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2009年11月23日 (月)

平和ボケ3

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平和ボケ 2008年2月 3日 (日)

平和ボケ2 2008年5月25日 (日)

世の中には、いつまで経っても解決しないものが多くあります。

その最たるものは、戦争であります。

国家が行う戦争は、突発的に起こることは稀で、ほとんどは入念に計画された上で(戦争実施地域、当地にあわせた兵器・装備品の開発・生産、人員配置、武器・弾薬の供給、戦争資金、作戦、期間、終結のシナリオ)行われているのは、歴史が証明しています。

旧日本軍が行った大東亜戦争は稀な例であり、GHQは戦後、日本に対し「昭和16年の段階で、戦争をどのように終わらせようと考えていたか。」をしきりに尋ねています。

日本は、戦争開始当時に、戦争の終局時期を計画していませんでした。いつ終わるのか誰にもわからなかったのです。通信・暗号等を傍受して、いくら分析を行っても、終局時期をいつに想定していたか米国は図りかねたため、原子爆弾という究極の兵器を使用したという説もあるようです。

このように、日本における最後の戦争が「稀な」戦いであったため、現代の日本人は、戦争を正しく理解できないのかもしれません。

さて、身近なところでの疑問は、例えば「暴力団追放運動」であります。

警察、そして行政は、ずいぶんとこのスローガンを使って、市民啓発をし、戦ってきました。暴対法もあります。しかし、暴力団の勢力は衰退するどころか、現在では「山口組幕府」とまで呼ばれています。(約300年続いた徳川幕府に習って付けられた呼称)

小さなヤクザ組織は、抗争やさまざまな調整の下、山口組の傘下に置かれるようになり、企業の営業活動も知らず知らずのうちに暴力団のフロント企業と商取引を行ってしまうケースが決して少なくはないと聞いています。

こうして山口組は、スマートな資金活動を行い、拡大あるいは安定しているようであります。

警察・行政と市民の追放運動は、いつまで経っても「達成感」を享受できないのであります。

例示は、これくらいにして、別の視点で「戦争」と「暴力団追放」がなぜ解決しないのか、考えて見ましょう。

例えば、戦争は「武器」というものが、この世からなくなれば、戦うことができなくなりますから、おのずと戦争がなくなるという説があります。

この説には、言い得ている部分と誤っている部分の両方が混在しています。

この説の誤っている部分は、「人を殺傷する道具は、無数にある」ということを認識していない点にあります。

人を殺傷する道具は、銃や砲、刃物に限らないという点であります。(犯罪を助長する可能性があるので、その例示は避けます。)

ということで、戦争は手段があるかぎり、解決しません。

次に、暴力団追放運動についてでありますが、まず世の中が必要悪を求めていないか?ということであります。

「あの人ら、そんな悪い人とちゃうで、地域に迷惑かけているわけでもないし・・・気前もええで・・・」

その「気前」のよさは、何を生業(なりわい)として得た金であるのかは、「そんな悪い人ちゃうで」という思考の場合、考慮しないでしょう。

もうひとつ、わが国の憲法第25条1項において「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。」と定めてあります。これは、生存権と認識されています。

すなわち、暴力団も「すべての国民」に入るとするならば、最低限の生存権を有しており、それを脅かすことはできないのでしょう。

しかし、日本国憲法 第30条「国民は、法律の定めるところにより、納税の義務を負う」という義務を遂行していないのならば(暴力団が正しく納税の義務を履行しているならば、『暴力団』ではありません。)生存権でうたう「国民」ではないという説もあります。

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といった具合に、ちょっと考えただけでは、解決など糸口すら見えないのであり、専門に研究を行なう学者の皆さんにとっても、政治家にとっても、永遠のテーマであります。

ヒトは、多くの地球上の動物の一種類であり、文化的な生活をおくっている現在でも、他の動物を殺害し、食物としているわけでありますから、他の動物に人間と同等の頭脳と人格があれば、「人間の行う殺戮行為」に対して、許しはないでありましょう。

「私は、蚊にさされても、『いいのよ、吸って。』って気持ちで、虫も殺したことがありません。」と発言した同級生が過去におられましたが、その方は、焼き鳥も魚も大好物であり、「他人に殺させていることを認識していないだけ」であると、私は考えました。

スローガンを高らかにうたって「戦争をなくそう」「暴力団追放」と続けても、決して解決しないのではないかと、現時点では考えています。

宮尾 孝三郎

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