堺市行政視察
本日は、2010年1月26日 (火) 事前偵察にありますように、大阪府堺市へ行政視察にまいりました。
調査事項は「着地型観光施策について」
まず、“着地型旅行”という言葉でありますが、目的地に旅行者が自ら集合し目的地で解散する旅行であります。
“着地型旅行”に対義する語は“発地型旅行”でありますが、出発地に所在する旅行業者が企画するパック旅行のことを指すとのことであります。
これまで堺市は、1500年を超える歴史・文化産業等の魅力を有するにもかかわらず、観光地としての発信がなされていませんでした。
これは、戦災や工業地帯造成等により、その歴史・文化等が見えにくくなっていて、それゆえ観光関連産業が十分に発達せず、観光を楽しむ環境が整っていなかったことが原因でありました。
堺市は平成18年4月に政令指定都市になりますが、知名度、都市イメージの向上、地域の活性化が課題でありました。
その政令指定都市になる1年前の平成17年4月には、まず市長公室に観光部を設置します。
そして平成18年9月には「堺市文化観光再生戦略プラン」を策定し、歴史文化資源を有効活用した観光振興施策のあり方を提示します。
その「堺市文化観光再生戦略プラン」の骨組みは
中心テーマ:「堺の歴史文化」
[古代]仁徳陵古墳など百舌鳥古墳群
[中世]国際交易により栄えた南蛮文化、茶の湯文化
[近世]打刃物等の伝統産業
[近代]進取の気風に富み他都市に先駆けた文明開化
基本戦略:二大戦略拠点の整備
旧市街地・中世自由都市エリア
仁徳陵古墳・大仙公園周辺エリア
具体的な観光施策
集客観光地としての魅力創造
受入態勢・ホスピタリティの充実
情報発信・PR活動
等、明確であり、この計画に基づいて逐次実現されていきます。
↑堺市産業振興局観光部観光企画課と堺市議会事務局のみなさん。お忙しい中充実した内容でご教授頂きまして、ありがとうございました![]()
上記に示した「堺市文化観光再生戦略プラン」を策定したのち、平成19年4月には、“観光部”を市長公室から産業振興局に移しておられます。
堺市の観光は、一般的な物見遊山的な観光では、ニーズが合いませんので、次の「施策の方向性」を示されました。
観光ガイドによる解説・・・観光ボランティアガイドがきめ細やかな解説をおこなう
観光案内の充実・・・様々な媒体による観光客への情報提供
体験型観光の推進・・・堺の歴史文化を体験可能とするしくみづくり
このような基本情報を元に、さまざまなお話を頂き、質疑応答というよりやさしい雰囲気のディスカッションを予定時間いっぱいさせて頂きました![]()
ブログ上では、これ以上詳しいことを書いても、読む方に気の毒でありますから、興味のある方は、上記基本情報を元に堺の着地型観光に出かけられてはいかがでしょうか?私は堺eco観光に大きな可能性を見出しておりますので、また家族と出かけたいと思っております![]()
【メガソーラーと堺eco観光のコラボレーションは、環境学習に最適でありましょう。「堺の路面電車はメガソーラーの電力で走行しております」とか「堺の自転車はメガソーラーの電力で製作しております」とか、具体的に結びつけば素晴らしいですね
】
最後に、大津市の観光施策についてもすでに「大津市観光交流計画基本計画」が策定済みであり(平成21年3月)、現在は当該計画に基づくアクションプランを策定中であります。大津市は、多様性ゆえこれまでも焦点がイマイチ定まらず、京都観光の宿泊地と化している感もありましたが、着地型観光という発想で、活かせる計画となっていけばと思っております。
宮尾 孝三郎



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