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2010年12月29日 (水)

“選挙”

本日、NHKBSで「NHK33か国共同制作『民主主義』~世界10人の監督が描く10の疑問~『あなたにとっての民主主義とは?』」をみていました。

非常に考えさせられる番組でした。

とくに、番組最後の“日本”については『選挙』を取り上げており、そのあらすじは「川崎市議会市議補欠選挙、という極めてミニチュアな選挙の候補者密着実録。日本の選挙における、候補と政党と選挙民の原初的な関係が見える観察映画。小泉内閣時で、「落下傘候補」として立候補した候補者が主人公。」

というものです。

見ていて、「こんな選挙で選ばれる議員が、本当に民主主義の議会活動を行うことができるのだろうか?」と感じました。

しかし、今から約4年前の自分の選挙のときも、彼とそんなに違ったことをしていなかったわけで・・・weep

このドキュメンタリーのアウトラインをお話しますと・・・

選挙カーのことをこの業界では“宣車(せんしゃ)”と呼びますが、宣車に乗って、ひたすら候補者名を連呼するわけです。

そして、車を止めて街頭演説するわけですが、二元代表制を理解していない候補者は「小泉改革を止めてはいけません。私は小泉自民党と一緒に戦います。」と市政に関するお話をしませんweep

また、報道記者に「あなたの政策は?」と聴かれると「行財政改革。これは市政全般ですね、それから私の政策としては、子育て支援と安心安全なまちづくりです。」といった内容を答えられていました。

そして、記者に「具体的には?」と聴かれると、しどろもどろになってしまう・・・weep

私の4年前もこんな感じだったと思います。私の場合、選挙が終わり、当選をさせていただいてから、その状況を大いに反省し、既存の会派のお世話になることをせず、新人同士、谷祐治議員と会派清正会(しんせいかい)を組織し、市長与党だとか、保守・革新であるとか、二元代表制には関係ない概念の影響を受けないところで、2人でそれこそ猛勉強させていただき、活動を今日までさせていただいております。

おかげで、現在では2人会派が、4人会派となり(現在の構成:山本哲平幹事長、小松明美副幹事長、谷祐治幹事、そしてわたし)、交渉会派にもなったことで、議会運営委員会にも参画することができ、自身の会派のみで修正案を提出することも(最低4人の提案者が必要)できるようになりました。

有権者の皆さんには「議員になってから勉強だなんて・・・!」と、お叱りを受けそうですが、今日のドキュメンタリーにあるように、宣車では候補者名を連呼、街頭演説では、議会の権限でない首長の執行権の範囲を自身の公約として話していたり、国の議院内閣制と地方の二元代表制の違いもわからないまま国政選挙の政党のはなしを有権者にしてみたりと、どこの地方選挙でも似たり寄ったりだったのではないでしょうか?

議員になるのに試験もなく、「宣車の声で、名前を覚えたから。」「握手をしてもらったから。」「頼まれたから。」「組織で応援しているから。」とか、こんな感じで投票となり、当落が決まるわけです。

議員候補者がどれだけ資質があるのかなんて、新人である限り、本人ですらわからないというのが実情です。

ということで、明日からは、このあたりの事情をもう少し掘り下げて、有権者のみなさんにお話ししていこうと思います。

宮尾 孝三郎

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