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2011年1月 1日 (土)

議員立候補予定者と有権者のみなさまへ3

新年になりまして最初のブログ記事は、昨年末から始まったシリーズの第3回目になります。

今日、初めてお読みの方は、下記ブログ記事をあわせてお読みいただければと思います。

2010年12月29日 (水) “選挙”

2010年12月30日 (木) 議員立候補予定者と有権者のみなさまへ1

2010年12月31日 (金) 議員立候補予定者と有権者のみなさまへ2

さて、昨日「事務」という言葉を使いましたが、今日はこのあたりを勉強してまいりましょう。

大津市長(市役所)の議決機関である大津市議会は、大津市の行う事務について知る必要があります。

大津市が行う事務には大きく分けて(単純に示します)

・法定受託事務

・自治事務

とニ別(二つにわける)ことができます。

「法定受託事務」とは、本来、国や県が行う事務ですが、それを全国各市で国や県が直接行うのは、とっても効率が悪いですよね。ですから、本来は国や県の行う事務を、市がその出先機関となって行う事務のことをいいます。

法定受託事務は法令で特に定めたものであり、国や県の権力的関与がありますので、大津市の自由度が低い事務といえます。

「自治事務」とは、法定受託事務以外の事務であります。

自治事務は、市の裁量の範疇で行う事務ですから、市長がご自分の選挙で掲げたマニフェストを実現させたいと考えたとき、大津市独自の(他市にはない)事務が行えるという自由度があります。

昨日、事務事業評価について、目を通してほしい旨を記述しましたが、事務事業評価されている事務は自治事務です。

大津市の場合、法定受託事務は一切事務事業評価を行っていません。

議員を志す方々には、このように大津市が行う事務には大きく分けて2つの種類がありますよ、とお伝えしたかったのであります。

そして、ご自分の選挙の公約を掲げられる場合、主に法定受託事務以外の事務について言及していただければ、結構かと思います。

また、当然市民生活を行っていて、現在行政が行っていない分野について問題認識をもたれているのであれば、胸を張って掲げていただければ結構かと思います。

有権者のみなさんへ

議員は、市民みなさまの声を届ける重要なお仕事です。

「市民感覚で」とか「主婦感覚で」とおっしゃる議員の方々がおられますが、けっしてその感覚のみで、任務が全うできるものではありません。

職員の方々とさまざまなことで審議する場合、職員さんはその道のプロでありますから、難しい行政用語を日常会話のようにお使いになられます。

その言葉の意味はもちろん、審議している事柄の法的背景や経緯、予算の状況などを総合的に理解していなくては、職員さんと議員の議論はかみ合いません。

ですから、議員になられる方には、そのあたりの勉強が必要なのです。

私は、事前に議員になるための勉強を全くせずに、宣車(選挙カー)で、そして駅立ちして、一般的な選挙戦のみを意識して、名前を覚えてもらって議員になったものですから、それこそ当選させていただいてから最初の議会の平成19年6月定例会までの間は、不安でしょうがありませんでした。案の定、当選直後の5月に勉強会が行われましたが、チンプンカンプンweep

わたしのようなことに、出馬を検討されている方々が陥らないように、失敗を糧として僭越ながらアドバイスさせていただいております。

このような思いがあって、このような少々難しい連載を行っていることを理解していただければ幸いです。

宮尾 孝三郎

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