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2010年1月21日 (木)

これが政治か!?

本日、途中からでありますが、第174回通常国会衆議院予算委員会をBS2で見ていました。

柴山昌彦委員(自民)の発言途中から、小里泰弘委員(自民)が質問し終わるまでを見ていたわけでありますが、今回、この予算委員会で審議されるべき案件は、平成21年度第2次補正予算案と平成22年度当初予算案であります。

私が見た自由民主党・改革クラブの2委員の質疑は、案件の審議ではなくマスコミ等で報じられた記事を元にした疑惑追求でありました。

マスコミが報じた内容を「神の声」と信じ「マスコミがこのように真実を報じております。」ならまだしも「マスコミがこう報じているのは、事実であります。」と論じていました。つまり、マスコミが真偽定かでない報道をしていたとしてもそれは問題ではなく、マスコミが疑惑であると報じた事実がある、と言っているのであります。

恐れ多くも国会でこのような質疑をされるのは、非常に危ないレベルであると感じました。

一定の事実を、自らの所属する政党が徹底して調査を行い、確信を握った上で、相手方の発言のブレを、言質をとろうという作戦でありましたら賞賛に値しますが、マスコミが発信した真偽定かでない情報を元に質問を作成されお訪ねしているわけです。マスコミは、時に誤認することもあるわけであります。万が一、マスコミが誤認していたことを正しいことと信じ発言されることがあるのであれば、それは、議員の資質が問われます。

国民は「政治とカネ」の様々な問題で政権交代を望み、結果民主党等が政権を握ったのであります。

しかし、鳩山由紀夫内閣総理大臣や民主党小沢一郎幹事長の政治資金収支報告書虚偽記載問題が現出し、もう国民は政治に辟易としているのであります。

野党となった自由民主党は、マスコミにより報じられた内容によって国会論戦を行うのではなく、その長年の政権政党として培われた調査能力によって、自らが確信した疑念に基づいて論戦を繰り広げ、それが結果として報道される、といった安心感ある質疑を期待します。

ちなみに、今回の質疑のなかで唯一評価できるのは、質問者が予算委員会委員長に対し、疑念に関する資料の請求を行ったことであります。委員長は「後刻、理事会で協議いたします。」と資料請求に対し、誠意ある態度を見せました。

国民は、このような正式な手続きの中で出てきた資料によりジャッジするのであります。

理事会で、疑念を向けられた事件に対する資料提出を可とする前向きな議論を期待します。

最後に、委員会委員及び傍聴議員の態度についてであります。委員及び傍聴議員のヤジは、情けなく思います。発言内容が相手方に聞こえないくらいの騒然とした状況を、政府はよしとしているのでありましょうか?

17時に散会したあと、委員席前列で終始ヤジを飛ばしていた委員に対し、首相以下閣僚が笑顔で片を叩きながら握手している様子は、「審議妨害してくれて感謝している。助かったよ!」という風に見えました。

大津市議会と国会を比べることはできませんが、ヤジは品位を貶める行為であるという自覚ある人が議員になるべきと思います。

宮尾 孝三郎

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