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2009年11月

2009年11月30日 (月)

11月市議会定例会開会

本日は、大津市議会11月定例会開会日でありました。

本日の動きとしましては、まず10月に実施された一般会計、特別・企業会計各決算特別委員会の採決がありました。結果としましては、すべて『認定』でありました。

つぎに、市長の提案説明がありました。

【以下掲載開始】-------------------------------------

平成21年11月市議会定例会提案説明(要旨)

本日、平成21年11月市議会定例会を開会するに当たりまして、議員各位のご参集を賜り、誠にありがとうございます。

議案の説明に先立ちまして、諸般の報告を申し上げます。

連日の報道に見られますように、この度の政権交代により、国においては様々な改革に取り組まれているところであり、今後、地方にも変革の波が到来するものと見込まれます。

住民に最も身近な基礎自治体である本市といたしましては、いかなる状況にあっても行政の停滞を招くことのないよう国の動向を注視していくとともに、総合計画第2期実行計画の着実な推進と健全財政の堅持を基本方針として、的確な行政運営と来年度予算編成に取り組んでまいる考えであります。

併せて、新政権には、事務権限や税源の移譲等、地方が自らの権限と責任において力を発揮できる真の地方分権の確立に向けても強力に推進されることを期待するものであります。

さて、施設の老朽化と狭隘化が課題となっておりました天神山保育園については、地域の皆様方のご協力の下、県道仰木本堅田線に面した場所に移転新築を進め、去る10月26日にオープンいたしました。

新しい園舎は、移転により利便性が一段と向上したほか、新築を契機に定員を70人として10人の定員増を図ったところであり、園児たちが明るく健やかに過ごすとともに、子育て支援の拠点施設として、保護者はもとより、広く地域の皆様から親しまれる保育園となることを願う次第であります。

なお、今後、地球温暖化対策の一環として、同園舎に10キロワットの太陽光発電システムを設置する予定であります。

続いて、びわこサイエンスパーク内で、順次、整備を進めてまいりました伊香立公園については、先に開設した芝生グラウンドに引き続き、去る7月1日にはテニスコートやグラウンドが、また、10月25日にはゲートボールなどができる屋根付き多目的広場やビオトープを主とした自然観察の森などが完成し、全施設がオープンいたしました。

これを記念し、同日、地元有志の方々により、施設を利用したスポーツ体験をはじめ、熱気球や乗馬体験等の楽しいイベント、「香の里ふれあいフェスタ」が盛大に開催され、家族連れなど多くの参加者でにぎわいました。

今後、豊かな自然を保全、活用した親自然型公園として、多くの市民の皆様に親しまれ、スポーツや健康づくりはもとより、広くイベントや交流を行っていただく拠点となることを願う次第であります。

また、同公園に隣接する北部知的障害者複合施設「伊香立の杜 木輝」が、去る10月1日、オープンいたしました。

同施設は、本市が用地を取得して、社会福祉法人おおつ福祉会に無償貸与し、同法人において整備が進められてきたもので、今般、知的障害者の生活支援のための日中活動事業所及び発達障害者相談支援センターが開設され、さらに、来年度にはケアホーム及び短期入所施設が開設される予定であります。

平成9年4月、本市南部に開設された入所更生施設「ステップ広場ガル」に続き、懸案でありました同施設の開設は、市議会をはじめ、保護者や福祉関係者、地域の皆様方の並々ならぬ熱意とご労苦のたまものであり、本市北部における障害者福祉の拠点として、その機能を大いに発揮していただくとともに、本市といたしましても、引き続き、障害者福祉のさらなる充実に取り組んでまいる所存であります。

次に、去る4月15日から10月15日までの6か月を申請期間として実施しました定額給付金及び子育て応援特別手当の支給結果について報告をいたします。

まず、定額給付金については、申請書を送付させていただいた132,583世帯のうち、約98%に当たる130,183世帯の方々から申請があり、未申請は2,400世帯で、支給総額は約50億円となりました。

同じく、子育て応援特別手当については、対象の4,861世帯のうち、ほぼ全世帯となる4,859世帯の方々から申請があり、支給総額は約1億8千万円でありました。

この間、本市としては、未申請の方々への申請書の再送付をはじめ、郵便物の届かない世帯への戸別訪問による居住確認、さらには外国籍の方々への国籍に合わせた説明書の同封など、一人でも多くの方に申請していただけるよう努めたところであります。

今後速やかに、事務に要した経費に係る国庫補助金の請求等、事業の清算を進めてまいります。

なお、12月から支給を予定していた平成21年度版の子育て応援特別手当につきましては、去る10月15日、国により子ども手当の創設等を理由に執行が停止されました。

本市では、既にシステム開発や申請書の印刷発注に着手していたほか、いわゆるDV被害者の方々に事前申請を呼びかけていたため、急きょ、これらの準備事務を中止したものの、市民や事業者の皆様にご迷惑をおかけする結果となりました。

本市の執行した事務経費の補てんについては、今後、国の責任において適切に対応されるものと考えておりますが、こうした突然の政策変更は、国民に不安と行政への不信感を与えるものであり、国におかれては、地方の実情を十分踏まえ、政策遂行に当たられるよう望むものであります。

続いて、新型インフルエンザについてでありますが、依然として患者の増加や学校園における休業等、感染拡大が続いている状況にあります。

その対策の一環として、重症化予防を目的に、今月2日から妊婦及び基礎疾患を有する方へのワクチン接種が本市においても開始され、今後、乳幼児や小・中学生、高校生、65歳以上の高齢者等の優先対象者に対する接種が、順次、実施される運びであります。
こうした中、本市では、できる限り多くの医療機関でワクチンを接種できるよう体制を整えるとともに、生活保護及び市民税非課税世帯の方々については、その費用を全額助成し、無償としているところであります。

併せて、今般、重症化のリスクが比較的高く、ワクチン接種の希望が多いと予想される満1歳から小学3年生までのお子さんを対象に、当面、12月19日から来年2月3日までを期間として、和邇すこやか相談所、大津市民病院及び瀬田公園体育館の3か所で集団接種を開始し、接種希望者の利便性確保と小児科医等の負担軽減を図ることといたしました。

今後も臨機応変に対応しながら、市民の皆様の健康と生命、安全を最優先に守るため、まん延防止対策の徹底や市民の皆様への適切な情報提供に努めてまいる所存であります。

次に、本市の公共下水道事業について、来年4月からの地方公営企業法の適用に合わせ、企業間との組織統合を図るため、今議会に「大津市水道事業及びガス事業の設置等に関する条例」の一部改正等に関する議案を提出いたしているところであります。

同下水道事業は、これまで官庁会計方式により経営を行ってまいりましたが、今般、地方公営企業法を全部適用し、民間企業に準じた企業会計方式に移行することにより、財務諸表等に基づき、経営状況が一層明確になるものと考えております。

加えて、組織統合によって下水道事業と水道・ガス事業を一本化することを契機に、料金課、安全サービス課及び下水道管理課の3課にわたっている料金収納や検針、開閉栓等の受付業務を来年4月に開設する「お客様センター」に一元化するなど、お客様サービスのさらなる向上や業務の効率化を図っていくこととしており、今後、その組織統合やセンター開設等に向け、鋭意、準備を進めてまいります。

続いて、本市では、「大津市総合計画基本構想」に基づく施策や重点事業を具体的に推進していくため、平成22年度から平成24年度までを期間とする総合計画第2期実行計画案をとりまとめるとともに、今議会に基本計画に相当する部分を議案として提出いたしているところであります。

同計画においては、基本構想における12の基本政策に基づき、57の施策と248の重点事業を掲げ、施策ごとに数値目標を設定したほか、次世代、安心、活力、環境及び健康をテーマとする5つのリーディングプロジェクトを設け、各テーマに基づく諸事業を重点的かつ横断的に推進していくこととしております。

今後は計画に基づいて、活力と魅力あふれる「結の湖都 大津」のまちづくりを推し進めていくとともに、新たに数値目標等を用いた施策評価を導入することにより、事務事業評価とも連動させながら、より一層、効率的、効果的な行政運営に取り組んでまいる考えであります。

引き続き、ただいま提出いたしました議案につきまして、説明をいたします。

まず、議案第147号は、大津市総合計画基本構想を実現するための基本的な計画を定めることについて、議決を求めようとするものであります。

次に、議案第148号から議案第158号までは、いずれも平成21年度の一般会計、各特別会計及び企業会計の補正予算であります。

始めに、一般会計について説明をいたします。

今回の補正予算は、法人市民税を中心とした市税の減額という厳しい見通しとなりましたが、地方交付税及び繰越金を主な一般財源として、生活保護費等の各種福祉サービス費の増額及び新型インフルエンザ対策費等を措置するとともに、人事院勧告に伴う人件費の減額補正を行い、総額10億5百万円の規模となりました。

以下、歳出の主な内容について説明をいたします。

総務費では、法人市民税等の市税過誤納金の還付金を増額するものであります。

民生費では、報酬単価の改定等に伴う障害福祉サービス費及び受給者の増加に伴う生活保護費を増額するほか、子育て支援の拠点施設として東部つどいの広場を設置する経費等を措置するものであります。

衛生費では、生活保護世帯等への新型インフルエンザワクチン接種費用補助を措置するとともに、地域グリーンニューディール基金を活用し、産業廃棄物の不法投棄に対する指導監視を強化いたします。

土木費では、主に台風18号の被害による水草の除去経費及び県営工事負担金を、教育費では、小中学校の校舎耐震改修事業費の精査と幼稚園の臨時講師雇用費を中心に措置するものであります。

債務負担行為としては、北部知的障害者複合施設建設資金に対する補助事業費の第2期分、都市計画道路用地に係る土地開発公社の先行取得事業費及び指定管理者管理委託料5件の追加を行うとともに、南部クリーンセンター環境影響評価事業費等の変更を措置するものであります。

次に、特別会計でありますが、国民健康保険事業については、療養給付費の伸びに伴う増額補正を行うものであり、下水道事業については、企業会計移行による打ち切り決算を見据えて単独事業費を減額するものであります。

堅田駅西口土地区画整理事業では、国庫補助事業費の確定に伴う減額を中心に措置するものであり、後期高齢者医療事業については、広域連合からの補助金を活用し、きめ細やかな相談体制整備のためのシステム開発等を行うものであります。

また、企業会計では、新年度よりスタートさせるお客様センターの業務委託料について債務負担行為を設定するものであります。

続いて、一般議案につきまして説明をいたします。

まず、新たに条例を制定しようとするものについてであります。

議案第159号は、堅田駅西□土地区画整理事業に係る財政の健全な運営に資するため、基金を設置するものであります。

次に、条例改正を行おうとするものについてであります。

議案第160号から議案第163号までは、いずれも、下水道事業の公営企業会計への移行に関わるものであります。

まず、議案第160号は、水道事業及びガス事業の設置等に関する条例を改正し、同条例の適用対象に下水道事業を加え、同事業に地方公営企業法の全部を適用し、企業局の所管とするものであり、議案第161号は、これに伴う関係条例の改廃を行うものであります。

議案第162号は、建設部の分掌事務から下水道に関する事務を削除するとともに、総務部の分掌事務に危機管理に関する事務を加えるものであり、議案第163号は、職員定数の改定を行うものであります。

議案第164号から議案第170号までは、平成21年度の国家公務員の給与改定に準じ、本市の一般職の職員に係る給与改定及び市長等の特別職に係る期末手当の支給割合の改定を行うことについて、関係条例を改正しようとするものであります。

議案第171号は、国家公務員退職手当法の一部改正に準じ、職員の退職手当の返納事由の拡大等を行うものであり、議案第172号は、船員保険法の一部改正に伴い、非常勤職員の公務災害補償等に関する条例について、必要な規定の整備を行うものであります。

議案第173号から議案第175号までは、南郷地域における町の区域及び名称の変更に伴い、新設された「南郷上山町」を、それぞれ、南郷支所の所管区域、水道事業の給水区域及び南消防署の管轄区域に加えるものであり、議案第176号は、動物の死体の収集、運搬及び処分に係る手数料の額の改定等を行うものであり、議案第177号は、危険物保安審議会の委員に公募により選任する市民を加えるものであります。

次に、その他の案件についてであります。

議案第178号は、合流改善貯留管渠建設工事・膳所工区の委託契約を変更することについて、議案第179号は、市有不動産の明渡請求等の訴えを提起することについて、議案第180号は、市道の管理の瑕疵による事故に関して和解し、損害賠償の額を定めることについて、議決を求めようとするものであります。

議案第181号から議案第185号までは、いずれも指定管理者の指定に関するものであり、それぞれ、スカイプラザ浜大津、伝統芸能会館、障害者福祉センター、勤労福祉センター及び旧大津公会堂について、議決を求めようとするものであります。

議案第186号は、土地改良事業の完了に伴い、町及び宇の区域等を変更することについて、議案第187号及び議案第188号は、市道の路線の認定及び変更について、議案第189号は、大津湖南地域広域市町村圏協議会の廃止について、議案第190号から議案第192号までは、長浜市ほか6町の合併に伴い、それぞれ、市町村交通災害共済組合、自治会館管理組合及び市町村職員研修センターの規約を変更すること等について、議決を求めようとするものであります。

以上、何とぞ適切なる議決を賜りますようお願いを申し上げ、提案の説明といたします。

【掲載終わり】----------------------------------------

つぎに、議案第164号から議案第170号までの、平成21年度の国家公務員の給与改定に準じ、本市の一般職の職員に係る給与改定及び市長等の特別職に係る期末手当の支給割合の改定を行うことについて、関係条例を改正するため、総務・教育厚生・施設各常任委員会に議案が付託され、審査された結果すべて『原案可決』となりました。

本日の日程は以上です。

12月1日から12月6日までは、議案熟読のため休会となります。

が、今議会で質問を予定されている議員は、12月2日の午前中に質問通告書を議会事務局に提出し、同時に原稿も出さねばなりませんので、それまで徹夜される議員もおられるのではないかと思います。

私は、睡眠時間も重要と思っておりますので、明日がんばりますhappy01

宮尾 孝三郎

2009年11月29日 (日)

9月一般質問「新型インフルエンザ対策に見る危機管理について」

本日が最後となります。平成21年9月大津市議会定例会の議事録を掲載します。

議会での質問形式は、一括質問となっており、読み手には非常に分かりにくくなっておりますので、項目ごとの整理をさせていただいて、当ブログで紹介させて頂いております。

では『③新型インフルエンザ対策に見る危機管理について』を紹介します。

【以下掲載開始】--------------------------------------

◆6番(宮尾孝三郎議員)

~次に、新型インフルエンザ対策に見る危機管理について伺います。

今年に入りまして、4月23日、メキシコ政府が新型インフルエンザ流行を緊急発表されて以降、今日に至るまでのわが国及び本市の情勢については、報道や本市の報告等により皆さん理解をされているところであります。ここで患者対応を極限の状況で遂行されている市民病院をはじめとする医療機関、保健所スタッフの皆様には敬意を表するとともに、感謝申し上げます。

しかしながら、その動向の中で見過ごすことのできないのが、大津市新型インフルエンザ対策本部のあり方であります。目片市長も6月定例記者会見において、その問題点を認識し、危機管理のあり方の方向性を示されました。当該対策本部の本部長は市長、副本部長は副市長、そのもとに各部課局があるわけですけれども、その事務局機能は保健所が行っておりました。保健所は対人保健、対物保健を行う機関であり、高度な知識を有する専門集団であります。新型インフルエンザ対策の場合、迅速な感染拡大防止という命題を遂行するため、病院医師からの連絡に基づいた患者対応が主任務であり、社会的対応をも担う当該対策本部の事務局を保健所が兼務することは、制度上も人員的にも非常に困難であったろうと推察されます。また、保健所が感染症法等に基づき厳正に任務を遂行する中、社会的対応という政治的判断も考慮せねばならないということは職務上、矛盾が生じる場合も考えられます。危機管理において重要なのはその専門性ではなく、いかに迅速に情報を集約、分析し、政治的判断に寄与するのかという部分でありまして、そのような局面を想定し、日々研究いただいている総合防災課職員に行っていただくのが市長のおっしゃるとおり適任であろうと思います。新型インフルエンザはパンデミック時に通常医療業務の需給バランスが破綻すれば、すなわち災害医療であり、海外ではパンデミックを生物災害と位置づけているマニュアルも存在します。その危機管理セクションを来年4月までに設けるという見解を定例記者会見で示されておりますが、既に国内発生早期の流行期という状況にある中、感染拡大期、それに続く蔓延期を座して待つのではなく、可及的速やかな判断を伺いたいと思います。

以上でこの項の質問を終わります。

◎服部彰 総務部長  (登壇)所管事項につきまして御答弁申し上げます。

新型インフルエンザ対策に対応する危機管理セクションの可及的速やかな整備についてでありますが、市役所業務における危機につきましては、各職場や現場においてさまざまな危機が存在します。職員はこれらの発生し得る危機を想定しながら、未然防止策や拡大防止策、またその対処方策など常日頃から危機管理に対する意識を持って従事すること、また組織として迅速に対応方針が決定できる仕組みが何よりも肝要であります。

去る5月に発生した新型インフルエンザにつきましては、市民の健康、生命及び安全を確保するため、健康危機管理対策として大津市新型インフルエンザ対策本部を設置し、全庁的、部局横断的に取り組んだものでございます。議員も御指摘のとおり、一連の情報統制と最終の意思決定過程など、今回の新型インフルエンザ対応で明らかとなった問題点、課題につきまして、十分な検証を行いながら、危機管理組織の見直しが急務であると改めて認識をしているところでございます。市民の生命、財産を守るため、それぞれの現場で起こり得るさまざまな想定危機事案に対し、従来の概念にとらわれることなく、早期の危機覚知や情報収集、さらにその状況に応じた状況分析や対応方針が迅速に打ち出せるよう、今回の事案のさらなる検証と他都市の状況などを参考にしながら、来年4月には迅速的確に対応できるよう危機管理組織を構築してまいります。

また、この間につきましては、現所管部局の意向を十分踏まえながら、機動的に対応してまいりたいと考えております。

以上、私からの答弁といたします。

◆6番(宮尾孝三郎議員) 御答弁どうもありがとうございました。再問をさせていただきます。

まず、ちょっと順不同になりますが、先ほどの危機管理のセクションを来年の4月までにということで、それまでには柔軟な対応をしていきたいということでありましたけれども、もう本当に質問の中で言ってあるとおり、もう危機はそこまで来ているんだと、10月には相当な状況になるであろう、それが弱毒性であるから大丈夫なのだということがだれも言い切れないわけでありますから、やはり4月を機構改革のめどとして置くのは結構なんですけれども、可及的速やかな本当判断をされて対応を、今の現状は本当に回るのかどうか、蔓延期になったらわかりませんので、その辺を十分に対応していただけたらと思います。

【掲載終わり】----------------------------------------

ということで、『議案第162号 大津市事務分掌条例の一部を改正する条例の制定について』が、明日開会する11月市議会定例会に提出される予定になっております。

その条例改正の趣旨は、総務部所掌の『ウ 防災に関すること。』を『ウ 危機管理及び防災に関すること。』に改めるものであります。

なお、現行の条例は下記のとおりであります。

(分掌事務)
第2条 部の分掌事務は、次のとおりとする。
(2) 総務部
ア 議会及び市行政一般に関すること。
イ 事務管理に関すること。
ウ 防災に関すること。
エ 組織管理に関すること。
オ 人事に関すること。
カ 財政に関すること。
キ 財産の管理に関すること。
ク 契約(他の部の所管に属するものを除く。)に関すること。
ケ 工事の検査に関すること。
コ 市税に関すること。
サ 他の部の所管に属しないこと。

この条例改正の効力は平成22年4月1日に施行されます。

宮尾 孝三郎

2009年11月28日 (土)

様々な地域活動

本日、午前中は長等小学校の親子清掃が実施されました。

校庭の側溝沿いの清掃や落ち葉ひろい、校舎内の手洗い場の清掃、また学校の外柵沿いの清掃を行いましたが、私は疎水沿いや三井寺さん側の沿道の作業に入りました。

新型インフルエンザが流行中であり、学級閉鎖の教室の生徒は参加できませんでしたので、先生を含み約200名の人員での作業でありました。

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午後は、大津市生涯学習センターで『平成21年度大津少年補導(委)員会研修会及び第2回幹事会』が開催されました。

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↑大津署管内における少年犯罪の状況(いづれのデータも10月末現在)

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↑罪種別のデータ(H21.10末現在)カッコ内の数字は内数で女性

大津署管内では補導件数は減少傾向にありますが、少年による犯罪発生件数は増加しているとのことでありました。

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夜は、NPO法人西大津防犯の定期夜間巡回活動に参加しました。

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↑本日の参加者は13名+警察犬でありました。

線路より山側の巡回班の報告では、皇子が丘公園にテントを張って宿営する人がいたとのこと。また、車上生活者3組を確認。

線路より湖側に私は参加しましたが、ジャスコ前で顔見知りの暴走バイクが我々をみて、猛烈アピール。爆音を出す以外に表現方法が見当たらないのでしょうが、非常に近所迷惑であります。また明日にでも話しをしに行こうと思います。

ビラはがしは本日は0件

お疲れ様でした。

宮尾 孝三郎

9月一般質問「都市公園について」

本日も引き続き、平成21年9月大津市議会定例会の議事録を掲載したいと思います。

議会での質問形式は、一括質問となっており、読み手には非常に分かりにくくなっておりますので、項目ごとの整理をさせていただいて、当ブログで紹介させて頂いております。

さて本日は、『②都市公園について』を紹介したいと思います。

【以下掲載開始】--------------------------------------

◆6番(宮尾孝三郎議員)

次に、都市公園について伺います。

8月7日、2009びわ湖大花火大会が行われました。主催者発表、35万人の来場者ということで、湖都大津の魅力を内外にアピールできる最大の年中行事であろうと評価しておりますが、本市の管理するなぎさ公園は、おまつり広場付近を境に有料観覧席と一般観覧席に分かれております。一般観覧席と言いましても、観覧するための設備は特に設けられず、湖岸線に単管バリケード、トラロープが設置され、水難防止の策が図られていたほか、ごみ箱の設置、仮設トイレの設置といった状況であります。ですから、観覧する際、レジャーシートを敷くことが前提であることをだれもが理解しますが、当日の午後からならまだしも、約2週間前から場所取りが始まっているといった近年の状況は看過できないところまでエスカレートしております。公園の芝生は生きており、今年は天候不順だったために被害は少なかったようですが、通常炎天下で芝生の上にレジャーシートを張ったままにしておくと、3日程度で芝生が赤茶けます。枯れが始まるのであります。また、湖岸の石組みは安全なように施工、管理されておりますが、レジャーシートのおもしとして石組みを抜きますと、歯槽膿漏のようにぐらつきが発生します。私はこれはモラルの低下といった程度のことではなく、場合によっては器物損壊と捉えられるケースもあったのではないかと思っています。また、当日の朝までには園路までもがレジャーシートとおもしでふさがれてしまいました。花火が終わると、あたりは明かりがありませんでしたので、石などにつまずく方も見受けられ、懐中電灯の準備のない方は恐る恐る歩いている状況でありました。また、帰路に着く際、ごみやレジャーシートはごみ捨て場に山のように捨てられ、おもしはもとの場所に戻すこともなく放置されている状況も確認しております。有料観覧席側は帰路に着く際にもその経路に明かりがあり、警備員の誘導に従って安全に移動いただいておりましたが、公園管理者の本市として、このような問題を解決するにはどのような策を講じられるのが適正であるとお考えか、見解を伺います。

また、打出の森になぎさのテラスが開業しておりますが、花火が打ち上がる方向に目隠し対策の障壁が設置されましたが、理由をお聞かせください。

花火大会は、明石市での事故を教訓に危機管理上の対策が練られた上での開催が求められ、ペデストリアンデッキの目隠し対策など、雑踏警備についてはトラブルもなく遂行できていたように思いますが、雑踏警備以外にも危機管理意識を持ち、全般にわたって安全で快適な湖都の花火大会を内外に示すべきであろうと思いますが、今回の花火大会に限らず、公園における危機管理上の本市の見解を伺います。

次に、都市公園内におけるバーベキュー行為について伺います。

平成20年6月定例会において質問させていただき、本年4月29日から5月31日までの間、なぎさ公園サンシャインビーチ付近をバーベキュー実施場所として試験運用いただいたわけでありますが、アンケート調査を含め、その結果をまずは伺いたいと思います。

バーベキュー行為は本市都市公園では現在も禁止されておりますが、その周知徹底はいまだなされておらず、酒盛り、バイクでの暴走行為、ごみの散乱投棄、飲酒運転、器物損壊などがなぎさ公園以外の都市公園でも相変わらず週末になると散見されます。その現状をどのように認識し、どう改善すべきか、見解を伺います。

次に、皇子が丘公園について伺います。

皇子が丘公園ではいこいの村跡地に117台収容の駐車場を昨年5月に供用開始いただいておりますが、園路の違法駐車が一向に解決しません。本市は解決策をどのように見出そうとされているのか、伺います。

次に、皇子が丘公園に隣接するユースホステル跡地の分譲マンション建設予定地について伺います。

当初の予定では150世帯ほどの規模で、工事完了予定日は平成21年1月中旬ということでありましたが、現状はフィールドアスレチックのような意匠の立入禁止エリアとなっています。本市が把握している状況をお聞かせください。

次に、大津市交通公園の部分について伺います。

現状は手前の開闊地のみ利用されておりまして、茂みの中にある奥のコースはアスファルトが木の根で持ち上がり、朽ちた状態のまま利用されていない状況であります。9月2日に伺ったときには、その使われていないコース部分もきれいに草刈りがなされておりましたが、6月には深夜にこのコース内で行方不明者が発見されたという状況も仄聞しております。このような事件、事故が起こらないような環境整備が急がれます。また、現在の市民ニーズに合った有効な利用が望まれるものであります。犬の散歩に利用されている風景も多く目にしますし、青少年の遊び場、市民憩いの場など、どのような市民ニーズがあるのか、防犯環境設計の視点、青少年の健全育成の視点も考慮し、研究を重ねていただきたいところでありますが、交通公園とその周辺の改修について見解を伺います。

次に、皇子山総合運動公園陸上競技場について伺います。

昨年10月に改修工事が終わり、高校総体など大きな大会にも利用されていますが、8月26日午前6時30分頃、御陵合同宿舎側の競技場外柵の内側から数人の男女が出てきたのを犬の散歩をしていた主婦が目撃しております。その後、男女は改造バイクに乗車し、爆音とともに姿を消したそうですが、深夜徘回する若者が夜な夜な出入りしている状況があるのかもしれません。容易に侵入できないようにするなど、防犯上の工夫が必要と思いますが、見解を伺います。

次に、緑化重点地区整備事業、柳が崎湖畔公園について伺います。

予算に計上されている湖畔ゾーン整備でありますが、造園工事、電気設備工事など、いつ頃から目に見える工事が始まるのか、伺います。

砂浜は現在、背の高さほどに雑草に覆われ、湖岸は水草が打ち上げられた一見管理されていないような状況に見受けられますが、荒れた状況を放置しておくとさまざまな問題を呼び起こすことが心配されます。その地は本市の緑化重点地区であり、本年度から整備事業着手しているといった看板を掲げる等、啓発の工夫も必要と思いますが、見解を伺います。

砂浜は表面に見えるだけでも、瀬戸物、鉄くず、瓦れきなどが確認できますが、雑草が生え出してわかったこともあります。雑草が生えない、土が変色している特定エリアがあります。造園工事をされる際には、砂浜の砂を一度掘り起こし、クリーンな状態に回復させる必要があると思いますが、見解を伺います。

次に、英国式庭園先端部から旧水泳場跡にかけて砂浜の連続性が確保できていないことは、先の議会答弁でおっしゃられたとおりでありますが、工事の手法、見通しと現状をお聞かせください。

最後に、柳が崎湖畔公園の整備におきましては、市民の関心も高く、さまざまな意見が本市に届いているようでありますが、お聞きしている御意見のうち、本市が評価するものをお聞かせください。

以上でこの項の質問を終わります。

◎寺田智次 都市計画部長  (登壇)所管事項についてお答えいたします。

都市公園についてのうち、1点目の大花火大会での場所取り問題やごみ問題等についてでありますが、今年度はなぎさ公園園路の通行機能を確保するため、園路上に置かれていたレジャーシートを撤去するなどの対応に努めてまいりましたが、来年度以降につきましては、こういったことが起こらないように市民に向けて協力を求める看板を設置するなど、当日の朝まではレジャーシート等が置かれることがないように努めてまいりたいと存じます。

また、ごみ問題やおもしの抜き取り、あるいは放置等につきましては、これまでと同様に市民への啓発を行うとともに、花火大会の主催者と十分協議を重ねて、適正な対応がとれるようにしてまいります。

2点目のなぎさのテラスに目隠し対策がとられていた理由についてでありますが、なぎさのテラスの琵琶湖側はガラス面が多いことから、協議の結果、雑踏による事故及び損害等を防止することとあわせて、緊急時の避難通路確保のために、株式会社まちづくり大津が仮設フェンスを設置することについて、本市として認めたものであります。その結果、琵琶湖側のデッキ通路に入り込む観客もなく、各店舗の間でのトラブルも未然に防止することができました。

3点目の花火大会に限らず、公園における危機管理上の本市の見解についてでありますが、日常の危機管理といたしましては、事故等を未然に防ぐために、財団法人大津市公園緑地協会と連携し、遊具の定期的な点検を行うとともに、フェンスの破損や公園内の建物について、異常を発見した場合は、できる限り早い対応を心がけております。また、常に危機意識を持つために、他の事例等を参考にしながら学習するように努めているところでもあります。さらに、市内の社団法人滋賀県造園協会西地区と災害時における救急救援活動への応援に関する協定書を締結し、災害時の公園施設等の応急復旧、人命救助のための作業支援について連携を図っております。

4点目のバーベキューの試験運用について、アンケート調査を含めその結果についてでありますが、なぎさ公園のサンシャインビーチにて、本年4月29日から5月31日までを試験運用期間とし、グループ数の把握やアンケート調査を実施いたしました。その結果、1日当たりの利用グループ数は多い日には80組以上あり、それ以外の期間は平日に数組、週末に10組程度の利用となっております。ゴールデンウイークの連休中、特に5月3日から同5日までの利用グループ数は合計で約200組であり、これは昨年度の調査と比較して約1.3倍の増加であります。アンケート調査では、ごみ施設や手洗い場の設置についての要望もございました。利用料金につきましては、有料になっても利用するとの回答が7割以上となっております。これらの結果を踏まえ、来年度以降の本格的実施に向けてさらに調査研究を重ねてまいります。

5点目の都市公園での禁止行為であるバーベキューの抑止方策についてでありますが、今回の試験運用の実施につきましては、火の取り扱いやごみ処理方法、また付近住民への影響等を考慮し、一定のルールづくりを行った上で実施をいたしました。しかしながら、バーベキュー実施場所として開放した場所以外の公園でも利用が見られるなど、課題や問題点も見つかっており、このような現状を改善すべく、これまで以上の啓発活動やバーベキュー実施可能な公園の区域拡大も研究してまいります。

6点目の皇子が丘公園園路の違法駐車問題が解決しないことについてでありますが、皇子が丘公園テニスコート西側の園路につきましては、テニスコート利用者と思われる方の駐車が見受けられますが、公園内園路は基本的に駐車禁止であるため、テニスコートの利用者へ一層強く指導し、協力を求めてまいります。また、駐車禁止看板を増設するとともに、違法駐車ができないよう園路の改良工事につきましても、関係機関と協議を進めてまいりたいと存じます。

7点目の皇子が丘公園内マンション建設予定地の状況についてでありますが、現状は植栽や遊具施設を配置し、公園的な整備がなされております。しかしながら、今後のマンション建設予定の詳細については把握をいたしておりません。

8点目の交通公園とその周辺の改修についてでありますが、交通公園につきましては、整備後30年余り経過し、施設の老朽化や樹木の密生が目立ってきており、今後密生した樹木については、移植や剪定を行い、危険な斜面を改修する等、明るく安全な公園環境を取り戻し、あわせて現在使われていない箇所につきましては、市民グループなどから要望のあるローラースケートやスケートボード等ができる場所の整備を考えてまいりたいと存じます。

9点目の陸上競技場は防犯上の工夫が必要と考えるがについてでありますが、競技場に不審者が侵入した場合、施設破損や近隣への迷惑行為などのおそれが考えられます。このため防犯上の改善について、利用者が見ても違和感がなく、侵入しづらい方策というものを研究してまいりたいと考えております。

10点目と11点目の柳が崎湖畔公園旧水泳場跡の工事着手時期と周知看板についてでありますが、工事着手につきましては、各種手続を経て、年内を予定いたしております。また、啓発看板につきましては、公園予定地内でのごみの投棄等を防止するためにも、予定地内の数カ所に速やかに設置してまいります。

12点目と13点目の砂浜の砂をクリーンな状態に回復させることと、連続性が確保されていない部分の工事の手法、見通し等についてでありますが、砂浜を素足で歩けるような状態に戻すための工事を実施して、利用者が安心して浜辺の散策ができるように整備してまいります。また、現在、河川管理者の滋賀県と連続性が確保されていない柳が崎浄水場先端部の構造について協議を進めており、その工法につきましては、なぎさ公園と同様に自然石を用いた護岸とし、その上部に園路を整備して、回遊性を持たせた公園としたいと考えております。

なお、浄水場先端部の工事着手につきましては、平成22年度を予定しております。

最後に、14点目の市民の関心も高く、意見が届いているようだがについてでありますが、一部の市民の方からは、ボランティアで清掃活動を実施したいという申し出もあり、市民からも高い関心が寄せられております。また、現在、地元関係者や有識者の方に御参画いただき、御意見を反映させるために、柳が崎湖畔公園を考える検討委員会を設置し、市民による柳の植樹、アユが遡上する川やシジミのすむ湖の御提案をいただいており、これらを反映させた自然と共生する公園の整備を進めてまいりたいと存じます。

以上、私からの答弁といたします。

◆6番(宮尾孝三郎議員) 御答弁どうもありがとうございました。再問をさせていただきます。

~次、公園のお話なんですけれども、花火大会でのあの状況では、緊急時の動線というものが確保できておらず、傷病者の現出時にどのような対応がとれるのか疑問に思っております。救急用のストレッチャーや担架の運用を危機管理上想定されるはずですが、患者搬送もままならないというすし詰めの状況であったのを現場で確認しております。有料観覧席ではマナーもよく問題は発生していないと認識しております。一般観覧席側のマナーやモラルの問題を解決する際に、問題のエリアの観覧席を有料化し、ルール上で観覧いただくというアイデアも有効ではないかと考えます。近々花火大会の反省会のような会が開催されるとも仄聞しております。そこでこのような意見もあったと御発言いただきたいと思っておりますが、見解を伺います。

また、花火大会に限らず、公園における危機管理について、組織論として伺いましたけれども、その危機管理に対応する職員一人ひとり個々の意識、危機管理意識、そこについて今都市計画部がもし何か取り組まれているような状況等ありましたら、お聞かせいただきたいと思います。

あと柳が崎湖畔公園でありますけれども、昨今の経済状況の不透明感の中、やっていけるのか心配をしておりますが、不法占有者の退去、そういうことを集中して行うなど、非常な努力の上での現在のチャンス到来であります。ですので、ぜひとも頑張っていただきたいと思うところでありますが、これについても見解を伺いたいと思います。

◎寺田智次 都市計画部長  ただいま再問の中でございました公園の危機管理意識、特に職員一人ひとりの意識をどのように持っているのかというようなお尋ねでございましたが、先ほども総務部長御答弁申し上げましたように、危機管理で大切なことの一番前提となるのが、各自職員それぞれが危機意識を持ち続けることというように考えております。これは都市計画部の場合、公園に限らず、さまざまな施設を有しておりますので、今関係課とも相談した上で、施設管理の面でどのように適正に安全に管理していくかという研修会を行っております。また、これも関係課と協議した上で、都市計画部としての危機管理の手引をつくっていこうということで、中堅職員が中心になって、今各所属ごとにさまざまな事例を持ち寄って危機管理の手引書というのをつくってくれています。いずれにしましても、先ほど総務部長お答えいたしましたように、職員一人ひとりのまず意識を高めるということが大切であるというふうに認識しておりますし、そこから公園管理につきましても同様のことをやっていきたいと。これについては公園緑地協会とも連携を図っておりますので、申し添えたいと思います。

それから、柳が崎湖畔公園の整備でございますが、議員お話しいただきましたように、今回のこの公園整備の前に、不法占用を撤去するために大勢の市民の方の御理解と御協力、あるいは市議会の御理解のもとに、市長をはじめとする職員が大変な努力をして不法占用を撤去することができました。そのときのそれぞれの皆さんの思いというものをわれわれは受け取った責任がありますから、これを立派な公園にして市民にお渡ししなければならないと強く感じております。もちろん財政上の事情とか、許認可の権限を持っている県との調整はございますけども、御答弁申し上げました日程で工事が完了するように努力してまいりたいと考えております。

以上、御答弁とさせていただきます。

◎村田省三 産業観光部長  

びわ湖大花火大会の安全対策のために有料席を増やしてはどうかというそのお尋ねでございますけれども、議員もお述べをいただきましたように、この安全対策というのは非常に大事でございますので、実行委員会というのがございまして、その実行委員会の構成員は滋賀県をはじめ京都新聞、それから琵琶湖汽船等で構成されている実行委員会がございますが、私どももその委員の中に参画をさせていただいております。そして、事務局は社団法人びわこビジターズビューローが担っていただいているわけでございますが、そこの実行委員会を10月頃に開催をされる予定というふうに伺っておりまして、その中で今年の反省、そしてまた今おっしゃっていただきましたような経費の問題、あるいは安全対策も含めたようなことを考えながら、有料の観覧席を増やせるかどうか、そういったことについても協議をされるというふうに伺っておりますので、よろしくお願いをしたいというふうに思います。

以上、答弁といたします。

【転載終わり】---------------------------------------

明日は、『③新型インフルエンザ対策に見る危機管理について』を紹介したいと思っています。

宮尾 孝三郎

2009年11月27日 (金)

暴力団排除

本日19:30~21:20、長等市民センターにおいて『第8回長等学区暴力排除・地域安全まちづくり協議会研修会』が開催されました。

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↑開会挨拶を行う協議会会長

①まず、滋賀県警刑事部組織犯罪対策課から、つぎのようなお話がありました。

●全国的に、暴力団は山口組に一極集中化しており、滋賀県下の暴力団は100%山口組関係団体となっている。

●警察庁は、山口組弘道会について対策強化をしているが、大津市内に所在する山口組淡海一家(おうみいっか)(2次団体)に対し多大な影響力を持っている。

●弘道会は潤沢な資金を元に様々な活動を行っている。

②つぎに、大津警察署生活安全課より、「犯罪の動向と防犯対策について」お話がありました。

●平成14年、滋賀県においても刑法犯認知件数が過去最高を記録し、平成15年「なくそう犯罪」滋賀安全なまちづくり条例を施行以降、様々な県民運動が功を奏し、年々犯罪は減少傾向にあったが、今年に入って前年に比し、同時期の刑法犯認知件数が増加している。

●平成21年10月末現在、大津署管内での犯罪発生件数は2607件であり、昨年の同時期に比し、260件も増加している。

●犯罪発生件数が、前年を上回ったのは平成14年以降初めてである。

●ちなみに、大津北署管内は、引き続き減少中であり、大津署管内は非常に治安に心配がある。

●次の6つの手口の犯行が増加している。(件数はいずれも10月末現在)

・車上狙い(ガラス打ち破り)279件

・部品狙い(カーナビ盗)132件

・万引き232件(うち少年66件)高齢者による食料品の万引きがほとんど

・オートバイ盗228台(ほとんど50CC)少年による犯行がほとんどであり、これまでは直結による手口が多かったが、今はボッコンが主流である。(ボッコンとは、自転車のサドルをまず盗み、サドルの高さ調節部分の円筒形のパイプを使用し、エンジンキー部分を壊し、エンジンセルをかける手段)ガソリンがなくなった時点で乗り捨て

・自転車盗563台(カギがかかっていないのが6割)乗り捨てがほとんど

・振り込め詐欺9件1600万円の被害。過去にはオレオレ詐欺や還付金詐欺が手口のほとんどであったが、現在の主流は架空請求詐欺である。

③つぎに、大津警察署刑事二課より「大津警察署内における暴力団の実態」についてお話がありました。

●平成15年の時点で、大津市内には組事務所が4ヵ所あった。

・内訳は、会津小鉄会(あいづこてつかい)が1ヵ所、山口組系が3ヵ所

・うち3ヵ所は撤去された(借家であり追い出せたケースが2件。組の運営不能が1件)

・残るひとつが淡海一家である。

●淡海一家は、自分の土地に自分の建物であり、追放が非常に難しい。

・「暴力団事務所を建設してはいけない。住んではいけない。」といった法律がない。

・何十何百の事件の積み重ねで民事訴訟に持って行き、立ち退きを迫る方法があるが、非常に気の長い話である。

●平成15~16年に大津市図書館や組事務所隣りのスポーツジムで発砲事件があったが、いつまたそのような事件が起こるとも限らない。

●組事務所がある限り、近所の方々は危険に晒されている。

●淡海一家の寡占化

●滋賀県下では淡海一家の一人勝ちの状況

・さらに組員に組織を持たせ、京都・大阪に拠点を伸ばし成長を続けている。

・今年に入り公共工事において強要があり数人を検挙した。

●警察が認知した犯罪(相談、届出のあった事件)に関しては、必ず検挙している。

・認知=検挙

・それ以外の場合は、なかなか検挙につながらない。

・特別法関係の掘り起こしの検挙も行ってはいるが、なかなか難しい。

●被害があれば、必ず警察に届け出てほしい。

●淡海一家は資金が豊富である。

・警備業

・建設業

・メンテ

・産廃

・風俗

などを生業(なりわい)としたフロント企業が巧みに資金獲得を行っている。

●ハコモノもやっている。

・貸しビルを建設し、テナント貸ししている。(飲食店、風俗等)

・みかじめ料込みの賃貸料(高いが、他のやくざの出入りがないので、安心)

●正組員以外は、組事務所に近寄らせない。

・警察に人間関係を把握させないため。

・トカゲのしっぽ切り。(うちの組員じゃないと言い逃れができる。)

・上に捜査が及ばないようにしている。

など、3つの部署から、詳しいお話を伺いました。

また、ビデオ上映もありました。

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↑「街頭犯罪に御用心(ひったくり、車上狙い、自動車盗)」の上映

そして、閉会となりましたが、時間の関係で質問を行うチャンスはありませんでした。

私は、質問を行いたかったのですが・・・

というのも「暴力団は市民の敵」と、かなりの時間を割いてお話いただきましたが、なぜ暴力団がケシカランのか?という説明がありませんでした。

『暴力団は、納税の義務を全うせず、銃器や薬物等、犯罪性の高い品物の売買を生業としているからである。』といったような、具体的な説明が頂きたかったです。

フロント企業や貸しビル業の話だけ聞いていたら、優良企業にしか聞こえませんでしたcoldsweats02

とはいえ、良い研修になったと思います。ありがとうございました。

宮尾 孝三郎

9月一般質問「謀略ビラ、怪文書の類における本市の対応について」

昨日に引き続き、平成21年9月大津市議会定例会の議事録を掲載したいと思います。

議会での質問形式は、一括質問となっており、読み手には非常に分かりにくくなっておりますので、項目ごとの整理をさせていただいて、当ブログで紹介させて頂いております。

さて本日は、『④謀略ビラ、怪文書の類における本市の対応について』を紹介したいと思います。

【以下掲載開始】--------------------------------------

◆6番(宮尾孝三郎議員)

最後に、平成20年1月中旬及び平成21年1月下旬頃に、相次いで市内でまかれた「国際新聞」という名称の新聞に関連する本市の対応についてお尋ねします。

目片市長は、大津市長選挙において、平成20年1月20日、2期目の再選を果たされておられますが、その2日前の1月18日、本市市域において新人女性候補のイメージダウンをねらった記事で埋め尽くされている「国際新聞特集号」がまかれました。この事象の約1カ月後に開催された平成20年2月定例会における代表質問で、共産党大津市会議員団さんが次のように質問されています。以下引用します。「さらに残念なことは、これは目片市長の陣営と関係があるかないかわかりませんが、市内全域にわたって新人女性のイメージダウンをねらった謀略まがいのビラが配られるなど、見過ごすことのできない問題もあったことを指摘しておきたいと思います。中略。選挙戦で指摘されてきたこれらのことについて、及び選挙結果についての目片市長の認識、またどのように受け止めておられるのか、伺いたいと思います」。この質問に対する答弁は、佐藤副市長でありました。目片市長はこの代表質問日の1日前に肺炎で大津市民病院に緊急入院されています。御本人がおられませんでしたので、佐藤副市長が目片市長の認識や受け止め方をかわって答えるわけにもいかず、この質問に対する答弁は非常に形式的で簡素なものでありました。共産党さんの表現を引用すれば、謀略まがいのビラについてはここでは触れることなく、答弁は終わっております。

次に、本市市域に「国際新聞」が現出したのは平成21年1月下旬と認識しております。このときは新聞をまくのではなく、郵送で関係者宅に送りつけております。内容は、現在計画が進められている南部クリーンセンター用地計画をめぐるものであり、誹謗中傷、ばり雑言の見出しを飾る体裁であります。これも共産党市会議員団さんが2月定例会及び6月定例会で質問されています。この新聞については、市域に無差別にまかれたわけではなく、特定の関係者宅には新聞とは関係ない右翼を連想させる団体名を記した脅迫文まで同封されていたと言います。完全なるおどしであります。このような法律を軽んじた団体あるいは個人が追及されず、現在も次の謀略のタイミングを虎視たんたんとねらっているという状況は、市民を不安に陥れるだけでなく、市政に混乱を来すある種の暴力行為であり、決して許すことはできません。平成20年の共産党市会議員団さんによる代表質問で、この謀略まがいのビラについて質問されているのに、議会に市長不在という事情もあって、残念でしたがその答弁がなかった。これは法律を軽んじるこのたぐいの集団あるいは個人に誤ったメッセージを送ってしまったのではないかと思います。ですから、それから1年後も同じ「国際新聞社」に依頼し、次なる謀略まがいの新聞が発行され、対行政暴力に使われたのであります。南部クリーンセンター用地をめぐるその新聞の紙面の内容でありますが、東京のこの新聞社が現地に記者を派遣し、取材したとは到底思えません。市内の当該利害が対立する団体あるいは個人が「国際新聞社」に入稿したとしか思えないのであります。本市は現行の大津市総合計画において、三者協働、市民協働を声高らかに掲げておられます。しかし、このような謀略まがいの行為を策略する団体あるいは個人がやはり市内に住み、ひょっとして関係部局や市長、副市長室を訪れているかもしれないのであります。このような状況が一部にでもあり、解決できないで手をこまねいていると、本市の名誉に不利益であるばかりか、善良な市民の良心を傷つけます。この際、厳正で公正であるべき選挙、そして市政一般に関して、このたぐいのある種の暴力が二度と起こらないよう、そして行政に対する不当な要求には断固拒否し、警察等捜査機関に機を逸することなく相談する等、毅然たる態度の表明を目片市長から聞きたいところであります。

以上ですべての質問を終わります。(拍手)

◎目片信 市長  (登壇)宮尾議員の御質問にお答えをいたします。

怪文書につきましては、これも全く私は認識をしておりません。全然存じておりません。ですから、答えようがないわけでありますが、一般論というか、その当事者になれば、謀略ビラ、怪文書のたぐいにおける本市の対応でありますけれども、本市では従前より不当要求行為に対しては、組織を挙げて取り組んでいるところであります。今後行政への不当要求に対しましては、屈することなく断固拒否をして毅然とした態度で組織的な対応に努めてまいりたい、このように考えているところでございます。

以上、答弁といたします。

【掲載終わり】----------------------------------------

明日は、『②都市公園について』を紹介したいと思っています。

宮尾  孝三郎

2009年11月26日 (木)

9月一般質問「国際交流について」

本日、平成21年9月大津市議会定例会の議事録が公表されましたので、お知らせします。

私は、9月定例会で

①国際交流について

②都市公園について

③新型インフルエンザ対策に見る危機管理について

④謀略ビラ、怪文書の類における本市の対応について

の以上4項目について質問させて頂きましたが、議事録は一括質問ですので、読み手には非常に分かりにくいものとなっておりますので、項目ごとの整理をさせていただいて、当ブログで紹介させて頂きたいと思います。

本日は、『①国際交流について』であります。

【以下掲載開始】-------------------------------------

◆6番(宮尾孝三郎議員) (登壇、拍手)それでは、通告に基づきまして質問をさせていただきます。

まずは先の6月定例会で質問させていただきました国際交流について、現在の状況をお伺いしたいと思います。

基本的に今日の自治体における国際交流締結は、市民交流が存在しているということが前提であり、市長が私の代にも足跡を残したいといった市民感覚から離れた姉妹友好都市提携は、過去にはどこかの自治体であったかもしれませんが、現行の大津市総合計画基本構想にあるように、まちづくりの主体は市民、事業者及び行政の3者であり、三者協働の精神で事業を行うのであれば、市長の個人的な思い、言いかえれば私的な思い、私の代にも足跡を残したいというこの発意は慎むべきであろうと考えます。

ではまず、ロシア連邦スヴェルドロフスク州エカテリンブルク市との状況について伺います。

市民が主権者として自らの権利と義務、そして現在と未来に対する責任を自覚して行動されているとするならば、提案者である特定非営利活動法人市民協働さんは、市民交流を現在推進中であると推測しておりますが、具体的にロシア側のどのような市民団体と交流を持たれているのか、本市執行部が把握されている範囲でお聞かせください。

次に、先回の質問の時点では、本市執行部は相手都市といまだ直接連絡がとれていない状況にあるとのことでありましたが、あれから3カ月が過ぎました。エカテリンブルク市担当者等とどのような自治体間のすり合わせが行われたのか、お聞かせください。

次に、前回も伺っておりまして重複しますが、重要でかつお答えになられなかった点について質問をいたします。

市長は入院中の平成21年2月23日、イタルタス通信社副社長ウラジミール・クチコ氏及び特定非営利活動法人市民協働関係者が表敬訪問をされた際、その一行に対して次のように発言をされています。引用します。「私どもは友好都市提携をさせていただくのなら、おぜん立てはちゃんとしてくださいと、印鑑を押すだけの状態になれば、大津はちゃんとやりましょうと申し上げている」。この発言はそのニュアンスから推測すると、この日以前に提案者側に印鑑を押すだけの状態にという提案を既に市長がされていたのではないかと捉えられますが、入院中のこのときにはじめてこのことをおっしゃったのか、それ以前に既に発言があったのならば、それはいつ、どのような席上でのやりとりだったのか、お聞かせください。

前回の質問から3カ月が経過しています。前回は記憶にないとおっしゃいましたが、その後本件に関する議事録を読まれて、整理はついていると思います。重要な部分ですので、すっきりとお答えいただきたいと思います。

次に、来訪者日程について伺います。

11月にはエカテリンブルク市長が、12月には元大統領ゴルバチョフ氏がこの件で大津市に来られるということは、公文書公開請求で入手した資料で把握できますが、これ以外にも動きがあるようです。本件に係る今年度の来訪予定者とその日程について、本市執行部が把握されている情報をお聞かせください。

また、その来訪予定者における企画、連絡及び調整窓口はどこがとられているのかもあわせてお聞かせください。

次に、市長の同法人における身分について再確認させていただきたいと思います。私は先回の質問で、特定非営利活動法人市民協働の総会において表決権を有する社員に市長自らが籍を置いていることを確認させていただきましたが、現在もそのお立場に変わりがないのであれば、特定非営利活動法人の総会に出席するなり、総会を欠席された場合でもその総会議事録なりが手元に届けられ、その活動が本市執行部や担当職員よりも十二分に知り得るわけです。目片市長の特定非営利活動法人市民協働における現在の身分をお聞かせください。

また、先回の質問で、入院中の目片市長をイタルタス通信社のウラジミール・クチコ氏及び特定非営利活動法人市民協働が表敬訪問された際、目片市長の御子息もそこにおられたと、平成21年6月定例会での市長自らの答弁で明らかにされたわけでありますけれども、その後調べさせていただきました。目片市長の御子息は現在、特定非営利活動法人市民協働内に設置された委員会、エカテリンブルク市・大津市姉妹都市交流準備委員会の調査室長という肩書で、同法人に籍を置いておられるそうですね。そのような事実から、前回もお聞かせいただきましたが、4月10日に行われた他会派の会派説明会において、現状では全く提案者の目的、理由がわからないと発言されたという記録にさらに不自然さを感じた次第であります。市長は一体何をされたいのか、このような事実が明らかにされた今でも、公私混同ではない、公の判断だと言い切れるのか、伺います。

次に、オーストラリアサウスウェールズ州モスマン市との状況について伺います。

こちらの方は動きが活発であると仄聞しております。10月8日にはモスマン高校の45名の生徒が滋賀短期大学を訪れ、音楽交流をされる予定があるとか、また大津商工会議所創立130周年記念事業として、オーストラリア・モスマン市友好親善の旅が企画され、その日程は平成21年11月23日から28日までの4泊6日であるとか、このような活発な動きを本市執行部はどのように評価し、またその動きにおける本市の役割は現在どのようなものであると認識しているか、お聞かせください。

以上でこの項の質問を終わります。

◎目片信 市長  (登壇)宮尾議員の御質問にお答えをいたします。多岐にわたっておりますから、順番がどうなるかちゅうことについては御理解を賜りたいと、このように思います。

指摘をいただきました発言通告の3番目でありますけれども、2月23日の入院中に特定非営利活動法人市民協働とその関係者が表敬訪問した際、印鑑を押すだけの状態という発言をされておりますがと、こういう御指摘でございました。これはその前の7月に来訪をされましたときに、いつ、どこでということでございましたから、来訪されましたときに、そのようなことを申し上げたわけであります。それはあくまでも前提がございまして、それは少なからずとも市議会の同意をいただくということの諸条件が整うということが当然言われるわけでございますので、そのような背景を持ってその旨を提案者にお伝えをしているところであります。したがって、いわば勝手にそのようなことを申し上げたものではないわけでありますが、今申し上げるように、そういう前提があってそういうふうに申し上げてるということであります。

次に、6点目でありますが、公私混同ではないのかと、こういうことで御指摘をいただいておりますが、こうして答弁するということは、公の部分で答弁をさせてもらっているわけでありますから、私の場合であれば、皆さん方にお話を申し上げることはないというふうに考えております。私の信条から申し上げまして、どなたが提案されるであれ、どういうような内容であったとしても、いわゆるその事柄については、真摯な対応をしていくというのが私の信条でありますから、そのことが今おっしゃられる公私混同ということから申し上げれば、公の立場であって、どなたが提案されても、あるいはどういうような課題であっても、そういうような対応については真摯に対応していくというのが私のスタンスであります。したがって、先ほどの御指摘をいただいております話は、いわゆる友好都市が締結できるかどうかという、あるいはそういうことを前提にしての私の考え方でありまして、いわゆる現在の国際化時代、そして国際交流というのは、それなりの条件が整い、相互のいわゆる利益が持たれるのであれば、私はこれからも引き続いて国際交流ということに取り組んでいけばよいという考え方をしております。加えて、申し上げておりますように、先ほど出てまいりましたイタルタス通信のクチコ氏が見えましたということのお話がございました。そのとおりでございまして、その方が見えたということは、いわゆる時間と費用をかけてこちらまでお越しになっている、そういうような状況を考えれば、出会わんわけにもいかない、帰ってくれと言うわけにもいかない、そういうような相手方のお立場を尊重したら出会うということは、私はこれが一つの礼儀ではないかなと、こんなふうに思っております。

それから、私の入院中に愚息が同行したと、こういう御指摘がございました。これは役所へ見えたわけですけれども、あいにく入院をしておりましたから、ちょうど議会中でございまして、お話のとおりですけれども、したがって議会を傍聴をされて、そして病院に案内をする役割で同席をしたということでありますから、ちょっと誤解があるんじゃなかろうかなと私はそういうふうに思っております。当時病院は面会謝絶ということで、家族以外は面会ができないということになっておりましたので、したがって私どもの息子が同行をして面会をしたと、こういうことでございます。

以上が私なりに今質問を受けて、申し上げなければならん、答弁をしなければならん、そういうような事柄ではなかったかなと思いますので、一応私なりの答弁とさせていただきます。

◎奥村節子 市民部長  (登壇)所管事項につきまして御答弁を申し上げます。

国際交流について、1点目の提案者である特定非営利活動法人市民協働がロシア側のどのような市民団体と交流をされているのかにつきましては、現時点におきましては、ロシア政府やエカテリンブルク市などの行政機関との連絡調整が主要なものと把握をしております。

次に、2点目のエカテリンブルク市担当者等との自治体間のすり合わせにつきましては、非常に重要との認識に立ち、提案者である特定非営利活動法人市民協働に対しまして、両市の国際交流部署が直接的に情報交換ができるよう申し入れをしているところでございます。

4点目、5点目の今年度の来訪予定者とその日程等につきましては、9月20日前後にロシアからイタルタス通信社の副社長クチコ氏が再度来津される旨を伺っており、その際にエカテリンブルク市に関する何らかの情報ももたらされるのではないかと推察をしているところでございます。来津に当たりましては、提案者がその調整をされており、現在のところ詳しくは掌握いたしておりません。

7点目、8点目のオーストラリア・モスマン市の動向に係る御質問でございますが、次代を担う青少年をはじめとする市民を主体とした国際交流が促進されることは大変意義深いことと捉え、ふるさと都市大津、恒久平和都市宣言により国際交流を通じた世界の恒久平和を希求している本市としてふさわしい支援、協力を行ってまいりたいと考えております。いずれにいたしましても、姉妹都市提携は議会の議決に付すべき事件であることから、今後とも市議会と連携を緊密に図り、御理解を賜る中で調査研究を継続してまいりたいと考えております。

以上、私からの答弁といたします。

◆6番(宮尾孝三郎議員) 御答弁どうもありがとうございました。再問をさせていただきます。
~最後に、国際交流について再問をさせていただきます。

まず、順不同になりますが、ゆっくりしゃべりますので、よろしくお願いします。公私混同ではない、公の判断だと言い切れるのかという部分で、答弁をされた市長は、公の判断で今答弁をされている、私ごとはここでは話さないということで、前回もそのような認識を確認しておりますし、それについてはありがとうございます。

私が今回、今ここで確認させていただきたかったのは、質問の中であるとおり、市長の法人上の立場は現在どうであると市長が認識されておられるかという部分でありましたけれども、そこが抜けておりました。

あと、市長の息子さんがそこになぜいたのかということで、市長がおっしゃられたのは、面会謝絶であったが、家族が同行すれば面会ができるということで、息子さんが案内役であったというふうにおっしゃられてるんですけれども、私が質問内で言ったのは、交流準備委員会の調査室長に息子さんがおられるということで、息子さんが市民協働のメンバーとして動かれている、そして市長も市民協働の社員として、平成21年3月31日現在の前事業年度の社員のうち10名以上の者の名簿の中になおも名前があるということで質問をさせていただきました。けれども、もうこれについても多分答弁は平行線になると思いますので、これは今現状を確認をさせていただいただけであります。市長、そのような認識をまず持っていただきたいと思います。

さらにまだ確認が続きますけれども、1番目に伺いました提案者である特定非営利活動法人市民協働は具体的にロシア側のどのような市民団体と交流を持たれているのかという点なんですけれども、市民交流を前提に考えている本市のあり方からすれば、ロシア側の政府機関や地方政府と連絡調整を行っているにすぎないということであります。しかし、別の見方をすれば、この団体は市民交流を活動軸とした団体ではなく、大津市執行部ではまねのできない私のような凡人では理解のできない手法で直接ロシア政府とゼロから交渉できる相当な実力をお持ちの団体であるということもできます。そして、現在もなおエカテリンブルク市と本市は直接お話もできない状況にあるということが確認できました。何でこのようなことになったのか、これは市長の印鑑を押すだけの状態にという発言がすべての元凶にあると私は考えます。市長は先ほどの答弁で、失礼ではありますが、こう言わせていただきます。何ら危機感も覚えず、淡々とお答えになっておられましたが、印鑑を押すだけの状態という発言は非常に問題であります。つまりゼロから99.99の状態まで市長は特定非営利活動法人市民協働さんに付託をされたわけであります。つまり責任を付与し、物事の処置から審議などすべてを任せたわけです。付託したわけです。ですから、エカテリンブルクと本市が直接お話もさせてもらえない、これは当たり前のことであります。そして、何もかも本市が関わることなくおぜん立てが進められていき、最後に目片市長がまさに印鑑を押すだけの状態に登場される。ほかの行政事務もこんなことが行われているんでしょうか。本市の公共事業計画を、例えば市長が友人に付託をして、市長が判こを押すだけの状態になるまで、市長の友人が公共事業計画を粛々と遂行していく、こんな感じにほかのことに置きかえて考えてみたら、こんなことはあり得ない。そういうことに市長、そしてこのブレーンの皆さん、本市職員、みんな気がつくはずなんです。何でこんなに周りに優秀な職員がおられるのに、市長に意見具申をされなかったんですか。何で見て見ぬふりをされたんですか、皆さんは。あきれて物も言えません。これはもう本市の安全装置、危機管理機能は壊れてしまっていると言うほかありません。いいかげんにしていただきたいと思います。私はこの問題は努めて早期に収束されるのが賢明と考えますが、これはもうもはや市長ではなく、担当部局の見解を伺いまして、再問とさせていただきます。

◎奥村節子 市民部長  宮尾議員の再問にお答え申し上げます。

エカテリンブルク市との交流につきましては、先に御説明をいたしましたように、直接的な連絡はまだとれない状況にあるということでございます。このことにつきましては、本市が他の五つの姉妹都市との提携をいたしてまいりました経過から見ましても、大変残念なことであるというふうに思っております。そうしましたことから、今後提案者のほうに申し入れを行っておりますように、直接エカテリンブルク市の担当部局と私どもの担当部局が交渉をできるような場面を設けていただくように要請をいたしまして、その中でお互いが直接的に相互の意思を確認する中で是非を論議してまいりたいというふうに考えております。よろしくお願いいたします。

◆6番(宮尾孝三郎議員) 再問に対する答弁ありがとうございました。

最後に、国際交流の担当部局である市民部長から、連絡がとれていないという状況は、他の5都市と比べても非常に残念な状況であるというふうに見解をお聞かせいただきました。そうなんですね、今非常に残念な状況になってるんです。普通行政というのは合議制で、平時は合議制でありまして、担当からどんどん吸い上がってくるもんなんですね。そこで皆さんで協議をされた上でどんどんどんどんすり合わせが行われていく。ところが、今ロシア政府とか、目片市長とか、物すごいトップから何もかもがただおりてくるだけなんですね。こんな危機管理的な大統領制の、大統領権限の執行みたいな状況を平時にされてるので、今非常にここに座ってる理事さんも職員さんも皆さん大混乱されてるわけなんですよ。これを認識していただきたいと思うんですね。とにかく今その市民協働さんがどれだけの権力、権限を持っているのかわかりませんけれども、本市の執行部がこれだけお願い、要請をしなければ前に進むことができないって、こんな市民交流あり得ますか。考えられないですよ。これこそ危機管理そのものですよ、市長。僕はこれが、これ12月にゴルバチョフさんが来られるとかっていう話が市の資料に出ておりましたけれども、そういうところまで放置をされると、もうこの交流というものはもうだれも手のつけられない、もう市民が抑止できない、市の職員も抑止できない、どんどんひとり歩きしてしまうわけです。今こんなに混乱をしてるんですから、もう本当に全く御破算でゼロから真剣に議論し直すと、この合議制というものが全く図られずに、上からトップダウンでやってきた話について、今われわれ議員はなじまないと考えているわけです。ですから、5月15日にこの国際交流、姉妹都市提携の提案あるいは廃止については、これは議決事項にすると、この40名が全会一致でそういう判断をしたわけです。それを6月に申しましたが、いまだにその本質の部分を理解されず、今までこうやって引っ張ってこられた、これこそが危機管理意識の喪失そのものであります。もう本当に担当部局はこれ以上表現することはできないと思いますし、市長も言うことはきっと緒についたばかりであるので、これから検討を進めていきたいという前回の表現にとどまるしかないと思うんですね。ですから、もうこれ以上言いませんが、とにかくわれわれ40人の議員は、そのトップダウンということについて違和感を感じてるんだと、合議制の中で担当者から上がってくるべき話だったんじゃないのかというところに問題点があると、そういうふうに申し上げておきます。ですから、これから9月20日頃、イタルタス通信社の副社長また来られるでしょう。ひょっとしたら市長また表敬訪問お受けになるかもしれません。そういう際にも、今までの流れというもの、この議会の流れというものを本当に上手にお伝えいただいて、御理解をいただかないと、もうずっと平行線のままだと思いますので、よろしくお願いいたします。もし市長、御意見ありましたらお聞かせいただきたいんですけども。

◎目片信 市長  おっしゃってることが理解に苦しむわけでありますけれども、確かに御指摘のように、緒についたばっかりという答弁をするであろうとお察しをいただいておりますけれども、決して混乱を招いているとか、トップダウンであるとか、そのような姿勢、あるいはまた認識を職員がしているというふうには私は思っておりません。ですから、そういう提案があって、こういう提案がありますがということがトップダウンとするならば、これは何事も市政がうまく回転しない、そんな思いをいたします。したがって、ちょっと宮尾議員のおっしゃってることが過度に解釈をされてるように私自身思いますし、決して今お話しの混乱であるとか、トップダウンで何でもかんでも横向いてるものをこっち向けてるとか、そういうような表現で私は受け止めたんですが、先ほどのお話のように、議会の議決を必要とするちゅうことはもう当然認識をしておりますから、決して今その提案をしてるわけでない、むしろ宮尾議員のほうからそういうような話題提供をいただいての議論になってるわけですから、今私どもが友好都市、姉妹都市を提案をして、そのことについて議論をしているのであれば、それは今おっしゃられるようなこともしかりな部分があると思いますけれども、何かしらちょっと過度に解釈をされてる、そんなふうに私は思いました。したがって、決して混乱をしてるとか、トップダウンで物を言うてるとか、そのことではないということをここで申し上げておきたいと、このように思います。

【以下掲載終わり】------------------------------------

明日は、『④謀略ビラ、怪文書の類における本市の対応について』を紹介したいと思っています。

宮尾 孝三郎

2009年11月25日 (水)

議会活性化検討委員会、成果アリ!

過去の関連ブログはコチラ↓

2009年7月21日 (火)議会活性化検討委員会が動き出しました

2009年10月26日 (月)議会運営委員会行政視察にまいります

2009年10月28日 (水)議会運営委員会行政視察

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本日は、「議会活性化検討委員会」が開催されました。

まず、議場での一般質問における“質問形式”そして“持ち時間”でありますが、

①一括質問方式(従来の形式)

②一問一答方式

③分割質問方式

という3つの質問形式を議員が自ら選んで質問を構成し、議会で質問することが、方向性として委員会内で一致しました。

また、持ち時間については、3様の質問形式いづれも、質問・答弁を総合して60分以内に設定すると言うことも、方向性としては一致しました。

そのために、議場の改修が必要となります。

対面式演台の設置と、中継及び録画映像提供に使用するビデオカメラの取り付け位置の改修であります。

改修費用については、平成22年度当初予算に議会費に計上します。

実施時期については、平成22年2月定例会において試行がはじまり、6月定例会には議場改修が終了している見込みであります。

これらは、12月下旬に議会運営委員会に答申予定になる予定です。

つぎに、傍聴人への資料提供についてでありますが、現状では、傍聴上の注意事項や市議会のしくみなどを記述した「市議会のしおり」を配布し、質問順位表(発言項目については大項目のみ記載)を掲示しているという状況です。

大津市議会会議規則には、つぎの条文があります。

(議場内における資料等印刷物の配布許可)
第108条 議場内において、資料、新聞紙、文書等の印刷物を配布するときは、議長の許可を受けなければならない。

これは、現状での解釈は、議員席に配布される資料を指していますが、議員に配布された資料を傍聴人も見ることができるようになると、より理解が深まります。

このような改革内容についても、本日各委員の賛同が得られましたので、答申に含まれるものと考えます。

以上、本日の委員会で方向性の決まった事項について、報告をさせて頂きました。

宮尾 孝三郎

2009年11月24日 (火)

X'mas Jazz Night 

お知らせですnote

スカイプラザ浜大津で、素敵なイベントが開催されます。

【以下、転載開始】-------------------------------------

X'mas Jazz Night
クリスマス・ジャズ・ナイト開催!

NYで大活躍中の素晴らしいボーカリスト「深尾多恵子」さんと人気と実力を兼ね備え、関西で活躍中の「大友孝彰」さん(ピアノ)と「西村有香里」さん(テナーサックス)。
素晴らしいミュージシャン3名による、クリスマスコンサートをお届けいたします。

と き 2009年12月15日(火)
開 演 20:00~
開 場 19:30~
会 場 スカイプラザ浜大津6階 交流サロン

出 演 深尾多恵子(Vo)
     西村有香里(Ts)
     大友孝彰(P)

入場料 1,500円
定 員 60名(先着順)

お申込は、TEL・FAX・Mailにて受付。
①氏名、②連絡先、③希望人数を明記ください。
事前予約制ですが、定員になり次第受付を締め切らせていただきます。

ご予約・お問い合わせ先
スカイプラザ浜大津
TEL 077-525-0022
FAX 077-525-0131
Mail info@sky-plaza.jp

【転載終わり】-----------------------------------------

この写真は、私もたずさわっていた「Otsu West Jazz Night」で歌って頂いたときのものです。↓

211124

↑平成19年12月1日撮影(撮影者:宮尾 孝三郎 撮影場所:山上町‐清水酒店)

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深尾多恵子さんの公式ホームページはコチラ↓

Jazz Singer TAEKO FUKAO

人気ライヴで、かなりの予約状況のようです。お早めにshinenote

宮尾 孝三郎

2009年11月23日 (月)

平和ボケ3

平和ボケシリーズ過去の記事はコチラ↓

平和ボケ 2008年2月 3日 (日)

平和ボケ2 2008年5月25日 (日)

世の中には、いつまで経っても解決しないものが多くあります。

その最たるものは、戦争であります。

国家が行う戦争は、突発的に起こることは稀で、ほとんどは入念に計画された上で(戦争実施地域、当地にあわせた兵器・装備品の開発・生産、人員配置、武器・弾薬の供給、戦争資金、作戦、期間、終結のシナリオ)行われているのは、歴史が証明しています。

旧日本軍が行った大東亜戦争は稀な例であり、GHQは戦後、日本に対し「昭和16年の段階で、戦争をどのように終わらせようと考えていたか。」をしきりに尋ねています。

日本は、戦争開始当時に、戦争の終局時期を計画していませんでした。いつ終わるのか誰にもわからなかったのです。通信・暗号等を傍受して、いくら分析を行っても、終局時期をいつに想定していたか米国は図りかねたため、原子爆弾という究極の兵器を使用したという説もあるようです。

このように、日本における最後の戦争が「稀な」戦いであったため、現代の日本人は、戦争を正しく理解できないのかもしれません。

さて、身近なところでの疑問は、例えば「暴力団追放運動」であります。

警察、そして行政は、ずいぶんとこのスローガンを使って、市民啓発をし、戦ってきました。暴対法もあります。しかし、暴力団の勢力は衰退するどころか、現在では「山口組幕府」とまで呼ばれています。(約300年続いた徳川幕府に習って付けられた呼称)

小さなヤクザ組織は、抗争やさまざまな調整の下、山口組の傘下に置かれるようになり、企業の営業活動も知らず知らずのうちに暴力団のフロント企業と商取引を行ってしまうケースが決して少なくはないと聞いています。

こうして山口組は、スマートな資金活動を行い、拡大あるいは安定しているようであります。

警察・行政と市民の追放運動は、いつまで経っても「達成感」を享受できないのであります。

例示は、これくらいにして、別の視点で「戦争」と「暴力団追放」がなぜ解決しないのか、考えて見ましょう。

例えば、戦争は「武器」というものが、この世からなくなれば、戦うことができなくなりますから、おのずと戦争がなくなるという説があります。

この説には、言い得ている部分と誤っている部分の両方が混在しています。

この説の誤っている部分は、「人を殺傷する道具は、無数にある」ということを認識していない点にあります。

人を殺傷する道具は、銃や砲、刃物に限らないという点であります。(犯罪を助長する可能性があるので、その例示は避けます。)

ということで、戦争は手段があるかぎり、解決しません。

次に、暴力団追放運動についてでありますが、まず世の中が必要悪を求めていないか?ということであります。

「あの人ら、そんな悪い人とちゃうで、地域に迷惑かけているわけでもないし・・・気前もええで・・・」

その「気前」のよさは、何を生業(なりわい)として得た金であるのかは、「そんな悪い人ちゃうで」という思考の場合、考慮しないでしょう。

もうひとつ、わが国の憲法第25条1項において「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。」と定めてあります。これは、生存権と認識されています。

すなわち、暴力団も「すべての国民」に入るとするならば、最低限の生存権を有しており、それを脅かすことはできないのでしょう。

しかし、日本国憲法 第30条「国民は、法律の定めるところにより、納税の義務を負う」という義務を遂行していないのならば(暴力団が正しく納税の義務を履行しているならば、『暴力団』ではありません。)生存権でうたう「国民」ではないという説もあります。

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といった具合に、ちょっと考えただけでは、解決など糸口すら見えないのであり、専門に研究を行なう学者の皆さんにとっても、政治家にとっても、永遠のテーマであります。

ヒトは、多くの地球上の動物の一種類であり、文化的な生活をおくっている現在でも、他の動物を殺害し、食物としているわけでありますから、他の動物に人間と同等の頭脳と人格があれば、「人間の行う殺戮行為」に対して、許しはないでありましょう。

「私は、蚊にさされても、『いいのよ、吸って。』って気持ちで、虫も殺したことがありません。」と発言した同級生が過去におられましたが、その方は、焼き鳥も魚も大好物であり、「他人に殺させていることを認識していないだけ」であると、私は考えました。

スローガンを高らかにうたって「戦争をなくそう」「暴力団追放」と続けても、決して解決しないのではないかと、現時点では考えています。

宮尾 孝三郎

2009年11月22日 (日)

予備自衛官招集訓練出頭

11月21日(土)及び22日(日)の両日、陸上自衛隊予備自衛官招集訓練に出頭してまいりました。

出頭場所は、京都は宇治市に所在する大久保駐屯地、第3施設大隊第1中隊。

21日は出頭してから、身体検査を受け、合格をいただいてから訓練準備を行い、体力検定を実施しました。

また、22日は、200mレンジでの7.62mm小銃による射撃検定を午前に受けたあと、午後は、検問所での勤務要領を演練しました。

今回新鮮だったのが、検問所訓練でありました。

検問所を通過する車両及び人員に対し、危険要素の有無を確認するという極めてシンプルな目的を遂行する為の訓練でありますが、様々なケースが準備され、とても参考になる内容でありました。

具体的な訓練内容は、もちろんお伝えすることができないのでありますが、いざというときには、我々予備自衛官がそのような任務を付与されることも考えられるわけで、訓練を終えて終わりにはせず、自分なりに様々なシュミレーションを考え、対処要領の腹案を持っておきたいと思います。

宮尾 孝三郎

2009年11月20日 (金)

11月市議会定例会の日程等

本日、11月市議会定例会の提出予定議案の説明がありました。

まずは、日程から・・・

211120

つぎに、提出予定議案等・・・

211120_2

211120_3

と、一応議案を羅列しましたが、これで理解するのは不可能です。

まず、閉会中の継続審査議案でありますが、10月に行った“平成20年度(昨年度)一般会計決算及び特別会計決算”の審査結果について採決を行うものであります。(認定あるいは不認定)

つぎに、11月市議会定例会提出予定議案(11月30日上程)についてでありますが、提出された議案は46件であります。

内容は、これから私共も熟読いたしますので、内容については分析を待って頂きたいと思います。

さて、私は21日(土)~22日(日)の間、陸上自衛隊大久保駐屯地で行われている予備自衛官招集訓練に出頭いたしますので、明日のブログをお休みさせていただきます。

宮尾 孝三郎

2009年11月19日 (木)

ボジョレ・ヌーボー

本日は、ボジョレ ヌーボーの解禁日でありました。

私は、ドイツ・ヴュルツブルク市 姉妹都市訪問団に参加させて頂きましたが、本日は、大津市の施設「ヴュルツブルクハウス」(指定管理施設)でボジョレヌーボーパーティーがあり、私も6回目の参加をさせて頂きました。

「ヴュルツブルクハウス」は、平成元年、大津市がヴュルツブルク市に造った日本庭園「近江の庭」の答礼にと、技術者の派遣や資材提供を受けて建設されたもので、市制100周年を迎えた1998(平成10)年7月、なぎさ公園のサンシャインビーチに「ヴュルツブルクハウス」がドイツの伝統的民家そのままに瀟洒な姿を現しました。

その建物で、フランスの「ボジョレ ヌーボー」は一見ちぐはぐではありますが、なにかきっかけがあって一堂集まらなければ、ヴュルツブルクに対する友情も感謝も端々に伝わらないわけでありまして、一定の効果はありますhappy01(より多くの市民に紹介いただければより効果がありますが・・・)

本日は、様々なシーンでご活躍いただいている市民のみなさま、そして大津市役所を退職されたみなさま、現職のみなさま、国会議員経験者のみなさま、と多くの方々が一堂に会しました。

よいコミュニケーションができたのではないかと、振り返りますwine

宮尾 孝三郎

2009年11月18日 (水)

仄暗いトンネル

国は、事業仕分けを行い、連日のマスコミの関心事となっていますね。

滋賀県は、平成22年度において230億円の財源不足が見込まれる状況

大津市は、平成22年度において48億円余りの財源不足が見込まれ、平成22年度から平成28年度までの収支の見込みは、約204億円の財源不足が見込まれる大変厳しい状況になると予測されています。

このように、昨年来の世界経済の冷え込みは、国や地方自治体にも確実にダメージを与えています。

我々は、いま、トンネルの入口付近にいるようです。仄暗いトンネルの出口は、ずっと先なのかも知れません。

本日、大津市職員のオフサイトミーティングがあり、谷議員と私も参加してまいりましたが、今日のテーマは「財政激流 どうする財源不足」

どうするsign02の部分でありますが、大津市は「大津市中期財政計画」をこの10月に策定し、これを軸に平成28年度までの財政における課題を職員そして市民の皆様に提示しています。

財政運営の健全性を確保するための取り組みによって、平成28年度までに当面約147億円の解消を目指すものとしていますが、この取り組みが成功したからといって、危機を脱するわけではないようであります。我々の子どもや孫にそのツケはまわってきます。

タモリがテレビCMで「みなさん計画的にやりましょうよ」とおっしゃっていますが、計画的におこなっても厳しいweep

今日は、厳しい現実をお知らせいたしました。

宮尾 孝三郎

2009年11月17日 (火)

わが国は、NATOに早期加盟を!

昨日に引き続き、オバマ米国大統領についてであります。

【以下転載開始】--------------------------------------

攻守一変した米中首脳会談 G2時代を予感

2009.11.17 20:18 産経ニュース

【北京=伊藤正】中国をG8(主要8カ国)に加えるべきか議論されたのはつい数年前だったが、北京で17日行われたオバマ大統領と胡錦濤国家主席による米中首脳会談は、G2時代到来を予感させた。米中が世界規模の問題に共同で対処する体制をいい、中国では「中米共治」と呼ぶ。実態はともかく、米国の一極支配終結を象徴する会談、と受け止められている。

オバマ、胡錦濤両首脳の記者会見は、オバマ氏の低姿勢ぶりが目立った。かつて訪中した米国の大統領は、中国の人権抑圧や人民元レートを含む通商問題などで改善を迫ったものだが、オバマ氏はチベット問題でも対話を促すにとどめ、為替問題にも踏み込まなかった。

それに対し胡錦濤氏は、人権問題では「国情」を主張した上、(米国の)保護主義に反対を表明。気候変動対策でも国際協力の必要を強調しながら「各自の能力を基礎に」と付け加え、成長を阻害する数量規制には反対する立場を守った。

北京大学の王逸舟教授は中国誌の取材に、中国が米国の市場と資本に依存していた時代は受け身に立たされてきたが、いまや立場は変わり、中国が主導権を握ったとの認識を示す。

中国は断トツの外貨準備高を誇り、8000億ドル前後の米国債も保有して、米財政を支えている。金融危機後、世界が景気低迷に悩む中で、中国は大規模な内需拡大策で今年も8%の成長率を確保する見通しで、中国市場が世界を救うとの期待さえ広がる。

オバマ大統領が中国との協力関係を強化、発展させようとしているのは、中国が最も成長著しいアジア市場の中心であることだけではない。中国人民大学の金燦栄教授ら中国の国際問題の専門家らは、9・11米中枢同時テロから始まったブッシュ前政権の負の遺産を克服するのに中国との協力が不可欠とみている。

それは直接的にはイラク、アフガニスタン、パキスタン問題であり、間接的にはイラン、北朝鮮の核開発問題である。米中首脳会談では、平和で繁栄した世界の実現という総論では一致したが、それぞれの国益が絡み、具体的対応は一筋縄とはいかない。

そうしたことも見越して、オバマ大統領は中国との信頼関係増進を最優先し、中国に応分の国際的責任を担わせる一歩にしようとの意図をうかがわせた。その結果、オバマ氏は国際社会が懸念する中国の軍事的脅威にも言及を避け、台湾問題でも「一つの中国」の立場を明確にした。

オバマ、胡錦濤両氏が言うように、両国間には当然多くの問題で食い違いがあるが、戦略的関係強化が共通の利益との認識では一致している。ただし中国国内では「G2体制」について、米国に利用されるだけとか、社会主義体制を危うくするといった警戒論もあり、米中一体化にはならないと指摘されている。

いずれにせよ、米中の関係がさらに進み、東アジア情勢への影響は確実だ。そうした中で、日本の進路が問われていくだろう。

【転載終わり】----------------------------------------

ここで、注目すべきは双方の国家体制の違いであります。

アメリカ合衆国は、資本主義、自由主義、民主主義、共和制、大統領制、二院制を採用しております。

中華人民共和国は、社会主義、一党独裁、民主主義的中央集権制(三権分立の相互抑制メカニズムは存在しない)であります。

まったく、国家体制は違いますし、目指すところも異なります。

しかし、中国の米国債保有額は8015億ドル(今年9月末現在)であり、昨年9月の時点で日本を抜き世界トップに君臨しております。

ちなみに、わが国の米国債保有額は6772億ドル(今年9月末現在)であり、昨年9月の時点で世界第2位であり、世界トップの座を中国に譲っております。

参考までに、昨年の9月末現在で世界第3位は、イギリスで3384億ドルでありましたが、今年の9月末現在では、1638億ドルと大幅に減らしており、世界第5位であります。

もはや、西側も産油国もアメリカ離れが著しく、極東の緊張を演出し、アメリカのプレゼンス(国外での軍事的・経済的影響力の存在)を示し続けなければ、国が持たないところまで来ております。

オバマ大統領は、パパブュシュが湾岸戦争で現実に始めた「新世界秩序」によって、実際は疲弊してしまったすべてを“負の遺産”と正しく認識し、後片付けを行いたいようであります。

そこには、「背に腹はかえられぬ」切羽詰った台所事情があり、国家体制の違いはもはや問題外なのでありましょう。

NATO(北大西洋条約機構)は、親分のアメリカ抜きで今後の展開を慎重に考える必要がありそうです。

また、日本はNATOに加盟することで、“G2”へのけん制を示す必要がありましょう。

宮尾 孝三郎

2009年11月16日 (月)

オバマ大統領、アジア政策について演説

アメリカ合衆国オバマ大統領訪日時における演説の全文を紹介します。

在日米国大使館ホームページより

【以下、転載開始】-------------------------------------

バラク・オバマ大統領の演説
サントリーホール
東京、日本

日本標準時 午前10時12分

オバマ大統領:大変ありがとう。ありがとう。本当にありがとう。(拍手)
おはようございます。米国大統領としての初のアジア歴訪に際して、最初に東京を訪れることは大変な光栄です。(拍手) ありがとう。長年の友人であり米国の新駐日大使であるジョン・ルースをはじめ、日米両国の絆を強化するため毎日働いている多くの皆さん‐日本国民と数人アメリカ人がここにいるようですが‐皆さんとご一緒できることはいいことです。(拍手)

日本を再訪するのは素晴らしいことです。ご存知の方もあるかと思いますが、少年時代に母に連れられて鎌倉を訪れました。そこでは何世紀にもわたって平和と安寧の象徴になってきた青銅製の大仏像を見上げたものです。そして子供だった私は、抹茶アイスクリームの方にもっと関心がありました。(笑い)そして、私は昨夜の晩餐会の際に子供の頃の思い出を分かち合うべくアイスクリームを出してくださった鳩山首相にお礼を申し上げます。(笑いと拍手)ありがとうございます。しかし私は、故郷を遠く離れ訪ねてきたアメリカ人の少年に日本の人々が示してくれた暖かさともてなしを忘れたことはありません。

そして、私は今回の訪問でも同じスピリットを感じています。鳩山首相の優雅な歓迎の中に、天皇陛下ご即位20周年を迎えられた天皇・皇后両陛下にお会いする非常な栄誉の中に、日本国民により示された暖かいもてなしの中にそれを感じます。そしてもちろん、小浜市民の皆さんに私のご挨拶と感謝の言葉を伝えることなくしては、ここに来ることはできませんでした。(拍手)

さて、今回の歴訪を日本から始めるのは、単純な理由からです。私は就任以来、相互利益と相互尊重に基づいて、アメリカのリーダーシップを取り戻し、世界への新しい取り組みの時代を追求するために努力してきました。そして、アジア太平洋における私達の努力は、米国と日本の永続的かつ再活性化された同盟関係に大いに根ざしたものになるでしょう。

就任当初から、私達は日米両国の絆を強化するために努力してきました。私がホワイトハウスで最初にお迎えした外国指導者は日本の首相でしたし、この50年間で初めてのことですがアメリカの国務長官、ヒラリー・クリントンの最初の外国訪問はアジア歴訪であり、それも日本から開始されました。(拍手)

日米同盟は2ヶ月後には50周年を画することになり、50年前のその日、ドワイト・アイゼンハワー大統領は日本の首相の隣に立って、日米両国は「平等と相互理解」に基づく「不滅のパートナーシップ」を構築してゆくと述べました。

それ以来半世紀にわたり、この同盟関係は日米の安全保障と繁栄のための基盤として持続されてきました。この関係は、日米が世界の二大経済大国になるのを助け、日本は北米外での米国の2番目に大きな貿易相手国として台頭するようになりました。日本が世界的舞台でより大きな役割を果たすようになるにつれ、同盟は進化し、世界の安定に重要な貢献をしてきました。具体的には、イラク復興からアフリカの角の沖合いでの海賊行為との戦い、アフガニスタンおよびパキスタンの国民への支援にまで及んでおり、最近では、それは卓越したリーダーシップを通して同地域での国際開発努力への追加コミットメントを提供するといったことです。

日米同盟が持続してきたのは、何よりもそれが両国の共通の価値観を反映したものであったからです。その価値観とは、自由な人々が自分達の指導者を選び、自分達の夢を実現する民主的権利への信念、鳩山首相と私自身が変化の公約に基づいて選挙されることを可能にした信念です。私達は共に、日米両国民と日米同盟のための新しい世代のリーダーシップを提供することに取り組む決意です。

だからこそ、私達2人は、歴史のこの重要な瞬間にあって、日米同盟を再確認しただけでなく、それを深めることで合意しました。沖縄駐留米軍の再編に関して両国政府が達成した合意を実施するために、共同作業グループを通して迅速に進めてゆくことで合意しました。そして日米同盟が進化し、未来に向けて適応するにつれ、アイゼンハワー大統領がずっと前に描いた精神、すなわち平等と相互尊重のパートナーシップを守るべく常に努力するでしょう。(拍手)

しかし、私達の当地域へのコミットメントは日本で始まりますが、ここで終わるものではありません。アメリカ合衆国は大西洋岸のいくつかの港湾と都市から始まったかもしれませんが、何世代にもわたって太平洋国家でもあり続けてきました。アジアと米国はこの大洋により隔てられているのではなく、結び付けられています。私達はその過去により、アメリカを打建てるのを助けたアジア系移民により、また当地域の安全と自由を守るために奉仕し犠牲になった何世代にもわたるアメリカ兵により、結び付けられています。私達は共有された繁栄により、何百万もの雇用と家族がそれに依存する貿易と商業により、結び付けられています。そして私達は、両国の国民により、アメリカの生活の全ての部分を豊かにしているアジア系アメリカ人により、日米両国のように、その人生が互いに織り合わされた全ての人々により、結び付けられています。

私自身の人生はその物語の一部です。私はハワイで生まれ、インドネシアで少年時代を過ごしたアメリカの大統領です。私の妹のマヤはジャカルタで生まれ、後に中国系カナダ人と結婚しました。私の母は、東南アジアの村落で働き、女性達がミシンを購入するのを助け、世界経済への足掛かりを与える教育を得るのを助けて、ほぼ10年間を過ごしました。ですから、環太平洋地域が私の世界観形成を助けました。

そして、それ以来、同地域ほど急速にあるいは劇的に変化してきた地域はおそらくないでしょう。統制経済は開放された市場へと移行しました。独裁国家は民主主義国家になりました。貧困が激減する半面、生活水準が向上しました。そして、これらの全ての変化を通じて、アメリカとアジア太平洋の運命は、これまでになく緊密に連結されてきました。

ですから、私は、私達の利害関係がこの地域の将来に大きく関わっていることを全ての人に知ってほしいし、アメリカの全ての人に知って欲しいと思います。なぜなら、ここで起こることは米国での私達の生活に直接影響するからです。私達はここで、商業のかなりの部分を営み、商品の多くを購入しています。そして、ここに米国製品をより多く輸出し、その過程で米国で雇用を創出することができます。まさしくここで、核兵器競争のリスクが世界全体の安全保障を脅かしており、偉大な宗教を冒涜する過激主義者は日米両国への攻撃を計画しているのです。アジア太平洋地域の新興国、開発途上国なしでは、私達のエネルギー安全保障と気候の挑戦に対する解決策はありえません。

これらの共通の挑戦に対処するため、米国はこの地域の国々との旧来の同盟関係を強化し、新しいパートナーシップを構築することを期待しています。これを為すために、私達はアメリカの日本、韓国、オーストラリア、タイ、フィリピンとの協定による同盟関係に目を向けています。この同盟関係は、過ぎ去った時代の歴史的文書ではなく、私達の共同の安全保障にとって根本的な相互に対する不変のコミットメントです。

これらの同盟関係は、この地域の国々および諸国民が、私が少年時代に日本を初めて訪問した時には想像できなかった機会と繁栄を追求することを可能にする安全保障と安定の基盤を提供し続けます。アメリカの軍隊が世界中で2つの戦争に関与する間ですらも、日本の安全保障とアジアの安全保障に対する私達のコミットメントは揺るぎないものであり、‐(拍手)‐それは当地域全体への米国の展開に、何よりも私が非常に誇りとする若い米兵男女を通して見ることができます。

さて、私達は、アジア太平洋地域および世界中の、同じようにより大きな役割を果たす用意がある新興国に期待しています。民主主義を取り入れ、経済を開発し、自国民の大いなる潜在的能力を活用してきたインドネシアやマレーシアのようなところです。

私達は、21世紀においては、一国の国家安全保障と経済成長を達成するには他国を犠牲にする必要はないという見方をもって台頭する国々に期待しています。米国が中国の台頭をどのように見ているかに疑問を表明する人々が多くいることを、私は知っています。しかし、私が述べたように、相互に結び付いた世界においては、力はゼロ・サム・ゲームである必要はなく、国々は他国の成功を恐れる必要はありません。競合する勢力圏ではなく、協調圏を培うことがアジア太平洋地域の進歩に繋がるでしょう。(拍手)

さて、どんな国でもそうであるように、アメリカは自国の国益に焦点を当てて中国にアプローチします。そして、まさしくこの理由のゆえに、共通の関心事項に関して中国と実用主義的協力を追求することが重要です。なぜなら、いかなる国も単独で21世紀の挑戦課題に対処することはできず、米国と中国は課題に一緒になって対処する時に両国ともより良い立場に立てるからです。だからこそ、私達は、世界舞台でより大きな役割、その成長する経済力に伴って増大する責任のある役割を果たそうとする中国の努力を歓迎します。中国のパートナーシップは、経済回復を活発化させようとする私達の努力にとって重要であることが立証されています。中国は、アフガニスタンとパキスタンの安全保障と安定を促進してきました。そして中国は今、世界的な核不拡散制度に従うことを誓っており、朝鮮半島の非核化追求を支援しています。

ですから、米国は中国を封じ込めることを求めてはいませんし、中国とのより深い関係は日米二国間同盟の弱体化を意味するものではありません。逆に、強力で繁栄する中国の台頭は、国々の共同体の力の源泉となりえます。

また、それゆえに、私達は、北京やその他の場所で米中の戦略経済対話を深め、米中両国の軍のコミュニケーションを改善するよう努力します。もちろん私達は全ての問題について合意するわけではなく、米国は重要視する根本的価値観を主張するのをためらうことはしません。その価値観は、全ての人々の宗教と文化に対する尊重を含みます。人権と人間の尊厳性に対する支持はアメリカに深く根付いているからです。しかし私達は、これらの話し合いを憎しみではなく協調精神で推し進めることができます。

日米二国間関係に加え、多国間機関の成長がこの地域の安全保障と繁栄を増進すると私達はまた信じています。米国が近年、これらの機関の多くへの関与を停止してきたことを私は知っています。はっきり言いましょう。そのような時代は過ぎ去りました。アジア太平洋国として、米国はこの地域の将来を形作る話し合いに関与し、機関が設立され発展する時に適切な機関に全面的に参加するつもりです。(拍手)

それが、私がこの歴訪で始める仕事です。アジア太平洋経済協力フォーラムは地域的商業と繁栄を促進し続け、私は同フォーラムに今晩参加するのを心待ちにしています。ASEANは、東南アジアの対話、協力、安全保障の触媒であり続けるでしょうし、私は10人のASEAN指導者全員に会う最初のアメリカ大統領になることを待望しています。(拍手) そして米国は、東アジア・サミットがこの時代の挑戦課題に対処するうえで役割を果たす中で、同サミットに関与することを待望しています。

私達がこのようなより深く幅広い関与を追求するのは、私達の集団的未来がそれに左右されるのを知っているからです。私は、未来がどのようなものになりうるか、私達の繁栄、安全保障、普遍的価値観と願望を前進させるために何をしなければならないかに関して少しの間話したいと思います。

第1に、私達は経済回復を強化し、均衡が取れ、かつ持続的な成長を追求しなければなりません。

アジア太平洋諸国やその他の国々が講じる迅速で前代未聞な調整された行動が経済的破滅を回避し、私達が過去何世代かにおける最悪の景気後退から脱却し始めるのを助けました。そして私達は国際経済構造を改革する歴史的一歩を踏み出し、その結果G20が今国際経済協力の中心フォーラムになっています。

さて、このG20への移行は、国際金融機関においてアジア諸国に与えらつつあるより大きな発言権とあいまって、アメリカが21世紀に求めているより幅広く包括的な関与を明らかに示しています。そして、G8の重要構成員として、日本は国際金融構造の未来を形成してゆくうえで主導的かつ重要な役割を果たしてきましたし、今後も果たし続けるでしょう。(拍手)

経済回復を目の前にしている今、私達はそれが持続的な回復になるよう保証しなければなりません。私達は、世界的な景気後退をもたらしたと同じ景気と不景気の循環に戻ってゆくことはできません。私達は、このような不均衡な成長を生み出した同じ政策に従うことはできません。この景気後退が私達に教えた重要な教訓の1つは、主にアメリカの消費者とアジアの輸出業者に依存しながら成長を促進することの限界です。アメリカ人が過大な債務を抱え、あるいは職を失って失業した時に、アジアの商品に対する需要が急激に下落したからです。需要が急激に下落した時、この地域からの輸出も急激に下落しました。この地域の経済は余りにも輸出に依存しているため、経済成長が停止しました。そして世界的景気後退は一層深刻になったのです。

ですから、私達は今、歴史において、異なる道を選ぶ機会を持つ稀な変曲点に到達しています。そして、それは均衡の取れた経済成長のための新戦略を追求するというピッツバーグでのG20の誓約から始まらなければなりません。

私はシンガポールでこれについてもっと述べますが、米国ではこの新戦略は、貯蓄を増やし、支出を減らし、金融システムを改革し、長期的債務と借入れを削減することを意味します。それはまた、私達が構築し、生産し、世界中で販売できる輸出により重点を置くことを意味します。アメリカにとっては、これは雇用戦略です。現時点では、米国の輸出は、アメリカの何百万もの高賃金の雇用を支えています。この輸出を少しの量増やすことは、何百万もの新規雇用を創出する可能性を秘めています。こうした雇用は、風力タービンや太陽電池パネルから日常的に使用する技術まで全てを製造する雇用です。

アジアにとっては、このより良い均衡を達成することは、生産性の並外れた向上が可能にしたより高い生活水準を労働者と消費者が享受する機会を提供するでしょう。それは、住宅、インフラ、サービス産業への投資拡大を可能にするでしょう。そして、より均衡の取れた世界経済はより広くより深く到達する繁栄につながります。

米国は何十年間にもわたって、世界で最も開放された市場を維持してきましたし、その開放性が過去一世紀間にこの地域および他地域の非常に多くの国々の成功を助けてきました。この新時代において、世界中の他の市場を開放することは、アメリカの繁栄のためだけでなく世界の繁栄のためにも重要です。

この新戦略の不可分の部分は、野心的で均衡の取れたドーハ合意に向けての努力です。どんな合意でもいいわけではなく、世界中の市場を開放し輸出を増大させるような合意です。私達は、時宜を得た形でその目標を達成できるかどうかを確認するためにアジアのパートナーと協力する用意があり、その交渉に参加するよう地域の貿易相手国を招待します。

私達はまた、この地域の継続的な経済統合が地域諸国全ての労働者、消費者、企業に利益をもたらすと信じています。韓国の友人とともに、私達は韓国との貿易合意を推進するのに必要な課題に取り組みます。米国はまた、広範にわたる締約国が参加し、21世紀の貿易合意に相応しい高い基準を備えた地域合意を形成するという目標をもって、太平洋を超えたパートナーシップ諸国と関与してゆきます。

これが、私達がパートナーシップで協力しつつ、この景気回復を持続させ、共通の繁栄を促進できる方法です。私達はまた、私達の地球とそこに住む未来の世代のために、持続的な成長を必要とします。

すでに米国は、科学を受け入れ、新しいエネルギーに投資し、効率基準を高め、新しいパートナーシップを形成し、気候に関する国際的交渉に関与することにより、過去10ヶ月間に近年になされたより多くの気候変動への対抗措置を講じてきました。(拍手) 手短に言えば、アメリカはなすべき事がもっと多くあるのを知っていますが、その責任を果たしつつあり、今後もその努力を継続します。

そして、それはコペンハーゲンでの成功に向けての努力を含みます。私はこれが容易であるという幻想は抱いていませんが、前途に横たわる道筋は明瞭です。全ての国が自国の責任を受け入れなければなりません。私の国と同じく、主要な排出国になってきた国々は、明確な削減目標を定めなければなりません。開発途上国は、資金と技術の支援により排出量を抑制する実質的措置を講じる必要があります。そして、国内措置に対しては透明性と説明責任がなければなりません。

私達は各自が、地球を危険に曝すことなく自国経済を成長させるためにできることをしなければなりませんし、一緒にそれをしなければなりません。しかし、いいニュースは、私達が正しい規則とインセンティブを導入すれば、私達の国々の最高の科学者、技術者、起業家の創造的力を引き出すことができるということです。それは、新しい雇用、新しい事業、そして新しい産業を生み出すでしょう。そして、日本はこの課題の前面に立ってきました。私達は、この重要な世界的目標を達成する中で皆さんの重要なパートナーになることを心待ちにしています。(拍手)

しかし、私達が21世紀のこの挑戦に対処する間にも、20世紀の遺産であるセキュリティーへの脅威、すなわち核兵器がもたらす危険に対処する努力を倍加しなければなりません。

プラハにおいて、私は世界から核兵器を無くすることへのアメリカのコミットメントを確認し、この目標を追求するための包括的アジェンダを提示しました。(拍手)私は、日本がこの努力に参加したことを喜ばしく思います。地球上のいかなる二国も日米ほど核兵器の能力を知っている国々はないからであり、私達は核兵器のない未来を求めなければなりません。これは私達の共通のセキュリティーにとって根本的なことであり、私達に共通の人間性にの最大の試験です。私達の未来そのものが懸かっています。

さて、はっきり言いますが、核兵器が存在する限り、米国は韓国と日本を含む同盟国の防衛を保証する強力かつ効果的な核抑止力を維持します。(拍手)

この地域でエスカレートする核軍拡競争は、数十年間にわたり増大してきた成長と繁栄を損ねることを、私達は認識しなければなりません。このため、私達は核不拡散条約の基本的な契約、すなわち、全ての国は平和的な原子力への権利を持つ、核兵器保有国は核軍縮へと進む責任を持つ、非核兵器保有国はそれを断念する責任を持つという原則を支持するよう求められている。

実に、日本は、この道を選ぶことにより真の平和と国力を達成できるという世界に対する手本の役割を果たしています。(拍手)日本は何十年間にもわたって、核兵器開発を拒否しながらも平和的な原子力の恩恵を享受してきたし、いかなる尺度に照らしてもこのことは日本の安全を増大させ、その立場を強化してきました。

私達は、その責任を果たし、私がプラハで打ち出したアジェンダを前進させるために、この国際的努力を受容する国連安全保障理事会の決議を日本の助けを得て全会一致で承認しました。私達は、備蓄核兵器を削減するためのロシアとの新合意を追求しています。私達は、核実験禁止条約を批准し発効させるために努力します。(拍手)来年の核安全保障サミットで、私達は4年以内に世界の脆弱な核物質を全て保護管理するという目標を推進します。

さて、前に述べたように、世界的な核不拡散制度を強化することは、いかなる個別の国をも槍玉にあげるためのものではありません。それは全ての国が自国の責任を果たすためのものです。それはイラン・イスラム共和国も含みます。北朝鮮も含みます。

北朝鮮は何十年にもわたって、核兵器の追求も含めて、対決と挑発の道を選んできました。その道がどこに通じるかは自明なはずです。私達は平壌に対する制裁を強化しました。私達は、彼らの大量破壊兵器活動を規制するためのこれまでで最も広範囲にわたる国連安全保障理事会決議を採択しました。私達は脅しに屈することなく、言葉だけでなく行動を通じて明瞭なメッセージを送り続けます。それは北朝鮮の国際義務順守拒否は、安全を増すのではなく安全を損ねるだけだというメッセージです。

しかし選ぶことができる別の道があります。米国は、パートナーと提携し、直接の外交の支援を得て、北朝鮮に異なる未来を提示する用意があります。北朝鮮は、自国民の恐ろしい抑圧を悪化させてきた孤立ではなく、国際社会への統合という未来を手にすることができます。北朝鮮は極端な貧困の代わりに、貿易、投資、観光が北朝鮮国民により良い生活の機会を提供しうる経済的機会の未来を手にできます。それは増大する不安定ではなく、より大きな安全と尊敬の未来です。好戦的態度ではこの尊敬を勝ち取ることはできません。国際的義務を全面的に守ることにより国際社会に参加する国により、それは達成されなければなりません。

ですから、この未来を実現するために北朝鮮が取るべき道は明瞭です。6カ国協議に復帰し、核不拡散条約への復帰を含む従来のコミットメントを守り、朝鮮半島の全面的かつ検証可能な非核化を目指すことです。そして北朝鮮の近隣諸国との全面的な関係正常化も、拉致被害者の消息について日本の家族が全面的な説明を受ける時にのみ可能です。(拍手)これらは全て、北朝鮮政府が自国民の生活を改善し国際社会に仲間入りすることに関心があるならば、同国政府が講じることができる措置です。

そして私達は、この挑戦課題に対処することを怠らないと同時に、罪のない人々を虐殺する過激主義者を根絶し、海上交通路を脅かす海賊を阻止し、感染症を予防する努力を強化し、現代の極端な貧困を終結させる努力をし、女性、子供、移民を搾取する密輸業者を摘発し、この現代の奴隷制の禍に終止符を打つことにより、21世紀の超国家的脅威との戦いにおいて、アジアの全パートナーと協力します。実に、私達が協力しなければならない最後の分野は、全ての人間の基本的権利と尊厳性を守るということです。

アジア太平洋地域には、多くの文化が豊富に存在します。並外れた伝統と強力な国の歴史がその特徴になっています。私達は、何度も、人間の進歩を推進するこの地域の諸国民の卓越した才能と意欲を見てきました。しかし、これだけは明らかです。地域固有の文化と経済成長は、人権尊重により阻害されるだころか強化されてきたということです。人権支援はそれ以外の方法では買うことができない永続的な安全を提供してきましたし、そのことはアメリカの民主主義と同じく日本の民主主義が物語っています。

自由と尊厳性への希求は、諸国民全ての物語の一部になっています。それは、人間が共通にもつある願望があるからです。自分の心を表現する自由、指導者を選挙する自由、情報にアクセスする能力、自分の好む形で礼拝する能力、法の支配への信頼、司法の平等な運営などへの願望です。これらは安定の障害ではなく、安定の礎石です。そして私達は常に、これらの権利を求める者の味方です。

その真理は、例えば、私達のビルマへの新しいアプローチの指針になっています。長年にわたる善意の努力にもかかわらず、米国による制裁も他国による関与もビルマ国民の生活を改善することができませんでした。このため、私達は今、指導者層と直接話し合い、民主的改革への具体的措置が講じられるまでは現行の制裁は継続することを明瞭に伝えています。私達は、統一され、平和的で繁栄し民主的であるビルマを支持します。そして、ビルマがその方向に移行するならば、米国とのより良い関係が可能です。

講じられなければならない明確な措置があります。アウン・サン・スー・チーを含む全ての政治囚の無条件釈放、少数民族グループとの紛争の停止、未来に向けての共有されたビジョンに関する政府、民主的反対勢力、少数民族グループの間の本物の対話などです。それが、ビルマ政府が自国民の欲求に答えることができる方法です。それがビルマに本当の安全と繁栄をもたらす道です。(拍手)

これらは米国が、アジア太平洋で繁栄、安全、人間の尊厳性を改善するために講じる措置です。私達はそれを、日本との緊密な友好関係を通じて実施します。その関係は当地域における私達の努力の中心的要素です。私達はそれを、私が今日話したより幅広い関与を通じて、パートナーとして実施します。私達は、世界のこの地域で部分的に人間形成された大統領のいる太平洋国家として、それを行います。そして、私達は、50年近くにわたって私達の日本国民との絆を導いてきた同じ目的観でそれを行います。

その絆がどのように培われたかについての物語は、前世紀の半ば、太平洋における戦火が沈静した後のある時点にまで遡ります。アメリカの日本の安全と安定へのコミットメントと日本国民の粘り強い勤勉な精神が日本の奇蹟と呼ばれてきたものを生み出しましたのは、その時でした。それは世界がそれまでに目撃してきたいかなるものよりも急速で強力な経済成長の期間でした。

その後数年間、数十年間にわたり、この奇蹟は当地域全域に拡大し、単一世代で何百万人もの生活と運命が永久により良い方向に変化しました。それは、懸命な努力により勝ち取られた平和により支援され、この膨大かつ広大な空間にある諸国を結びつけた相互理解の新しい橋により強化されてきました。

しかし、私達はまだやるべき仕事があるのを知っています。それにより、科学技術の新たな突破口が太平洋の両岸に雇用を生み出し、温暖化する地球からの安全をもたらし、恐ろしい兵器の拡散を逆転させ、分断された半島で南の住民が恐れから解放され、北の住民が貧困から解放されて生きることができるようにし、少女がその体ではなく精神のゆえに貴重視され、あらゆる場所の若者達が才能と意欲と選択による可能性を充分に発揮して目標に到達できるようにするためです。

このいずれも実現は容易ではなく、後退や闘争なしで実現できるものでもありません。しかしこの再生の瞬間に、この奇蹟の地において、歴史はそれが可能であることを私達に告げています。これはアメリカの課題です。これは私達の日本との、そしてこの地域の諸国および諸国民とのパートナーシップの目的です。そして、疑いの余地もなく、アメリカの最初の太平洋地域の大統領として、私は、この太平洋国家がこの世界の非常に重要な地域においリーダーシップを強化し持続させることを約束します。

大変ありがとうございました。(拍手)

【転載終わり】----------------------------------------

この演説は、重要な内容が数多く含まれています。また、その方向性はCFR(外交問題評議会)に一致しているものと思われます。

今後の専門家による分析が待たれます。

宮尾 孝三郎

2009年11月15日 (日)

価値観外交と友愛外交

たまには、日本の立ち位置をアメリカ以外の国から検証してみましょう。

【以下転載開始】--------------------------------------

ブラジル、中国、インドとの協力に力を入れるCNRS

国立科学研究センター(CNRS)は今年、創立70周年を迎えます。ノーベル物理学者ジャン・ペランの提唱の下、政令によって誕生したCNRSは、フランス研究界や学問全分野において極めて重要な位置を占めてきました。この研究機関は歴史を重ねるにつれて、国際的な研究に欠かせない存在となりました。今日、CNRSは2009-2013年契約を国と正式に結ぶと同時に、新興大国を対象に国際的な活動を発展させることで将来を着実に築いています。

学術研究は過去において、そして現在においても、ヨーロッパをはじめとする国際社会が協力して取り組む大きな冒険です。CNRSが重視するブラジルは、南米で最大のパートナーです。毎年、約30件に上る3カ年の共同計画に資金が拠出されています。多数のブラジル人研究者がフランスで教育を受けているほか、共同指導による論文、共同発表、先導的な研究活動などの件数を見ても、30年を超える協力関係の発展ぶりがうかがえます。CNRSは2010年1月、リオデジャネイロに事務所を開設する予定です。

CNRSは中国とも積極的に協力しています。フランスの研究機関として最初に中国の研究機関と二国間協力協定を結びました。CNRSと中国の研究機関が共同出資する大規模計画は、3つの主要部門に分けられます。それは数学、伝統医学、持続可能な開発およびエネルギーです。「しかしながら中国が協力に前向きな本当の理由は、CNRSと大学で実験室を共同監督する仕組みにある」とCNRS国際協力部はみています。

環境保護に対する意識が高まるインドも、CNRSと協力して研究活動(化学、数学、人文・社会科学)を進めています。持続可能な開発ならびに環境をテーマとするシンポジウムが2010年1月、バンガロールでフランス大使館共催により開催されます。CNRSは2010年3月、デリーにも事務所を開設する予定です。

こうした例は、CNRSが創立70周年を迎えながらも、活力と若さにあふれていることを物語っています。

CNRSは1939年10月19日、第2次世界大戦開戦直後に誕生して以来、試練を経ると同時に改革を実行し、障害を乗り越えながら成功を重ねてきました。創立者のフランス人物理学者ジャン・ペランは政治関係者を説得し、研究者チームを同じ一つの組織に結集する重要性を認めさせました。こうして「法人格を備え、財政的に自立した公的機関」の設立計画を実現したのです。彼の主な目標は、学問諸分野間の距離を縮め、閉鎖的な仲間意識を克服し、思想の自由を保護することでした。彼は当時、「思想が自由でなければ、学問は不可能」だと述べていました。

この野心と勢いは決して衰えることはありませんでした。「CNRSは年月を経るにつれて、学問や新しい基礎学識の構築に欠かせない存在となりました。創立当初からの使命に支えられて、研究の連携と学際性の実践を進めると同時に、国際的な研究情勢において極めて重要な位置を占めています」とCNRSのカトリーヌ・ブレシニャック会長は説明します。

CNRSはフランス高等教育・研究省の管轄下に置かれる、多分野にわたる公的研究機関です。CNRSは職員3万2,000人以上(研究者約1万2,000人、技術者・技術員約1万4,000人)に加えて、博士論文を準備中の学生数千人とともに、1,200を超える研究実験室を基盤に、大学と連携しながら全学問領域で活動しています。

今日、CNRSは戦略計画「オリゾン2020」に示された方針を具体化する新しい組織令と、国と締結した2009-2013年の目標契約に基づいて将来の準備を進めています。ヴァレリー・ペクレス研究大臣はCNRSのアルノルド・ミギュ理事長とともに目標・手段契約に署名した後、「学問分野の垣根のみならず」、「基礎研究とイノベーション、公的研究と民間研究」の垣根も越えることが必要との考えを、記者団の前で明らかにしました。「国立保健医学研究所(INSERM)とCNRSの生命科学部門のような研究機関同士の協調が、エネルギー、生命科学、情報技術などの分野で進む見込みです」

CNRSが成し遂げた多くの進歩の中でも、フェリックス・トロンブによる最初の太陽熱化学実験や、イレーヌとフレデリックのジョリオ=キュリー夫妻による人工放射性に関する著名な研究、物理学者のルイ・ネール、経済学者のジャン・ティロール、遺伝学者のジャン・ヴェセンバック、さらに近年ノーベル賞を受賞したリュック・モンタニエ、クロード・コーエン=タヌージ、アルベール・フェールなどによる研究業績が挙げられます。「科学研究とは、動的な状態にある学識です。これによって、私たちの生活を根底から変える新しい学問領域について理解を深めることができます。研究者、技術者、技術員は、彼らの専門知識を伝達する強い義務感を共有しています」とブレシニャック会長は強調します。

CNRS歴史委員会は創立70周年を祝うにふさわしい一連のイベント(シンポジウム、書籍の刊行、写真展など)を企画、開催しました。インターネットでもバーチャル展覧会「Quoi de neuf dans le passé ? (過去における新しいこと)」を見学することができます。

【転載終わり】----------------------------------------

CNRSには、次の科学研究部門があります。

1 数学、物理学、地球科学、宇宙科学
2 化学
3 生命科学
4 人文科学および社会科学
5 環境科学と持続的開発
6 情報科学と工学

これらの窓口は、わが国においては「独立行政法人 科学技術振興機構 国際部」がおこなって下さっておられるようでありますが、仏国は、BRICsで、影響力を行使しようとされておられるようです。

今後、どのような動きになるのか静観するのも良しですが、G8の日本抜きを画策しているとも噂のある仏国ですから、気になるところであります。

わが国が発するメッセージは、混乱しています。鳩山政権の「友愛外交」を推進されるのも良いでしょうが、「価値観外交」の基本姿勢を反故しなければ相反するものでありますから、EUなどは、現在のあいまいな外交姿勢を当然値踏みの対象とするわけであります。

このようなヨーロッパ諸国の動きを国民の多くが知って、わが国の軸足が定まっているのかずれているのか、議論が高まるという現象も大事でありましょう。

宮尾 孝三郎

2009年11月14日 (土)

2009 Würzburg(ヴュルツブルク)大津市議会姉妹都市訪問団報告書

昨日までに13回に分けて「姉妹都市訪問と行政視察のご報告01~13」をさせて頂きましたが、私の所感は入っておりませんブログ上では、あくまで客観的なレポートであります。

昨日の夜から本日の夕方にかけて、ブログでご報告させていただいた事項及び所感を報告書形式の文書にする作業を行っておりました。

週明けに会派内のほかの議員と討議して、会派意見を付して、提出したいと思っております。

211114

↑まだ案でありますが、37頁ものボリュームになってしまいましたcoldsweats01

※なお、当ブログで紹介させていただいた『ご報告01~13』をご覧になられる場合は、下記リンクをクリックしていただくと便利かと思いますhappy01

姉妹都市訪問と行政視察のご報告01

姉妹都市訪問と行政視察のご報告02

姉妹都市訪問と行政視察のご報告03

姉妹都市訪問と行政視察のご報告04

姉妹都市訪問と行政視察のご報告05

姉妹都市訪問と行政視察のご報告06

姉妹都市訪問と行政視察のご報告07

姉妹都市訪問と行政視察のご報告08

姉妹都市訪問と行政視察のご報告09

姉妹都市訪問と行政視察のご報告10

姉妹都市訪問と行政視察のご報告11

姉妹都市訪問と行政視察のご報告12

姉妹都市訪問と行政視察のご報告13

宮尾 孝三郎

2009年11月13日 (金)

姉妹都市訪問と行政視察のご報告13

さて、11月6日、ドイツ最後の日程であります。

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↑起床し、ホテルの窓から寒そうな外を望みます。

朝、8時にホテルを出発し、空港のあるフランクフルトに移動します。

そこで、通訳のハール氏と合流し、帰国するまでのわずかな時間でありますが、ヨーロッパ有数の世界都市であり、ドイツの経済中心地であるフランクフルトを案内いただきます。

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↑レーマー(旧市庁舎)です。キメこんだ若者が中から出てきました。

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↑レーマー広場。1986年に復元された建物群。レーマーベルクと呼ばれるそうです。

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↑ムムッ?レーマー広場に現代的な建物が・・・

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↑Historisches Museum(歴史的博物館)です。この建物は、まちの復元により取り壊される見込みだそうです。(中世の都市に復元する意気込みは凄まじいです。)

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↑ハウス・ヴェルトハイム。1479年創業のドイツ料理のレストランです。日本風にいうと“室町時代創業”sign02

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↑マイン川のほうへ出てみました。100年以上前に架けられたアイゼルナー橋であります。

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↑マイン川の南側に、ドライケーニッヒ(三王教会)を望みます。

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↑中心部に帰って来ました。カイザードーム。

ここから、安全管理面で2枚ほど紹介します・・・・・

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↑日本だったら、クレーンアームの下に、人が歩くことはありません。ロードコーンとかで迂回を促すはずです・・・

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↑ココも、まちの中心地なんですが、クレーンアームの下に普通に人が歩いています。

さて、写真はこれくらいにして、通訳のハールさんのお話が興味深かったので、記述します。

ドイツでは、若者の識字率が低下してきているそうです。

毎年14~15歳の識字率をとっているそうですが、この年齢層の若者のうち毎年7万人もの若者が文字を認識できない状況となっているということが分かっているそうです。

また、未婚の母の育児放棄が社会問題となっているそうです。

青少年の健全育成に警告ランプが点滅しています。

また、べつの話し・・・

ドイツでは、11月の自殺率が毎年高いそうです。ドイツでは11月1日が日本でいうお盆に当たるそうですが、その行事の前後から、日照時間が少なくなり、雨や曇りがちの天候となります。そのような要素もあるのか、毎年自殺のシーズンなんだそうです。

また、べつの話し・・・・

フランクフルトという街は、とんでもない金持ちと極端に貧しい人たちが混在する街だそうです。街を見ている限り、移民の方も多いようです。ブランド街には高級車が並び、通常の神経では買えないような高額商品を陳列するウインドーがずらりと並びます。

・・・・・・・・・・・・

11月2日に関西国際空港を出発し、11月3日の姉妹都市ヴュルツブルクを皮切りに11月6日のフランクフルト視察まで、レポートを13回にわたりさせて頂きましたが、この長編の視察報告にお付き合いいただきまして、ありがとうございましたhappy01

これから議会提出用の報告を作成し、会派意見を添えて提出をしたいと思っています。

宮尾 孝三郎

2009年11月12日 (木)

姉妹都市訪問と行政視察のご報告12

ハイデルベルク城を見てまわった後は、中心市街地へ・・・

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↑ハウプト通りへ向かいます・・・

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↑市内を走るバスは、このように連結仕様牽引車が多いです。

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↑マルクト広場に面してそびえる聖霊教会。内部撮影が可能な教会です。

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↑パイプオルガン。音色を聴いてみたかったですear

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↑入口方向に振り返ってみましたcamera

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↑祭壇方向に腰掛け、右後方に位置するステンドグラスには・・・

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↑ステンドグラスの右下に注目! 6.8.1945 とあります。

そうです、広島に原子爆弾が投下された日です。

また、きのこ雲を模した赤い球状の右上には E=mc2 とあります。これは、エネルギーと質量の等価を示すアインシュタインの関係式であります。

ドイツは、原子核分裂を発見した最初の国であります。その技術がアメリカに渡り、広島に投下されたのを悔いる表れといいます。

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↑その想いは、我々日本人に今日も届きましたconfident

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↑聖霊教会を出て、マルクト広場から、ハイデルベルク城を望みます。

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↑同じ場所です。夜はムードが上りますね。

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↑セグウェイのレンタルのようです・・・が、誰も利用していませんでした。

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↑ハウプト通りを進みます・・・

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↑菊もあります。活気ある風景です。

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↑夜は、通りに人は少ないですが、店の中は熱気ムンムンですbeer

これで、11月5日の日程は終了です。明日のブログ記事は、11月6日はフランクフルトのレポートです。

宮尾 孝三郎

姉妹都市訪問と行政視察のご報告11

さて、11月5日の視察も終わり、その日の午後は、観光都市「ハイデルベルク」をみてまわりました。

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↑まずは、ハイデルベルク城。エリーザベト門から中に入っていきます。

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↑ナポレオンの圧政に対する愛国心のシンボルとして、あえて修復せずにいます。

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↑このアーチの中には・・・

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↑落とし柵の罠が仕掛けてありますcoldsweats02

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↑オットハインリヒ館

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↑大樽棟手前の空間は、現代風のライトアップがされていてキレイでしたshine

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↑大樽棟内部から先ほどの空間に向けてワンショットcamera

ハイデルベルク城を後に、中心市街地にまいります・・・

宮尾 孝三郎

2009年11月11日 (水)

姉妹都市訪問と行政視察のご報告10

11月5日の研修項目である「省エネ住宅団地でのエコロジー生活」について、2つの特徴的な取り組みを実際に見学してまいりましたので、レポートいたします。

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↑ゼロ・エミッション(自然界への排出ゼロシステムを構築する)建物“クラウス・タワー”についての解説看板

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↑解説を行うハインズ氏

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↑クラウスタワーについて、解説をおこないます。

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現代の通常の建物の冷暖房は電力を使用するのに対し、この建物は地熱やソーラーを利用することで、二酸化炭素排出をおさえようとしています。

具体的には、地下60mから地熱を引き上げます。外気温がマイナスでも、地熱は10℃から12℃はあります。その熱を、屋上のソーラーパネルの電力を利用し、過熱します。

そうすることにより、暖房として利用できるようになります。

また、夏の地熱は外気温よりも低いので、換気扇を利用して、涼しい風を送風しています。

そして、熱効率を確実なものにする為、断熱性の極めて高い建材を多用しています。

この建物は、一般の建物より25%の熱効率がアップします。

コスト的には、高価な建物であり、減価償却には最低20年はかかる計算です。

排出基準は、2010年にはさらに厳しくなる為、より断熱の向上に努める必要があります。

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つぎに、市営住宅も見学しました。

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↑この住宅は、今回の視察のメインである「省エネ住宅団地」であります。

この省エネ住宅団地の竣工は1990年。すでに20年が経とうとしておりますが、今でもエネルギー再生能力は衰えず、安価な家賃とわずかな光熱費を維持しております。

この団地には、合計200㎡のソーラーパネルを使用しており、温水の50%をまかなっています。

全部で68世帯あり、社会的弱者が生活していますが、1996年以降6世帯の転出しかありません。つまり生活も資金的にも快適であるということができます。

また、さまざまな装置は堅牢であり、これまで故障は発生しておりませんので、修理は一度も行っていません。

住民にお願いしていることは、できるだけ窓を開けず、換気扇の使用を奨励しています。

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↑雨戸は、さまざまなバリエーションに変化するつくりとなっています。

また、雨戸は、夏場には直射日光をさえぎり、室温をコントロールし、冬場には、吹きすさぶ冷気が窓に直接あたらないように処置する為に使いますし、夜間の保温にも使われています。

そして、断熱材と吸収剤を各所に使用し、熱効率を高めています。

また、雨水も有効利用しています。トイレは雨水を引き込み排泄物を流しています。

広さは平均80㎡あり、2LDKであり、7ユーロ/㎡(光熱費込み)/年です。

つまり、80㎡の物件の場合、家賃は光熱費込みで

1年で560ユーロ(約80,000円)

1ヶ月で47ユーロ(約6,700円)

になります。非常に安い価格設定となっています。

(1ユーロを142.87円で計算)

これで、ハイデルベルク市のエネルギー政策視察の報告をおわります。

宮尾 孝三郎

姉妹都市訪問と行政視察のご報告09

さて、11月5日の研修項目である「省エネ住宅団地でのエコロジー生活」についてレポートしましょう。

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↑研修場所は「ハイデルベルク市公会堂」であります。

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↑歴史的な建物のなかに、エレベータが設置されていました。高齢者や体の不自由な方などへの配慮です。

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↑この訪問団の代表である武田団長は、この日の講師ハインズさんに扇子の贈り物を渡しました。

ハインズさんは、プライベート企業の関係者でありますが、ハイデルベルク市の相談を受ける立場にあります。

さて、ココからは、ハインズさんの講義の要旨であります。

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↑通訳を介しての講義開始

1990年、ハイデルベルク市の市長として、ヨーロッパ共同体で環境相をしていたウェーバー氏(女性)が当選しました。

ここから、ハイデルベルク市における先進的な環境行政が始まります。

彼女の主張は「市民の参加しない行政は市民の支持がいただけない」であり、市民参加型の市民ぐるみの環境に関する取り組みを開始します。

しかし、市民に積極的に動いてもらう為には、まずモデルとなる動きが必要であります。市長は、市議会議員や市職員に省エネ生活をするよう指示します。そして、環境におけるスペシャリストの育成にも力を入れていきます。

また子どもたちが議員・職員になりきり、「もし、私が環境行政の担当者だったら」と考えさせる機会を年に一度イベントとして行い、これが『E-チーム』という恒常的なプログラムに発展していきます。子どもたちの意識の変革は、家庭へ持ち帰られます。そして、家庭内での意識変革につながっていきます。

しかし、当初の動きの中には失敗もありました。最初、市民を公会堂に集め、省エネ生活を促し、理解を求めましたが、市民は関心を示さず、だれも動こうとしませんでした。

そこで、今度は地域別の代表者、企業、商工会議所関係者などを集め、再度の省エネ生活への移行に関する説明を行い、理解を求めました。ここから、ハイデルベルク市の省エネ行政が始まります。

そして1992年ごろには、潜在的にどの分野のどの取り組みでどの程度の二酸化炭素が削減できるか、書類が市役所に集まってきました。

そこで、一般市民に啓蒙する為の「環境展示会」を行います。

このように、ウェーバー市長の政策推進は、順調に推進されていきますが、1996年ドイツの地方自治体で財政面での問題が発生します。(このタイミングは日本でも同じです。)

その頃から、環境に関する企業も財政面から減少していきます。

そのような紆余曲折がありながらも、ハイデルベルク市は諦めることなく、ソーラーエネルギー、温水暖房装置、遠隔暖房装置、断熱材などを駆使し、二酸化炭素削減を推進し続けました。

ソーラーパネルの導入について

ソーラーパネルは、交流電源で運用すると30年程度の運用が可能です。そして、ハイデルベルク市では、ソーラーパネル導入に際し20年間の補助を行うこととしています。そして、公共施設にも当然ソーラーパネルの設置を行いましたが、スイミングプールに設置したところ、その日の夜のうちに盗難に遭い、そのすべてを失いました。

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↑スイミングプールのソーラーパネル盗難の受難を報じる当時の新聞。右の写真が完成した様子。左の写真は翌日の盗難に遭ったあとの状況。

ここで、私は質問を行いました。

Q ハインズさんは、ソーラーパネルの寿命を30年と想定しておられますが、私の知る建物で5年で発電能力が低下した事例があります。

A そのような事例は、ドイツでもあります。ドイツの銀行では、中国製のソーラーパネルの導入に融資をしません。また、中国製のソーラーパネルを導入する場合には、保険に入っておくことにしています。モジュールの生産国は慎重に選ぶことが重要です。

温水暖房装置について

マンハイムに焼却炉がありますが、チップスやペレットを燃焼させ、熱湯をつくっています。それを十分に断熱したパイプラインに流し、住居地一帯(2~3km²規模の住宅地)ごとに供給しています。そのパイプラインの一番伸びたところで30kmの距離に送っている例もあります。

温水を供給している地域には、暖房に石油や電力を使いません。また、建物に高性能の断熱材を使用させることにより、暖房効率は飛躍的に向上します。

水中発電所について

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↑ネッカー川に架かる橋のマルの部分は、水が泡立っています。ここの水中に2つのタービンがあり5000軒分の発電を行っています。

このように、どの地域でどのような再生エネルギーが適合するか研究を行い、複合的な再生エネルギー要素をどのように統合して運用するか可能性を模索しています。

ここで、私は2つめの質問をおこないました。

Q これらのシステムは市が統合してコントロールしていますか?あるいは、各所ごと任せていますか?

A おっしゃるように、2つの考え方があります。市の行政でまとめて運用することも可能ですし、家庭つまり個人に援助金を出して、各戸ごと環境行政に誘導していくこともできます。

まだ、研究段階で、答えを導き出すところまで至っていません。

ただし、今後の宅地造成については、下水道も含め再生エネルギー利用というコンセプトで統一してまいります。

さて、座学はこのあたりで終了し、2つの特徴的な取り組みを実際に見学させていただくこととしました。

宮尾 孝三郎

2009年11月10日 (火)

姉妹都市訪問と行政視察のご報告08

11月5日、ハイデルベルクにて視察の日程となっております。

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↑ドイツ最古の大学 Ruprecht-Karls-Universität Heidelberg (ルプレヒト・カール大学ハイデルベルク大学 1386年創立)が現存するこの地域は、戦火を受けていませんが、アメリカ占領地域に含まれることとなり、現在もアメリカ陸軍第7軍司令部 第5軍団(勝利軍団)ドイツ・ハイデルベルク駐屯部隊が所在します。

さて、14万人規模のこの都市のうち3万人は学生、1万人は米軍人となっておりますが、米軍は2012年から2013年にかけてヘッセン州ヴィースバーデンに移駐すると発表されており、家族を含め約16,000人の米軍関係者の人口が減少することが分かっています。

11月5日の午前中はハイデルベルク市の「省エネ住宅団地でのエコロジー生活」について研修予定でありますが、時間がありましたので、しばらく都市計画と風景について、通訳の方からレクチャーを受けました。

ドイツには、『都市計画』という上空から垂直に街をみる考え方と、『風景』という人の目線で平行に街をみる考え方が、同等の重みをもってまちづくりに寄与しています。

ドイツには、風景局なるものがあり、太陽光の、季節ごとの高さや強さが、建物の高さや色彩、意匠にどのように反映され、どうあるべきかなど事細かに規制しています。また、ハイデルベルクでは、洗濯物を見えるところに干すことを禁じ、屋根裏に洗濯干し場を設けることを規定するなど、「国際観光都市」の重みを市民自身が強く受け止め、厳しい規制に従っています。

そうして、文化的風景を維持、推進しているわけでありますが、当初新聞で不特定多数の市民にパブリックコメントを求めたところ、方向性が定まらなかったことから、今度は各種団体の代表者を集め審議会を開催し、市民の合意形成を行ったといいます。

ということで、ハイデルベルクの街並みをしばし観察・・・

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↑ネッカー川のほとりのベージュの建物は、経済学者マックス・ヴェーバー(Max Weber、1864年4月21日 - 1920年6月14日)の家だそうです。

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↑このように、街並みには統一性があり、洗濯物も不用意に干されていないことが確認できます。

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↑国際観光都市を意識させる「観光バス待合所」。旅のひとを温かく迎えようとする市の姿勢がみてとれます。

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↑こちらの「H」をマルで囲った看板は、市民の路上バスのりば。

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↑古い街に、車社会を考慮する設備はありませんでした。ですから、街並みを壊さずに駐車場を準備するため、地下駐車場を各所に整備推進中であります。地表の建物を一切触らずに地下に構造物を建設するこの手法は、地震の少ないこの地方だからできることのように思います。

宮尾 孝三郎

2009年11月 9日 (月)

姉妹都市訪問と行政視察のご報告07

11月4日は、お昼までヴュルツブルクに滞在しておりましたが、昼食後ローテンブルクへ向け出発bus

道中の経路は、『ロマンチック街道』を使います。ロマンチックheart04な街道なのかなぁと連想しますが、実はそうではありません。もともとはローマ人たちによってつくられた街道で、ローマへの道路網の一環として整備されたものだそうです。「ローマへの巡礼の道」という意味であります。

ということで、約1時間をかけて到着しました、ローテンブルクcrown

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↑丘の上に街があります。中心部に向かって上り坂です。

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↑街の中心地の観光には、馬車が良いですね。さすが観光地horse

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↑馬車は、楽チンflairシニア世代で余裕のある人たちに好評です。

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↑街は、城壁に囲まれています。

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↑やはり路面は、石畳です。

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↑マルクト広場に面して建つ市庁舎。15時にとなりの市参事会酒宴場でカラクリ時計が動くということで・・・

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↑観光客がいっぱいあつまりました。

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↑マイスタートゥルンクのからくり時計がゆっくりと動きます。

さて、カラクリ時計をみましたので、再びまちなみを観察してまわります。

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↑日本では、なかなか見かけないディスプレー。なんかスゴイですcoldsweats01

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↑コチラのディスプレーは、夜みてみたいですflair

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↑だんだん、日が落ちてまいりました。午後4時くらいに夕方です。

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↑こんな、おとぎの国のような、まちなみにしばしウットリですshine

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↑ローテンブルクを後にし、ハイデルベルクにまいります・・・・

宮尾 孝三郎

姉妹都市訪問と行政視察のご報告06

11月4日の朝の風景をホテルの窓から・・・

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↑このときはまだ、雨は降っていませんが・・・向こうの山の斜面はブドウ畑ですwine

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↑出かけるときには、雨が降り出しましたrain

11月4日の午前中は、徒歩にてヴュルツブルクの旧跡を見てまわりました。

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↑マリエンベルク要塞を歩きます。

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↑正面に706年に建設されたマリエン教会が見えます。

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↑マリエン教会の内部です。床には、歴代大司教領主のレリーフが並びます。

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↑要塞から聖マリア礼拝堂方向を望む

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↑同じく、聖ブルガード教会方向を望む21110408

↑落ち葉と芝生のコントラストが素晴らしいですshine

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↑旧マイン橋。1473年から1543年にかけてつくられた橋です。12人の聖人像がならんでいます。

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↑市内を走るトラム。4両編成で、車体もデザインもまちまちです。

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↑かなりスリムなタイプ

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↑トラムと歩行者

ヴュルツブルクは、日本人観光客の姿をほとんど見ませんでした。観光ルートからずれているのかもしれません。

ローテンブルクにつづく・・・

宮尾 孝三郎

姉妹都市訪問と行政視察のご報告05

11月3日は・・・

A.M.

シーボルト博物館

近江の庭

P.M.

ヴュルツブルク市役所

ヴュルツブルク大学内

COMPUTER SCIENCE Ⅶ (コンピュータ情報科学研究所)

ZAE(Bayerisches Zentrum für Angewandte Energieforschung e.V.)バイエルン応用エネルギー研究センター

という日程でありましたが、11月3日最後の予定は、Stiftung Juliusspital Würzburg(財団法人シュピタール・ヴュルツブルク)訪問でありました。

18時45分にホテルを出発。徒歩でシュティフ トゥング ユリウス病院駐車場まで移動し、Marion Schäfer(マリオン シェーファー)市長と落ち合いました。

無事に合流できた一行は、財団法人シュピタール・ヴュルツブルクにまいりました。

当該法人は、1576年にヴェルフブルグ司教により設立されました。病院や療養施設を備え、醸造所はその一部であります。

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↑ここは、同財団が管理する薬局。シーボルトも学んだといいます。

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↑Gipsum(ギプス)の文字が確認できますが、当時どのような薬の配合に使われたのか現在となってはわからないそうです。

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↑養老院の長い廊下を歩いてWeinstuben Juliusspital(シュピタール醸造所)へ

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↑地下にトンネル状のシュピタール醸造所があります。壁には黒かびが生えており、菌により、トンネル内は一定の温度と湿度が保たれるのだそうです。

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↑記念樽には、彫刻が施されています。この樽は、熟成に使われる樽で、その前の段階の発酵に使われる樽は・・・

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↑トンネルの壁ひとつ向こうに隠されているステンレス樽で行うのだそうです。

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↑さて、トンネル状の醸造施設をトコトコ歩いて、このようなディナー会場に到着しました。

この夕食会は、Marion Schäfer(マリオン シェーファー)市長の招待によるものでありました。

私は、シェーファー市長の左隣に着席できましたので、終始会話を楽しみました(通訳は大津市で仕事をされ、現在はヴュルツブルクで翻訳のお仕事をされているバーバラさん)。

会話の主な内容・・・

・ヴュルツブルクは大学生によりよい学習環境を提供することで、定住人口を増やす計画を持っています。実際にヴュルツブルク市は人口が増加しているのだそうです。

・また、公共交通のトラムでありますが、6分に1本の間隔で運営していますが、経営は苦しいのだそうです。しかし、環境問題先進国に属する市としての責任があり、苦しくともやり続け、少子高齢化社会への対応、そして国際観光都市としての役割を果たすのだとおっしゃっていました。

・まちなかにスプレーによる落書きが散見されましたが、なにか対策は取っていますか?という問いには、重要な文化財や民家に落書きされるのを防止するため、影響の少ない箇所の落書きは若者のストレス発散のために、あえて見て見ぬふりをしている。なにもかも取り締まれば、若者が爆発しかねない、とおっしゃっていました。

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↑21時30分に夕食会は終了し、製品となったワインを見学しました。

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↑これらのワインは、購入することができますwine

これで、11月3日の日程が終了しました。11月4日は観光国ドイツの底力を目の当たりにしますcrown

宮尾 孝三郎

2009年11月 8日 (日)

姉妹都市訪問と行政視察のご報告04

11月3日の日程は、ハードでありました。引き続き報告を続けます。

ヴュルツブルク大学内 COMPUTER SCIENCE Ⅶ (コンピュータ情報科学研究所)の視察のあと、引き続き同じ大学構内にあるZAE(Bayerisches Zentrum für Angewandte Energieforschung e.V.)バイエルン応用エネルギー研究センターを視察しました。

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↑ZAEの研究棟

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↑ZAEバイエルンの所長を務めるディアコノフ(Prof.Dr.Vladimir Dyakonov)氏

この研究センターでは、再生エネルギーについて研究を行っています。現在依存している原子力エネルギーなどは問題があり、新しいアイディアが必要となっているとのこと。そして応用エネルギーについて研究することから始めたそうです。

エネルギーを最高度に利用する為に断熱に関する研究を行っているほか、バイオ熱や電力に関して、特にソーラーエネルギーに関して研究を行っています。

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↑ZAEは、国や州から財政的な援助を受けていますが、その額は 約190万ユーロ/年 と、ZAEの研究開発規模からすると少額であり、企業から依頼された製品開発を行った成功報酬を主な財源としています。

ZAEの会員は40名程度でありますが、その元で働く従業員は160~170名で、従業員はほとんどが博士号取得者であるとのことです。

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↑まずは、エネルギーを再生する研究成果の説明から・・・非常に薄く、曲げたり自由に形を変えることができるソーラーパネルの開発について

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↑ラミネートシートの中に納まったソーラーパネル。実際にエネルギー再生の簡単な実験を行いました。電極をつなぎ、室内の明かりでブザーを鳴らしました。(右の携帯電話は大きさの比較のための私物)

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つぎに、VIP(真空断熱パネル)について

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↑奥の家の外壁はオレンジ色になっています。室内の熱が外壁にまで到達していることがわかります。手前の家は、ZAE開発の断熱材使用の家。外壁からは熱が外に漏れていないことがわかります。

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↑その断熱材は、真空を利用した製品であります。断熱材の内部は真空になっています。

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↑また、空気からつくった特殊なジェルを断熱材に使用しています。このスライドは、ストーブの熱がジェル状の断熱材の上部に乗っているバラに到達しないことを説明しています。

そして、その断熱の研究は、窓にも及びます。

VIG(真空断熱ガラス)について

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↑2枚のガラスを重ね、その間を真空にして、熱伝導を遮断する技術です。

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↑ガラスとガラスの間に、ドット上の非常に小さいスペーサーを規則的に整列させることで真空空間を実現しています。

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↑この真空ガラスには、肉眼でわずかに見えるドット状のスペーサーが規則正しく並んでいることが確認できましたが、遠目では気づかないほど小さなスペーサーです。

ここで、つぎの質問をしてみました。

Q1 この真空断熱ガラスは、結露しませんか?

A1 はい、真空ですから温度差を伝えません。結露はしないということです。ただし、窓枠は結露しないわけではありませんから、さらに研究が必要です。

Q2 真空断熱パネルについても伺います。使用後は産業廃棄物となりますか?あるいはリサイクルできますか?

A2 製品は、リサイクルできるようにつくっています。ゴミにはなりません。

このほか、さらに研究成果の報告を頂きましたが、あまりに専門的過ぎてココでは割愛させて頂きます。

宮尾 孝三郎

姉妹都市訪問と行政視察のご報告03

11月3日の昼からの市役所表敬訪問のあと、ヴュルツブルク大学内 COMPUTER SCIENCE Ⅶ (コンピュータ情報科学研究所)を視察しました。

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↑医療の分野のロボットの研究です。放射線ロボットが肺がん細胞について、適切な治療を行うという説明でありました。がん細胞に犯されていない正常な部位を損傷させることなく、最小限の治療でガンを駆逐できると言っていました。このロボットは、医師による外科手術が不可能な場合に運用するものということでありました。

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↑コチラは、衛星放送のコンポーネントについて学ぶコーナーであります。

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↑この機械は、1kgの小さく軽量なものでありますが、5万ユーロの開発費がかかったそうです。地球上よりあまり高くない高度で運用する放送局用人工衛星で、2010年から運用するタイプが、この『UWE-3』だそうです。

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↑この青年が手にする先の黒い棒は、コンピュータモニターに映し出される灰色の表面にくぼみを作っています。

モニターの絵がくぼむとき、手に物体に触れた感触が実際に伝わります。

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↑この機械は、「ファントム」というモービルロボット。様々なセンサーが本体に装着されており、6つの方向へ移動できるというものです。

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↑ファントムの操縦は、インターネット環境でジョイステックにより行います。

と、このように、さまざまな医療・宇宙に関するロボット技術を研究されていました。

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つぎに、ロボットアームをつかって様々なシュミレーションを行う教室にまいりました。

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↑実際に他の部屋で動く、ロボットーアームと連動するバーチャルピクチャーにより、運用前の安全点検などのシュミレーションができます。

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↑このバーチャルピクチャーは3Dで映し出され、空間をリアルに感じることができます。

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↑この教室でも、BIRDという人工衛星を運用しています。軌道に乗っている人工衛星を学生が操作して学んでいるとのことでした。実際に山火事を発見したことがあるそうです。

ここで、私はつぎの質問を行いました。

Q1 これらの研究は、ドイツ国の方向性にかなうものなのでしょうか?

A1 州政府に資金協力を得、独自の研究を行っているものであり、ドイツ国政府とのかかわりはない。学問とは本来、国に要請されて行うものではなく、やりたいことをやることである。

Q2 なるほど。日本では「産学官連携」という言葉があります。

A2 財政的な問題で、国や企業と連携しなければならないこともあるが、基本的に学問はそれらから独立した存在であり、国や企業の影響を受けるべきものではない。

宮尾 孝三郎

姉妹都市訪問と行政視察のご報告02

11月3日のシーボルト博物館訪問のあと、平成元年、大津市がヴュルツブルク市に造った日本庭園「近江の庭」に向かいました。

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↑現在でも、大津に思い出のあるヴュルツブルク市民が茶会などで集まる場所となっているとのことでありました。

11月3日の午後はヴュルツブルク市庁舎に表敬訪問にまいりました。

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↑赤茶色の建物が、ヴュルツブルク市庁舎

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↑『RATHAUS』 と書いてありますが、『市役所』の意味であります。

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↑入口には、1945年3月16日にイギリス空軍により空襲を受け、市域の80%が焼失した歴史的事実を紹介するコーナーがありました。

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↑焼失した当時の状況をジオラマで再現しています。(ガラスケースに入っているため、若干の映り込みがありますが、ご容赦ください。)

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↑戦時下で男性が戦場に動員されていたため、復興は女性の仕事でした。

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↑さて、場所を市役所内の「WENZEL SAAL」にうつし、表敬訪問公式行事

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↑紫式部の絵をプレゼントさせて頂きました。

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↑この部屋は、市議会の委員会室。シャンデリアのうしろに、大津市の旗も飾られていますhappy01

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↑この豪華な空間は、なんと「市議会本会議場」sign02

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↑市役所内 CANTINA (食堂)で遅めのランチ。サフランライスにシチューをかけて食べるというものでありました。

宮尾 孝三郎

2009年11月 7日 (土)

姉妹都市訪問と行政視察のご報告01

みなさま、帰ってまいりましたairplane

我々大津市議会姉妹都市訪問団の主な任務は、①1979(昭和54)年にWürzburg(ヴュルツブルク市)と親善都市共同宣言を取り交わして以来、市民交流によって育まれてきた友好・絆を知り理解すること②そしてその市民交流をお支えいただいた行政機関・市議会の皆さんに敬意を表し、友好的な懇談の中で今後の方向性を模索するため、と理解しております。

また③市の様々な取り組みや市内大学や研究機関の先進的な取り組みを行政視察することであります。

さて、11月3日の午前は「シーボルト博物館」を伺いました。

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↑シーボルト博物館

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↑ヴォルフガングクラインラングナー会長(女性のとなりの方)ほかと名刺を取り交わす姉妹都市訪問団武田団長(背中)

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↑武田団長からシーボルト博物館に扇子の贈り物をお渡ししました。

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↑大津をひとまわり大きく表示した日本地図

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↑ドイツの伝統的民家そのままに1998(平成10)年7月「ヴュルツブルクハウス」が、なぎさ公園のサンシャインビーチに竣工されました。そのときの写真が飾られています。

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↑大津港のびわこ花噴水も紹介されています。

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↑大津市あるいは、大津市民から贈られた品々

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↑特別展として現在「きもの展」が開催されておりました。大津市民からも寄贈がありました。

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↑地下の「茶室」で行われた表敬訪問記念行事

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↑シーボルト博物館茶室に飾られた色紙

シーボルト博物館は、本来は文字通りの医師シーボルトに関する研究を行い、展示する施設でありますが、このように大津市との友好親善に大いに活躍されています。

このような感じで、明日以降もレポートさせて頂きたいと思います。happy01

宮尾 孝三郎

2009年11月 1日 (日)

平成21年度大津市姉妹都市訪問団04

明日から、大津市の親善都市であるドイツ連邦ヴュルツブルク市ほかに視察に参ります。

帰国は7日の予定ですので、しばらくブログはお休みになりますcoldsweats01

さて、私は交通対策特別委員会にも所属しておりますので、公共交通機関に興味があります。

ドイツは、世界で最も路面電車(トラム)が活用されている国といわれます。

今回の視察の移動にも“トラム”を使うことから、車社会の中でどのような棲み分けが行われているのか見てまいりたいと思っております。

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これらの画像は、ドイツのLRTの状況をYou Tube でレポートしてくれているでそちらをご覧ください。↓

Straßenbahn Würzburg 1/2

では、行ってまいりますhappy01

次は、11月7日のブログでお会いしましょうairplane

宮尾 孝三郎

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