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2009年12月23日 (水)

占領政策浸透は成功し・・・しかし現在に至る

終戦後、占領軍は大津にも駐屯したわけですが、尾花川付近にCICが配置されていたことをご存知でしょうか?

211224cic001

↑図説 大津の歴史 下巻 より〔写真解説:滋賀地区CIC本部 CIC(対敵諜報部隊が正しい訳だが、当時は「民間情報部」と訳されていた)は、GHQの特務機関CIS(民間情報局)管下の地方組織。日系2世が多く、語学力や容貌の類似を生かして情報収集にあたった。滋賀本部は、尾花川の民家に置かれた。(竹中弘家蔵)〕

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CIC(Counter Intelligence Corps)は、「対敵諜報部隊」と訳され、その任務は

戦時にあっては、敵の諜報活動を探知し、反撃してこれを水泡に帰せしめ、一方、味方陣営内に潜入したスパイ、隊内不満分子などのサボタージュ、破壊活動、反乱・反逆の陰謀を調査する。

戦闘が終わって敵地を占領したる後は、占領政策浸透、現地の民情などの調査がその目的となる。

日本占領の場合、CICが最初にやった仕事は、A級戦争犯罪人(平和ニ対スル罪)の指定と逮捕であった。

(公文書 マッカーサー報告 より)

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現在の大津市役所付近にさまざまな占領軍施設が配置されましたが、その占領軍相手の商売が地域の戦後の生業となっていきます。

その米兵と地域住民との接点のなかに、日系米兵(見た目は日本人)が紛れ込み、占領政策浸透工作や民情調査を行っていたという記録が残っています。

このような話は、地元の方に伺っても、ほとんどご存じないのでありました。CICによる占領政策浸透工作や民情調査は、日本人に気づかれず、かなり巧妙になされていたのか、人々の記憶が薄れ後世に伝わっていないのかは定かでありませんが、重要視すべき歴史の一ページであります。

宮尾 孝三郎

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