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2009年12月27日 (日)

なぜ、自衛隊は存在するのか2

昨日の続きであります。

最初から読みたい方はコチラから↓

2009年12月26日 (土) なぜ、自衛隊は存在するのか1

マッカーサーが当初、思い描いた「極東のスイスたれ」という日本の中立化構想は、昭和24年10月の中華人民共和国の成立により、“非武装日本”から“自己防衛を否定するものではない”という解釈変更が余儀なくされたわけでありますが、特に昭和25年2月に中国がソ連と結んだ「中ソ友好同盟相互援助条約」(調印後30年の期限付き)の条文が、日本と米国をはっきり敵視した内容(例:日本あるいは日本と結ぶ国が、ソ連または中華人民共和国と戦争になった場合、両国は軍事援助を含む全力で相互に支援しあう。)となっていたことで、ワシントン政府やマッカーサーが大いに刺激を受けました。

そして、同年6月25日、突如朝鮮戦争が勃発したのであります。

ここから、自衛隊の発足に関する話になりますが、マッカーサーは同年7月8日、日本政府に対し、従来の12万5000人の警察隊に加え、7万5000人の警察予備隊と8000人の海上保安予備隊の増員を命じました。

しかし、これらの計画は、マッカーサーが命じる前の少なくとも8ヶ月前に、マッカーサー、ウィロビー参謀二部長(G2)、そして吉田首相との間で了解に達していたことが、参謀二部公安課長(G2)であったブリアム大佐の証言で明らかになっています。

211227

↑チャールズ・ウィロビー参謀二部長(G2)

要するに、朝鮮戦争の“落とし子”といわれた警察予備隊は、事前に準備され、日本政府と調整された後に誕生したことになります。

(参考文献:日本人の100年)

戦争は、十分に計画された後に開戦するものであり、“勃発”(突然に起こること)は作戦立案側の見方ではなく、攻撃を受けた側の解釈になります。

宮尾 孝三郎

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