« わが国の社会経済情勢見通し | トップページ | 予算の議決科目は「款」と「項」 »

2010年3月 8日 (月)

平成22年度当初予算にかかる総務常任委員会

本日から、当初予算に関する各常任委員会が始まりました。

今日は、私が所属する総務常任委員会

政策調整部、総務部、消防局所管の予算状況を、予算書の款・項の範囲において、質疑を行いました。

私が気にしているのは、財源不足に対応するために積み立てる財政調整基金の状況。

「大津市財政調整基金の設置、管理及び処分に関する条例」によりますと、その積立額は「第2条 毎年度基金として積み立てる額は、その年度の予算で定める額とする。」とあります。そのインフォメーションがありませんでしたので、さまざまな質問を行いましたところ、理解が進みました。

他市の例で、「財政調整基金の額は標準財政規模の10%を基準とする。」といった目安的な文言がありますが、大津市の場合を伺いましたところ、そのような基準は設けていないとのことでありました。

平成22年度の標準財政規模の見積りは580億円~600円規模であるとのことですから、他市の10%基準ということになりますと、60億円くらいの財政調整基金が妥当ということになりますが、「本市の場合、厳しい財政状況が続いてきたことから財政調整基金は残りわずか」という気になるインフォメーションがあったことから、平成22年度当初の財政調整期金額をうかがいました。

基金のトータルでは91億円あるとのことでありますが、そのうち財政調整基金は2月補正もあって12億~13億円の間になるとのこと。

ここで、一番気になる質問を行いました。

「競輪は、今年6月の宮杯が状況次第では分岐点という表現を、大津市の見解として公の場で発表されていますが、万が一、競輪の終息に向けた財政調整を行うとすれば、どのような手法になりますでしょうか?」

かなり、答えにくい質問だったと思います。しかし、少々のやり取りのあと「競輪の終息が万が一、最優先事項となれば、歳入では基金の活用、歳出では一定の歯止めをし、場合によっては執行停止となる事業が現出する。」と言った意味合いの答弁を頂きました。

財政調整基金に戻りましょう。

地方財政法第4条の4に規定する場合に限り、基金の全部または一部を処分することが出来ますので、12億円程度あるということが確認できたことは、ひとつの安心材料でありました。

また、歳出に一定の歯止めをし、一部の事業を執行停止にすれば、10億~20億円の財源が確保できるのではないかと考えています。

----------------------------------------------------

参考:地方財政法第4条の4

(積立金の処分)

第4条の4 積立金は、次の各号の一に掲げる場合に限り、これを処分することができる。

1.経済事情の著しい変動等により財源か著しく不足する場合において当該不足額をうめるための財源に充てるとき。

2.災害により生じた経費の財源又は災害により生じた減収をうめるための財源に充てるとき。

3.緊急に実施することが必要となつた大規模な土木その他の建設事業の経費その他必要やむを得ない理由により生じた経費の財源に充てるとき。

4.長期にわたる財源の育成のためにする財産の取得等のための経費の財源に充てるとき。

5.償還期限を繰り上げて行なう地方債の償還の財源に充てるとき。

----------------------------------------------------

ということで、平成22年度の課題を確認した総務常任委員会でありました。

明日は、教育厚生常任委員会が開催されます。

宮尾 孝三郎

« わが国の社会経済情勢見通し | トップページ | 予算の議決科目は「款」と「項」 »

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« わが国の社会経済情勢見通し | トップページ | 予算の議決科目は「款」と「項」 »

2018年10月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      
フォト
無料ブログはココログ