは、つぎの質問にうつります。つぎは、予防接種事故について伺います。

子宮頸がんワクチンは、筋肉注射で、その痛みにより失神する女性が報告されていると伺っていますが、そのワクチン接種によって学校を休まなければならなくなった場合、それは予防接種事故に含まれるのか、伺います。

◎茂呂健康保険部長

ご質問にお答えいたします。

一般的に予防接種には、接種部位の痛みや腫れを始めとして肢体の身体的な副反応が見られます。これらのうち特に重症の場合、すなわち予防接種を原因として身体障害を生じたり死亡に至るような場合は、予防接種事故と位置づけをしております。議員お尋ねのワクチン接種によって学校を休まざるを得なくなったケースについて、国が示す副反応報告基準に該当する場合は、予防接種後の副反応報告の対象となりますし、また、万にひとつ障害が残るなど重症になりましたケースは医師の判断により予防接種事故として取扱うこととなっております。

以上でございます。

◆宮尾孝三郎議員

つぎの質問です。予防接種事故が、先ほどは限定した場合について聞きましたけれども、一般的に発生した場合の本市の対応について、伺います。

◎茂呂健康保険部長

予防接種事故と判断される場合につきましては、大津市予防接種事故災害補償要綱に基づき、本市が補償を行うものであります。

以上でございます。

◆宮尾孝三郎議員

次の質問にうつります。つぎに、公費負担率について伺います。

この予防接種は法律上の努力義務ではないことから、任意接種としています。そして、国は公費カバー率9割という基準を示していますが、国の公費カバー率9割の考え方を、わかりやすく説明ください。

◎茂呂健康保険部長

ご質問にお答えいたします。

国の公費カバー率を9割とする考え方は、今回のワクチン接種事業の接種に当たって、実費徴収を可能とします予防接種法の考え方を踏まえ、国及び市町村の費用負担を9割とする制度設計上の原則であります。同時に国は、この費用分担について市町村の実情に応じて柔軟に運用することが可能であるとしていることから、残る1割については、市民あるいは市町村の負担となるものと解しております。すなわち公費9割カバーは地方の主体性を尊重しつつ国の負担限度を示す緩やかな基準であると理解をしております。

以上でございます。

◆宮尾孝三郎議員

いま、ご答弁いただきまして、実費徴収の考え方っていうところを伺ったんですけれども、それではですね、次の質問にうつります。

本市は全額公費負担にしようとされていますが、その基本的な考え方をお聞かせください。

◎茂呂健康保険部長

ご質問にお答えいたします。

本市におきましては、国の考え方を踏まえ、多数の市町村と同じく全額公費負担によりこの事業を実施したいと考えております。もちろん、財政状況の厳しい折から、市民の皆様にも応分の負担についてご理解いただくことも重要でありますが、このワクチン接種に関しましては、かねてより公費助成について市民からの請願や医師会等の要望、さらには議員のご意見等、多数いただいてまいりました。

また、既に国においては、子宮頸がん、ヒブ、小児肺炎球菌の3つのワクチンについて予防接種法上の定期接種化に向けた検討が始められております。

本市としては、これらを踏まえ、子どもと女性の命を守るため、対象となるすべての方に漏れなく接種を受けていただけるよう、これら3つのワクチンについて全額公費負担により実施をしたいと考えておりますのでご理解のほどよろしくお願いを申し上げます。

以上でございます。

◆宮尾孝三郎議員

いま、もれなくということでしたけれども、これは任意接種でありますし、この任意接種というのは実費徴収という部分が実は考え方としては大事なのではないかなあというふうに思います。

例えば1割として1500円とすれば、市民のみなさんは、このワクチンのコストは実は一万五千円かかってるんだ、3回打つと四万五千円なんだって言うことが、気づきとして現れるわけなんですね。それを全部数字を見えなくしてしまうとですね、一体このワクチンに、国にそして県で、そして市でどれくらいのコストがかかっているんだというのが非常に見えにくくなりますので、そこは、議決によってですね、はっきりするところかなと思います。

最後の質問にまいります。

子宮頸がん予防ワクチン等接種広報について伺います。

今回、この件については議決事項ということで、いままさに質疑を行っているところでありますが、1月24日現在で、大津市ホームページに「無料で接種を受けていただくことができます。」と記述がありました。

当該議決事項を議決前に希望的観測として公表したことについて、本市の見解を求めます。

◎茂呂健康保険部長

ご質問にお答えいたします。

今回のワクチン接種事業につきましては、先ほど申し上げたとおり市民の関心が極めて高く、実施時期や費用助成について多数の問い合わせをいただいております。

また、平成22年10月、国が無料接種を予定していると報道がなされたことから、事業開始まで接種を待ちたいがスタートはいつか、というような切実なお尋ねが殺到をいたしました。加えて医療機関への予約が集中する等の混乱を回避する必要もあり、国の緊急事業をいかに早く市民にお知らせするかが私どもの大きな課題でありました。

こうした中、平成22年11月市議会において市長が平成23年2月1日から全額公費助成により事業実施する考えである旨をお答え申し上げたところでございます。

議員ご指摘のホームページにつきましては、広報おおつ2月1日号の配布時期が1月24日でありましたことから、その時期に合わせて事業のお知らせを掲載いたしました。その際、議決をいただいた後に実施する旨の但し書きを漏らしておりました点につきましては、ここにお詫びを申し上げます。

2日後の1月26日、掲載内容の修正を行いました。ちなみにこの事業は議会をはじめ市民や関係団体等の貴重なご意見や積極的な取組みによりここまで進んでまいったものと認識をしております。

以上でございます。

◆宮尾孝三郎議員

以上で質疑を終わります。

【テープ起こし掲載終わり】-------------------------------

そして、議決前の討論です。

【以下掲載開始】---------------------------------------

◆13番宮尾孝三郎議員

それでは、会派清正会を代表して、ただいま行われました委員長報告に賛成の立場で討論を行います。

先ほど、この本会議場で、議案第1号平成22年度大津市一般会計補正予算(第5号)のうち、疑問点、つまり子宮頸がんワクチン等接種について伺ったわけでありますが、子宮頸がんワクチン等接種の国の見解を本市が代わって説明いただいたことにより、一定の知識が得られました。

この予防接種は、あくまで任意でありますから、今日の答弁をワクチン接種を希望される方の判断材料ともしていただきたいですし、このワクチン等にかかる費用面でのコストなどを含め、広く市民のみなさんに広報いただけることを期待し、討論とします。

【掲載終わり】------------------------------------------

ここまで、読んでいただきありがとうございます。

さて、1月30日の朝刊折込をご覧いただけましたでしょうか?

清正会通信が、入っていたと思います。

230201001_2 そこに、会派主催の市政報告会の開催について案内を掲載させていただきました。

おひとりでも、お仲間とでも、お待ちしております!

宮尾 孝三郎

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コメント

完読!疲れました!!テープお越しご苦労様でした、市政報告会は両日とも都合が悪く残念ながら行けません、次回にします。

畠中さん、完読ありがとうございましたhappy01

市政報告会について、了解しました。

今後ともよろしくお願いいたします。

宮尾孝三郎

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