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2009年12月30日 (水)

なぜ、自衛隊は存在するのか5

本日はシリーズ5回目。

最初から読みたい方はコチラから↓

2009年12月26日(土) なぜ、自衛隊は存在するのか1

2009年12月27日(日) なぜ、自衛隊は存在するのか2

2009年12月28日(月) なぜ、自衛隊は存在するのか3

2009年12月29日 (火)なぜ、自衛隊は存在するのか4

さて、このシリーズも、ひとまずまとめに入りたいとおもいます。

通常の国は、軍事なるものを、外交、経済と並ぶ主要な行政機能のひとつとしています。

しかし、先の大戦に敗れた日本は、国家がまるごと戦勝国の占領下にはいり、非武装日本を目指すマッカーサーにより、日本国憲法の草案も示され、軍事を保持しない国として再出発することとなりました。

東西のイデオロギーの衝突がなければ、そのマッカーサーの理想は完遂できたかもしれません。しかし、「日本を全体主義の氾濫に対する防波堤へ」とロイヤル陸軍長官が方針を示し、ワシントン政府アチソン国務長官がアリューシャン列島、沖縄、フィリピンと共に対共産圏防衛線の重要な一角を成すことを示すと、占領政策は変更を余儀なくされました。

このように、日本の再軍備に関する初期の動向に、日本の発意は見当たらず(占領下ですから当然ですよね)、「非武装化(マッカーサーの理想)」と「再軍備(米政府ドクトリンによって、日本列島は共産圏防衛線の重要な一角を成すと位置づけられた)」という両極端な政策変更に主権を持たない占領下日本は、言われるがままになります。

シンプルなタイトル「なぜ、自衛隊は存在するのか」という問いには、「占領国の発意」であった、とシンプルに答えることができます。

このテーマをココで終わらせると、「じゃあ、自衛隊はいらないですね!」と位置づけられてしまいますが、自らの安全を自力で確保する意志がなければ、国家の独立と平和を期待することはできない、とニッコロ・マキアヴェリに学んだ各国は軍事を主要な行政機能のひとつと位置づけています。

サンフランシスコ講和条約によって主権を取り戻したわが国が、軍事を構築していくことは、世界的に見ておかしなことではありません。

今回は、ここまでとしましょう。おつきあいありがとうございました。

宮尾 孝三郎

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