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2010年11月12日 (金)

第12回犯罪被害者支援フォーラム2010

本日は、まず午前中に大津市民病院における複数の不祥事について報告があるとのことで、教育厚生常任委員会が行われ、我が会派清正会(しんせいかい)から山本哲平議員が委員として出席され、私と谷祐治議員は傍聴させていただいておりました。

報告事項・・・市民病院における不祥事について

ということで、「職員の談合事件について」と「職員の窃盗事件について」という2種類の資料が配布され、担当者より読みながらの説明がありました。

詳しくは、山本議員のブログをご参照いただければと思います。

さて、当該委員会が終わってすぐに市政情報課に向かい、ある情報公開の開示を受け、その足で、本日のブログタイトルにある「第12回犯罪被害者支援フォーラム2010」に参加のためJRに乗って“栗東芸術文化会館「さきら」”に向かい、開会時間を少し遅刻し、ご案内いただいた席に着きました。

講演は「オウム事件の経験をふまえて今考える事」という演題で、講師は松本サリン事件で真犯人が発覚するまで犯人と疑われてしまった河野義行さん。

お話のうち、印象に残ったところを若干記述しておきます。

「犯罪に遭ったとして、自分が犯罪被害者かどうか、誰が決めると思いますか?それは、警察が決めるのです。警察が『疑わしい』と考えている間は、犯罪被害者であっても加害者扱いされることがあるのです。」

そして、実際のご自分の体験をお話しされます。

「平成6年6月27日20時すぎ、いつものように仕事から帰宅し食事を取ったあとテレビを見ておりました。23時ちょっと前、飼っていた犬が口から泡を吹き苦しみだしました。いったいなんだ!と思っているうちに犬は死んでしまいました。そのあと妻、長女そして私とおかしくなっていきます・・・」

河野さんは、調子が悪くなるとまずけいれん、吐き気そして瞳孔の縮瞳が起こったといいます。目をつぶると現実なのか違うのかわからないくらいリアルな幻覚をみる。それが有機リン系化合物に曝露したときの典型的な症状だそうです。

ですから、警察に第一通報者として認知された河野さんは、警察から聞き取りに応じるように言われてもほとんど対応ができなかった。それが警察に「被害者ではなく疑わしい人物」として認知されてしまいます。

その他、数点で警察に「疑わしい」と印象をもたれ、報道は“容疑者”扱いとなっていきます。

被害者は、第三者の判断や憶測により事実と異なる「疑わしい人物」として扱われることが少なくないといいます。

さて、第2部は会場にお越しの皆さんの質問状を中心に質疑応答形式のインタビューとなりました。

22111201

↑インタビュアーの十倉良一氏(京都新聞社論説委員長)と河野義行さん

ここでのやりとりの一部を紹介したいと思います。

Q近年加熱するマスコミ報道について、河野さんはどのように感じていますか?

A犯罪をジャッジするのは裁判所ですが、マスコミがバッシングすることによって社会制裁を受けるということがありますが、原理原則に立ち返っていただきたいと思います。

Q河野さんは、今日の講演でオウムについてなにもおっしゃいませんでしたが、オウムについてどのようにお考えですか?

オウム真理教は解散しています。いまはアレフひかりの輪という形で宗教活動しています。それは信教の自由の保障の範囲内の活動であります。

違法行為を行った信者は、その罪に見合った罰を受ける、違法行為に手を染めなかった一般信者になんら責めをうけることはありません。原理原則に従えばよいのです。

また、刑期を終えて出所した人が「罪人」として社会で制裁を受け続けることが少なくないが、それは世の中の成熟度合いが低いと感じています。社会の在り方が原理原則に適っていないと思います。

Q実行犯たちに厳罰を望まないのですか?

A人を恨み続ける・・・そんな人生が幸せですか?

Qなぜ穏やかで居続けられるのですか?

A今日一日を納得して、一日一日を大事に生きています。心の中で納得すればよいのです。心の位置を上げればよいのではないでしょうか?

どんなにひどいことを言われても、されても「許してあげる」と自分の心が相手より高い位置にあれば、心は納得します。

「許してあげる」という心、それが生きるのに楽ですよね。

すさまじく困難な状況を体験された方の、超越したお話であります。私は河野さんにとても大きななにかを感じました。

「犯罪の被害に遭った人が、身近にいるかも知れない」といった気持になって、犯罪被害者援について今後も学習し、支援の形が公的なシステムを伴う安定したものとなるよう、微力ではありますが努力をしてまいりたいと考えています。

宮尾 孝三郎

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