北朝鮮が整備を進める電磁パルス兵器
本日も、昨日に引き続き第174回通常国会衆議院予算委員会をBS2で見ていました。
午前の後段に登壇された小池百合子委員(自民)は、安全保障に関する興味深い質疑をされていましたが、中でも興味深いのが、北朝鮮の保有する大陸間弾道ミサイルの脅威についてであります。
私は、これまでから北朝鮮はEMP(電磁パルス)攻撃を考え、ミサイルを整備してきたのではないかとお話してきました。(2009年3月21日 (土) 北朝鮮ミサイル発射の目的は?をご参照ください)
そして、本日の小池百合子委員は、電磁パルス兵器についての質疑を行ったわけであります。
↑小池百合子委員の資料(BS2予算委員会中継より)
実は、この脅威が深刻なのであります。電子機器に頼り切った現代生活の中で、万が一核爆発を高高度で行われたならば、生活は一挙に停滞します。軍事も金融もすべてが停滞する可能性があるのであります。
小池百合子委員は、日本の経済において相当なダメージを受けることを述べておられましたが、小池氏の資料にあるとおり、その射程はアラスカ上空にすでに到達しております。
日本だけを狙っているのではなく、私は、米ロの軍事力の無力化をも視野に入れた巧妙な整備と感じております。
北澤防衛相は小池百合子委員に対する答弁で、「平成22年度当初予算案(PDFファイルです。重いです
)において、宇宙関連事業及びサイバー攻撃対処等への取組について、統合幕僚監部において研究する。」旨を示されました。
↑この部分に電磁パルス兵器対処の研究が含まれるとおっしゃったのだろうと思います。
↑サイバー空間防衛隊(仮称)の編制イメージ(案)
しかし、これは(サイバー空間防衛隊の守備範囲)あくまで電子機器が正常に働いている場合に、“起きる可能性の高い攻撃”に対する対応でありまして、小池百合子委員が質疑された電磁パルス兵器とは、サイバー空間そのものを不全にするものでありますから、答弁としてあれでよかったのか?と疑問を持ちました。
小池百合子委員は、“今そこにある危機”について敏感に反応し、予算委員会の場で予算のあり方について言及されたわけであり、そのクオリティーは非常に高いものと感じました。






http://richardkoshimizu.at.webry.info/201001/article_35.html
投稿: | 2010年1月31日 (日) 15時49分
どなたか、リチャードコシミズさんの動画をリンク頂きましてありがとうございます
さまざまな意見があって、よいことだと思います。
ただ、私は自衛隊でMOS(自衛隊内での免許のようなもの)教育を受けた中で、少なくとも16年前に電磁パルスについて学習しました。
小池百合子氏を始め、様々な方が「新しい脅威」と感じておられるようですが、私が学習した資料(教範等)は昭和の時代のものがベースでありまして、NBC事態対処では、電磁パルスは当然考慮すべき事項とされております。
私は、今みなさんがこのような軍事的なことに興味をもって下さるのは非常にありがたいと思っておりますが、軍事に関しては職務上知りえた事実を他の者に洩らしてはならないというきまりもありますのでなかなか正しい情報が広がらないのも事実です。
私も、リチャードコシミズ氏が発信するような情報からも、学習してまいりたいと思っております。
リンク、ありがとうございました。
投稿: 宮尾 孝三郎 | 2010年1月31日 (日) 17時59分