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2009年11月 8日 (日)

姉妹都市訪問と行政視察のご報告04

11月3日の日程は、ハードでありました。引き続き報告を続けます。

ヴュルツブルク大学内 COMPUTER SCIENCE Ⅶ (コンピュータ情報科学研究所)の視察のあと、引き続き同じ大学構内にあるZAE(Bayerisches Zentrum für Angewandte Energieforschung e.V.)バイエルン応用エネルギー研究センターを視察しました。

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↑ZAEの研究棟

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↑ZAEバイエルンの所長を務めるディアコノフ(Prof.Dr.Vladimir Dyakonov)氏

この研究センターでは、再生エネルギーについて研究を行っています。現在依存している原子力エネルギーなどは問題があり、新しいアイディアが必要となっているとのこと。そして応用エネルギーについて研究することから始めたそうです。

エネルギーを最高度に利用する為に断熱に関する研究を行っているほか、バイオ熱や電力に関して、特にソーラーエネルギーに関して研究を行っています。

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↑ZAEは、国や州から財政的な援助を受けていますが、その額は 約190万ユーロ/年 と、ZAEの研究開発規模からすると少額であり、企業から依頼された製品開発を行った成功報酬を主な財源としています。

ZAEの会員は40名程度でありますが、その元で働く従業員は160~170名で、従業員はほとんどが博士号取得者であるとのことです。

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↑まずは、エネルギーを再生する研究成果の説明から・・・非常に薄く、曲げたり自由に形を変えることができるソーラーパネルの開発について

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↑ラミネートシートの中に納まったソーラーパネル。実際にエネルギー再生の簡単な実験を行いました。電極をつなぎ、室内の明かりでブザーを鳴らしました。(右の携帯電話は大きさの比較のための私物)

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つぎに、VIP(真空断熱パネル)について

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↑奥の家の外壁はオレンジ色になっています。室内の熱が外壁にまで到達していることがわかります。手前の家は、ZAE開発の断熱材使用の家。外壁からは熱が外に漏れていないことがわかります。

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↑その断熱材は、真空を利用した製品であります。断熱材の内部は真空になっています。

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↑また、空気からつくった特殊なジェルを断熱材に使用しています。このスライドは、ストーブの熱がジェル状の断熱材の上部に乗っているバラに到達しないことを説明しています。

そして、その断熱の研究は、窓にも及びます。

VIG(真空断熱ガラス)について

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↑2枚のガラスを重ね、その間を真空にして、熱伝導を遮断する技術です。

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↑ガラスとガラスの間に、ドット上の非常に小さいスペーサーを規則的に整列させることで真空空間を実現しています。

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↑この真空ガラスには、肉眼でわずかに見えるドット状のスペーサーが規則正しく並んでいることが確認できましたが、遠目では気づかないほど小さなスペーサーです。

ここで、つぎの質問をしてみました。

Q1 この真空断熱ガラスは、結露しませんか?

A1 はい、真空ですから温度差を伝えません。結露はしないということです。ただし、窓枠は結露しないわけではありませんから、さらに研究が必要です。

Q2 真空断熱パネルについても伺います。使用後は産業廃棄物となりますか?あるいはリサイクルできますか?

A2 製品は、リサイクルできるようにつくっています。ゴミにはなりません。

このほか、さらに研究成果の報告を頂きましたが、あまりに専門的過ぎてココでは割愛させて頂きます。

宮尾 孝三郎

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