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2009年11月10日 (火)

姉妹都市訪問と行政視察のご報告08

11月5日、ハイデルベルクにて視察の日程となっております。

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↑ドイツ最古の大学 Ruprecht-Karls-Universität Heidelberg (ルプレヒト・カール大学ハイデルベルク大学 1386年創立)が現存するこの地域は、戦火を受けていませんが、アメリカ占領地域に含まれることとなり、現在もアメリカ陸軍第7軍司令部 第5軍団(勝利軍団)ドイツ・ハイデルベルク駐屯部隊が所在します。

さて、14万人規模のこの都市のうち3万人は学生、1万人は米軍人となっておりますが、米軍は2012年から2013年にかけてヘッセン州ヴィースバーデンに移駐すると発表されており、家族を含め約16,000人の米軍関係者の人口が減少することが分かっています。

11月5日の午前中はハイデルベルク市の「省エネ住宅団地でのエコロジー生活」について研修予定でありますが、時間がありましたので、しばらく都市計画と風景について、通訳の方からレクチャーを受けました。

ドイツには、『都市計画』という上空から垂直に街をみる考え方と、『風景』という人の目線で平行に街をみる考え方が、同等の重みをもってまちづくりに寄与しています。

ドイツには、風景局なるものがあり、太陽光の、季節ごとの高さや強さが、建物の高さや色彩、意匠にどのように反映され、どうあるべきかなど事細かに規制しています。また、ハイデルベルクでは、洗濯物を見えるところに干すことを禁じ、屋根裏に洗濯干し場を設けることを規定するなど、「国際観光都市」の重みを市民自身が強く受け止め、厳しい規制に従っています。

そうして、文化的風景を維持、推進しているわけでありますが、当初新聞で不特定多数の市民にパブリックコメントを求めたところ、方向性が定まらなかったことから、今度は各種団体の代表者を集め審議会を開催し、市民の合意形成を行ったといいます。

ということで、ハイデルベルクの街並みをしばし観察・・・

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↑ネッカー川のほとりのベージュの建物は、経済学者マックス・ヴェーバー(Max Weber、1864年4月21日 - 1920年6月14日)の家だそうです。

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↑このように、街並みには統一性があり、洗濯物も不用意に干されていないことが確認できます。

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↑国際観光都市を意識させる「観光バス待合所」。旅のひとを温かく迎えようとする市の姿勢がみてとれます。

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↑こちらの「H」をマルで囲った看板は、市民の路上バスのりば。

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↑古い街に、車社会を考慮する設備はありませんでした。ですから、街並みを壊さずに駐車場を準備するため、地下駐車場を各所に整備推進中であります。地表の建物を一切触らずに地下に構造物を建設するこの手法は、地震の少ないこの地方だからできることのように思います。

宮尾 孝三郎

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