議員定数検討特別委員会開催
本日、議員定数検討特別委員会が午前10時より開催されまして、我が会派清正会(しんせいかい)からは、谷祐治議員が当該委員として出席され、私は終始傍聴しておりました。
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この検討特別委員会が設置されるまでの経緯については、京都新聞の記事がわかりやすいです。
【以下転載開始)--------------------------------------
京都新聞
大津市議会の議会活性化検討委員会が20日開かれ、現在40の議員定数について、出席した6会派中4会派の代表が、定数削減を進めるべきとの方向性を示した。目片信市長が定数削減案を提案して議会側が否決した6月定例市議会とは一転、定数削減に向けた議論が進みそうだ。
議会活性化検討委は、議会運営委員会の諮問機関で、両委員会は同じメンバーで構成している。
検討委で定数削減に賛成したのは「湖誠会」「市民ネット21」「公明党市議団」「大志会」の4会派。「市民ネット」の間宮文徳委員は定数38、「公明党市議団」の藤井重美委員は同36を提案した。
定数40の現状維持を主張したのは「共産党市議団」「清正会」の2会派。「清正会」の山本哲平委員は「人口減の都市が定数を削減しており、人口増が続く大津にはなじまない」などとした。
また、検討委は議員定数について専門に審議する特別委員会の新設を議会運営委員会に求めることを決めた。
市議会では、目片市長が議員定数を4減らして36とする条例改正案を6月定例市議会に提案。公明党市議団など8人の賛成少数で否決された。
【 2010年07月21日 09時05分 】
【転載終わり】---------------------------------------
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さて、今日の特別委員会の様子ですが、湖誠会、市民ネット、公明党、大志会は38名が適当という判断をされました。
共産党は、現数40名を維持という判断をされ、我が会派清正会は、我が会派が提案する条件をクリアできるのであれば検討の余地あり、としました。
その条件とは、議会・議員の役割を市民にもっと理解いただくための努力が必要であり、具体的には、議会報告会を議会で開催することを求め、また、政策立案能力向上のため、議会事務局の法務・財務能力の向上、具体的には法務・財務の職員を議会に置くというものでした。
たとえば、法務能力向上が実現すれば、議員提案条例が可能となります。その際、議会基本条例をまず制定することであるとしました。
※議員提案条例とは・・・地方自治法は、予算を除いて「普通地方公共団体の議員は、議会の議決すべき事件につき、議案を提出することができる」と定める。提案するには、定数の12分の1以上の議員の賛成が必要。政策条例とは市民の暮らしに直接かかわる内容のものを指し、議員の報酬や定数、議会運営など制度面の条例と区別される。
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結論は本日も見出すことはできませんでしたが、次回までに「なぜ議員定数を減らすのか、あるいは現数のままなのか」という部分の理由を宿題とすることになりました。
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傍聴者の感想としましては、「『ボールは市長側にある』といった感じの議論である」
ディフェンスに慣れていない議会側の葛藤を感じました。
また、人口統計を見ればわかることですが、今回の議員定数削減検討という考え方は、人口が減少している自治体において検討あるいは実施されているものであり、本市のように今後も人口が増え続ける(最低10年は)都市の場合は、なじまないものと考えています。
しかし、議員の働きが悪いと市民の皆様が感じていらっしゃることも確かですし、次の選挙では、納得のいく議員を選んでいただきたいと思います。
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