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2009年9月12日 (土)

テロとの闘い≒クラッシュアンドビルド

昨日は、主にユタ州出身のアメリカ陸軍予備役兵のみなさんのことを記述しましたが、本日は“アメリカ海兵隊第2海兵遠征軍第2海兵師団第6海兵連隊” “アメリカ海兵隊特殊作戦軍海兵保安部隊大隊艦隊付き反テロ保安チーム(FAST)” の隊員をホームビジットに受け入れた際の話をしましょう。

平成15年当時、彼らは沖縄にいました。そして滋賀県での日米共同訓練が終わり、大津で日本の民間人と交流するホームビジットに参加されたのでした。

FAST「日本の自衛隊は、優秀だ。自衛隊と訓練できて光栄に思っている。」

と社交辞令から始まり、

6thMARINE「大学に行こうと思ったら、貧しい田舎だから、軍隊で国家のために働いて、国家の支援を受けないといけない。みんな無事に帰ってきたら、大学に行く。そのつもりで入隊する若者が多い」

と、豊かなアメリカしかイメージできない日本に住む私に衝撃の告白をしてくれました。

アルコールがだいぶ回ったところで(ひとり500ccの缶ビールを6本は飲んだと思います)テロとの闘いの話になりました。

私「先日は、ユタ州の予備役の皆さんが、イラクでの闘いのことをお聞かせくださいましたが、皆さんもイラクに行かれたのですか?」

FAST「我々は沖縄にいる。イラクにはいっていない。グローバルテロ戦争は、イラクに限ったことではない。我々は、主に洋上での人質救出を行う。」

FAST「君の制服(当時の私の制服)には、射撃徽章がついているが、上手いのか?」

私「300m先の固定的(こていてき、ターゲットのこと)に精密射撃を行います。7.62mm口径の自動小銃です。この徽章は特級を意味しています。」

と説明すると、姿勢をただし、私に敬礼をしてくれました。

FAST「我々は、人質となった人々を救出するために、訓練を行っている。だから、主に室内射撃の練習をしている。人質の背後に立つ犯人を射撃制圧する。人質役は教官だ。教官を傷つけないように、射撃する。ミスは一度もない。ミスをしたら、教官殺しになってしまうからね。」

私「教官に当たったら、どうなるのですか。」

FAST「絶対にミスをしない。訓練で失敗していたら、任務には就けない。」

私「テロとの闘いは、始まったばかりですが、早期に終わりそうですか?」

FAST「わからない。いま、このようにのんきにビールを飲んでいるが、君とも二度と会えなくなるかも知れない。」

6thMARINE「しゃべりすぎだ!それ以上しゃべるな。」

彼らは、20代前半でした。いまどこで何をしているのか、無事なのか所在をつかむことができませんが、ブッシュ大統領とその仲間が始めた“テロとの闘い”を実際に行っているのはそんな若者です。生き方にまじめで、みな将来像をしっかり持って、生真面目といってよいくらいの印象でした。

戦争というクラッシュアンドビルドが、まずしい田舎暮らしの若者の雇用先となっているという現実を聞き、アメリカの事情を少し理解できたような気がしました。

しかし、戦争は狂気であります。

『平和の維持』『クラッシュアンドビルド』“似て非なるもの”であります。

ブッシュ政権は、クラッシュアンドビルドを行っていたという印象を受けます。オバマ政権では、是非とも平和維持を行っていただきたいと思います。

狂気を味わった若者の行く末はベトナム戦争で学習しました。

日本民主党政権には、是非ともオバマ政権と、平和構築のあり方について深い議論を行っていただきたいと思います。

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↑第6海兵連隊からのおくりもの。メッセージカードと“ぐい呑み”

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↑第6海兵連隊から戴いた飾緒。自衛隊の場合、陸将補以上の地位にあるものしか着用できない。これは、第6海兵連隊から平成15年当時の陸上自衛隊第3師団長に贈られたものと同じもの。私の場合、ホームビジットを2回受け入れ、他の方にも多く紹介させていただき多数の受け入れ先を確保し、“米軍に極めて友好的な人”と評価されてのもの。「第3師団長以外には君だけだ」と言っていた。

宮尾 孝三郎

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