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2010年6月28日 (月)

一般質問「市営葬儀について」

私は、6月9日に質問に立ちましたが、今日はそのうちのひとつ「市営葬儀について」という質問及び答弁についてテープ起こしを紹介したいと思います。

なお、同日の質問「国際交流について」をご覧になりたい方は、こちらをクリック↓してみてください。

2010年6月 9日 (水) 質問2日目

【以下、テープ起こし掲載開始】--------------------------

◆13番(宮尾孝三郎議員)

つぎの項目の質問に移ります。

「市営葬儀について」であります。

この質問では、公文書部分公開により入手した情報を含みますが、大津市情報公開条例第7条第2号アおよび、第7条第3号に該当するものを含まず、同条例第4条による適正な使用に努めるものであります。

この件につきましては、平成22年4月28日に行われた市営葬儀に係る協力店と本市との協議録の引用から始めたいと思います。その会議録によりますと、市民部長より、つぎの発言が冒頭にあったと記されています。

「1 指定管理者制度導入に関し、6月定例会に条例改正議案を提出するとの方向で進めるとしていたが、提出(上程)はおこなわない。2 市長から、市民、学識経験者等による葬儀事業のあり方、方向性を検討する委員会を設置するよう指示を受けた。」

この内容に近い説明が、平成22年度の生活産業常任委員会勉強会で同委員会委員に伝えられ、また、各会派にも伝えられたものと思いますが、わが会派に説明された内容では、さらに「10名程度で組織する当該委員会を7月に立ち上げ、全くの白紙、ゼロベースで検討する。」とのことでありました。

ここで、市営葬儀に関する方向性の推移を平成19年度から振り返ってみたいと思います。

まず、葬儀事業に関する平成19年度事務事業評価シートでは、今後の方向性について「現状のまま継続」としていましたが、平成20年度事務事業評価シートでは「見直しの上で継続」とし、「指定管理者制度導入も視野に入れる。」と、ここで指定管理者制度について言及されています。平成21年度事務事業評価シートでは「指定管理者制度導入に向けての事務を遂行する。」と表現が強くなっています。

つぎに、大津聖苑管理運営事業に関する平成19年度事務事業評価シートでは、今後の方向性について「現状のまま継続」とし「人生終焉の場として福祉的要素も含まれるこの事業は、原則直営で継続することが、人間の尊厳を守り、市民サービスの充実に資すると考えられる。」と記述されていましたが、平成20年度事務事業評価シートでは「見直しの上で継続」とし、「人生終焉の場として福祉的要素も含まれる事業であり、直営で行っているが、今後指定管理者制度の導入も考えられる」となり、平成21年度事務事業評価シートでは「今後は指定管理者制度の導入に向けて事務を遂行する。」と表現が強くなっています。これは、志賀聖苑管理運営事業も同様の内容となっておりました。

また、平成21年6月12日におこなわれた生活産業常任委員会での葬儀事務所長による事業の説明中、「当面する問題と懸案事項ですが、市営葬儀を指定管理者制度にと考えておりまして、平成22年4月1日導入に向けて、今事務手続をしているところでございます。」とあります。

この本会議場でも、平成20年12月定例会で遺影の質問を谷議員がされた際の答弁で、初めて「指定管理者制度導入に向け検討」と言及され、事後この市営葬儀の指定管理者制度導入に関する質問が、平成21年11月、そして平成22年2月定例会で取り上げられたわけでありますが、その答弁は、「平成23年度より指定管理者制度を導入し、水準の高い民間事業者のノウハウを幅広く活用しながら、さらなる市民サービスの向上と管理運営の効率化を目指し、その運営に当たってまいりたいと考えております。」というものでありました。

さらに、平成22年2月に策定された「新大津市行政改革プラン」中、「指定管理者制度の積極的な導入」のページを見ますと、導入検討施設として「斎場・葬儀ホール」の記載が確認できます。

これだけを見ますと、あたかも内部的に精査された結論で、指定管理者制度を導入するというように印象付けられますが、冒頭申しましたように、私は、市営葬儀について「指定管理者制度導入という思考に至る経緯がわかる会議録等資料一式」を平成18年度から請求日である平成22年4月30日までの期間分を請求し、また、協力店制度や委託契約など民間委託している部分の、民間との協議録等資料一式、その中には、相手方から提示された資料を含むこととしましたが、そのような請求を行い、その公文書部分公開決定は平成22年5月20日になされたわけであります。

その開示された資料をみて私は、驚きました。指定管理者制度導入検討に関する資料は、たったの3枚しかなかったからであります。

平成21年6月25日に葬儀事務所と都市経営室が話し合ったとする要点筆記と、平成21年8月18日に葬儀事務所と総務課と都市経営室が話し合ったとする、これも要点筆記、もう一枚は、新行政改革プランに載せるための事務的な表のみの2次調査票、これらたった3枚だったためです。これでは、本市の方針である指定管理者制度導入という思考に至る経緯は、全くわかりません。

私は、市政情報課室内で葬儀事務所サイドに対し「これしか資料がないということは、非公開の資料があるということですか?それとも、本当にこれしか資料がないということですか?」と尋ねましたところ、「本当にこれしか資料がないということです。」という回答でありました。

ここで伺います。

①まず、平成18年度から今日に至るまでの、指定管理者制度導入という思考に至る経緯のわかる資料が、なぜこれだけしかないのかを、お聞かせ下さい。

②また、その経緯を、今お話いただけるのであればお聞かせいただきたいですが、見解を伺います。

③そして、平成22年4月28日に行われた市営葬儀に係る協力店と本市との協議録にある「指定管理者制度導入に関し、6月定例会に条例改正議案を提出する」という当初の方針について、いつ誰により、誰に向かって発せられたものか、お教えいただきたいと思います。

④そして、葬儀事業のあり方、方向性を検討する委員会を7月に立ち上げ、全くの白紙、ゼロベースで検討するという方針に至った経緯をお聞かせいただきたいと思います。

◎増田智子市民部長 答弁

所管事項について、お答えいたします。

市営葬儀にかかります指定管理者制度の導入及び当初の方針並びに葬儀事業のあり方検討委員会の設置についてでございますが、市営葬儀事業は昭和26年の業務開始以来、半世紀以上にわたりまして、市民福祉の立場から、低廉・安心・信頼できる葬儀を提供することに努めますとともに、県内唯一の公営葬儀として、時代のニーズに応えるようサービスの充実を図ってまいりました。

一方で事業を取り巻く社会情勢は、近年大きく変化しております。参入する民間事業者の増加、住宅事情や葬儀に関する考え方の変化等もございまして、葬儀ホールでの葬儀が増加、自宅葬が減少する傾向が顕著となっております。

指定管理者制度の導入検討の経緯・方針について、でございますが、葬儀ホールを建設するにあたりまして、施設の管理運営方法について、直営・指定管理者制度・一部業務委託の検討を行いましたが、最終的には直営で開設いたしました。

一方、平成18年度から21年度を取り組み期間といたします大津市の行政改革プランに基づきまして、公の施設については市民サービスの向上、あるいは経費節減を目指し、積極的に指定管理者制度の導入を検討していくこととしております。

そういった中で葬儀ホール・大津聖苑・志賀聖苑、この3施設につきまして、庁内関係課との協議、あるいは他都市の事例調査を行いまして制度導入に向けた準備を進めておりました。

③平成21年の11月及び平成22年2月市議会におきまして、平成23年4月から同制度を導入する旨ご答弁申し上げましたことから、今年度当初は制度導入に向けました基本的なスケジュールであります、導入前年度の6月市議会での条例改正を方針としていたものでございます。

④しかしながら、冒頭に申し上げましたように、事業を取りまく社会情勢は大きく変化しておりますことから、制度導入を先送りし、改めて事業の現状と課題、自宅葬やホール葬などの葬儀サービスや施設の運営方法等を整理したうえで、望ましい葬儀事業のあり方を検討していく必要があると判断いたしまして、原点に立ち返り、葬儀事業のあり方検討委員会を設置することといたしました。

以上、私からの答弁といたします。

【テープ起こし掲載終わり】-----------------------------

ということで、事業をとりまく情勢に懸念があるということでした。

そして、改めて現状の課題について、目を背けずしっかりと認識し、原点に立ち返ることが重要と認識されたのであります。

この覚悟をされた現体制に敬意を表します。

そうして本日、市営葬儀を担当する生活産業常任委員会が午前10時に開催され、執行部より委員に対してこれまでの調査結果やこれからの方針の説明が、また15時には本市執行部から市政記者に対し、同じく調査結果やこれからの方針の説明がなされたのであります。

宮尾 孝三郎

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