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2010年5月27日 (木)

児童憲章

今日は、私が今年度PTA会長を務めさせていただいている、小学校のPTA総会でありました。

今年の2月に新年度役員が決まり、そこから今日に至るまで、総会を目指しての様々な準備作業・調査が行われてきましたが、PTAのお世話側(執行部側)役員になられたみなさんの熱意と高い実務能力により、総会が不安なく迎えられたことに、感謝ですcoldsweats01

さて、「PTAってなにする団体?」という疑問は、私も持ち続けていたものですから、会場に集まられたPTA会員のみなさんに、そんな素朴な疑問に応えられるように、総会挨拶では、次のようなことをお話させて頂きました。

【以下掲載開始】--------------------------------------

(~前略~)さて、「PTAとは、なんでしょう」という疑問、だれしも頭をよぎる瞬間があったと思いますが、私もそんなひとりでありました。

そこで、長等小学校PTA会則をみましたところ、第2条、目的及び事業につぎのように書いてあります。
「本会は、保護者と教師が、ともに子どもの幸福の実現を目指して、互いに研鑽しながら児童憲章の主旨に基づき、子どもの健全なる育成につとめる。
よりよき父母、よりよき教師として、その成果を家庭教育並びに学校教育の上に反映して、より豊かな明るい社会環境を醸成し、子どもの幸せを図ることを目的とし、それに必要な事業を行う。」

また、この条文内に“児童憲章の主旨に基づき”とありますが、児童憲章もこの際、紹介したいと思います。

児童憲章は、昭和26年5月5日に制定され、一定の公的規範としての性格を有するものです。

児童憲章

昭和二十六年五月五日

われらは、日本国憲法の精神にしたがい、児童に対する正しい観念を確立し、すべての児童の幸福をはかるために、この憲章を定める。とあり

児童は、人として尊ばれる。

児童は、社会の一員として重んぜられる。

児童は、よい環境の中で育てられる。

という、3つの基本綱領(こうりょう)から始まり、つぎに12条からなる本文へと続きます。制定された時期が、太平洋戦争にわが国が敗戦して間もない戦後の混乱期であり、まだ、連合国軍の占領下におかれていた状況での憲章でありますから、古めかしい表現の箇所もありますが、以下、読んでみます。

一 すべての児童は、心身ともに健やかにうまれ、育てられ、その生活を保証される。

二 すべての児童は、家庭で、正しい愛情と知識と技術をもって育てられ、家庭に恵まれない児童には、これにかわる環境が与えられる。

三 すべての児童は、適当な栄養と住居と被服が与えられ、また、疾病と災害からまもられる。

四 すべての児童は、個性と能力に応じて教育され、社会の一員としての責任を自主的に果たすように、みちびかれる。

五 すべての児童は、自然を愛し、科学と芸術を尊ぶように、みちびかれ、また、道徳的心情がつちかわれる。

六 すべての児童は、就学のみちを確保され、また、十分に整った教育の施設を用意される。

七 すべての児童は、職業指導を受ける機会が与えられる。

八 すべての児童は、その労働において、心身の発育が阻害されず、教育を受ける機会が失われず、また、児童としての生活がさまたげられないように、十分に保護される。

九 すべての児童は、よい遊び場と文化財を用意され、悪い環境からまもられる。

十 すべての児童は、虐待・酷使・放任その他不当な取扱からまもられる。あやまちをおかした児童は、適切に保護指導される。

十一 すべての児童は、身体が不自由な場合、または精神の機能が不充分な場合に、適切な治療と教育と保護が与えられる。

十二 すべての児童は、愛とまことによって結ばれ、よい国民として人類の平和と文化に貢献するように、みちびかれる。

ということで、子どもたちの人権について記載されています。

我々保護者は家庭における教育において、そして先生方は学校教育の上において、この児童憲章の主旨に基づき、それぞれに協力して、子どもの幸せにつながることを考え、時代にふさわしい社会環境を醸成していく、それがPTAであるという風に読み解くことが出来ますが、みなさんがそれぞれに感じ・考える部分が当然あると思いますし、それぞれの思いを大切にしていただいて、活動に積極的にご参加いただければと思っています。

さて、前置きが長くなりましたが、小学校においては、平成23年度から“新教育課程”の完全実施となり、本年はその移行期の最後の年であります。
この移行にともなう、先生方の準備や研鑽の仕上げの年ともなると思いますので、それぞれに担う役割をしっかり果たし、ペアレントとティーチャーがともに力を発揮できるよう、シンプルな運営を旨として、活動してまいりたいと考えております。

最後に、誰もが参加できるPTA活動を目指して、総会資料表紙にありますように「おもいっきりPTA」といった感じで、肩の力を抜いて、明るく健康的に、しかし本旨から逸脱することなく、進めてまいりたいと思っておりますので、皆さんのご協力をよろしくお願いいたします。

ありがとうございました。

【掲載終わり】----------------------------------------

このような、お話をさせていただき、あとで数名の方に感想を頂きましたが、「児童憲章は、よい内容だったし、親として知っておくべきだと思うので、PTA総会資料に掲載したほうがよいのではないでしょうか?」というものでした。

ご理解をいただけたようで、とてもありがたいアドバイスでありましたhappy01

知らずにルーチンで活動するよりも、知っていたほうが目的意識をもちやすい。何事にも共通する事項です。

とはいえ、知りすぎると、身動きがとれなくなるかも?↓

2010年1月24日 (日) 平成21年度第50回大津市PTA大会

宮尾 孝三郎

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