« 注目すべきはFEMAの動き | トップページ | 稀有な感覚をお持ちです »

2009年7月31日 (金)

新疆ウイグル地区と放射能

まずは、わたしの過去ブログ↓

2008年8月11日 (月) 戦争で被爆国となったわが国が行うべき使命

を読んで頂きたいと思います。

そして次の新聞記事です。

【以下転載開始】--------------------------------------

米科学誌、中国・核実験でウイグル人数十万人が死亡した可能性
2009.7.30 19:00産経新聞

米国で最も人気の高い科学雑誌「サイエンティフィック・アメリカン」7月号が、中国の新疆(しんきょう)ウイグル自治区で中国当局が実施した40数回の核爆発実験の放射能により、数十万ものウイグル住民が死亡した可能性があるとする記事を掲載した。

記事は、ウイグル人医師のアニワル・トヒティ氏と札幌医科大教授で物理学者の高田純氏の合同調査結果を基礎に書かれたもの。高田教授は同自治区のシルクロード紀行番組を長年、放映したNHKの核実験無視の姿勢を非難している

「サイエンティフィック・アメリカン」7月号は、「中国の核実験は多数の人を殺し、次世代を運命づけたのか」「中国が40年にわたり核爆弾を爆発させたことで、放射能の雲は住民の上を覆った」という見出しの記事を掲載した。

同記事はまず、トヒティ医師が新疆ウイグル自治区で1973年の子供時代、3日間、空が黒くなり、土砂のような雨が降ったのを目撃し、後年、それが核爆発の結果だったことを認識したと指摘。その上で「シルクロード上のロプノル実験場における、1964年から96年までの40数回の核爆発による放射能の結果、数十万の住民が死んだ可能性がある」と報じた。

記事はさらに、現在、英国やトルコを拠点にウイグル人の放射能被害を研究するトヒティ医師が、高田教授と「ロプノル・プロジェクト」という共同研究を進めているとし、高田教授の「新疆ウイグル地区で放射能汚染のために19万4千人が死亡し、120万人が白血病などを病んだ」という算定を伝えた。

「サイエンティフィック・アメリカン」は米国だけでなく国際的評価が高く、同誌が今回、事実として正面から伝えた「シルクロードの核汚染」は、それを否定してきた中国政府にも厳しい詰問となる。

また、高田教授はNHKが長年、シルクロードの番組を放映し、多数の日本人観光客に核汚染が明白な地域を訪問させながら、核爆発については一切、沈黙してきたとして今年4月、公開質問状の形で抗議した。

NHK側は、「(放射能汚染についての)認識は放送当時も現在も持っていない」と回答したというが、今回の米国の科学雑誌の記事は、高田教授側の研究の成果や意見に国際的認知を与えたこととなる。(ワシントン 古森義久)

【転載終わり】----------------------------------------

しかし、ウイグル暴動とこの核ハザードの波紋を打ち消すごとく、中国政府が勇み足です。

【以下転載開始】-------------------------------------

【ウイグル暴動】中国大使館がDVD公開 カーディル議長を盗聴?
2009.7.30 18:02産経新聞

在日本中国大使館は30日、日本メディア14社などを東京都内の中国大使館に呼び、新疆ウイグル自治区で発生した暴動に関するDVDを放映した。中国政府が暴動の「扇動者」と非難する世界ウイグル会議のラビア・カーディル議長の来日に合わせて公開された映像には、2つの“証拠”が含まれていた。

「7・5暴力事件とラビア氏」と題するDVDは長さが約20分。テレビで報じられた暴動の様子のほか、商店の監視カメラの映像や流暢(りゅうちょう)な中国語で宣誓する収監当時のカーディル議長の姿など、未公開映像も収録されている。

中国政府はDVDの中で、6月26日に広東省韶関(しょうかん)市の玩具工場で起きたウイグル族労働者殺害事件が「長い間待ち続けた暴力とテロ活動を扇動するチャンスとなった」と主張。世界ウイグル会議が7月1日に電話会議を開き、(1)中国国内のウイグル族を扇動して、犠牲を恐れず、積極的に活動させる(2)国際社会の同情と支援を呼びかけ、チベット独立勢力などと連携して抗議活動を起こす(3)6月26日を記念日に定め、ウイグル族の死者を烈士とする-ことを決めたとしている。

さらに、6月30日にカーディル議長がトムトゥルク副議長に電話をかけ、「今回の事件を重視すべきだ。絶好のチャンスだ」と話したことや、7月4日午後10時と5日午前11時に、米国から弟のメメト氏に電話し、「明日、ウルムチで大きな出来事がある」「ウルムチで今夜事件が起こる。気をつけるように」と告げたことなど、当人しか知り得ない電話の細かい内容が網羅されている。

中国大使館の●(=登におおざと)偉参事官は「電話の内容は普通に分かった」と言葉を濁したが、世界ウイグル会議の関与を印象付けるはずのDVDは同時に、中国政府による恒常的な盗聴を示唆していた。

【転載終わり】---------------------------------------

ウイグル自治区で行われた地下核実験は、その地に埋蔵されると推定される石油と天然ガスの開発に利用された、と札幌医科大学教授高田純氏は語ります。

ソ連はシベリア東部のサハ共和国の地で、1970年代に地下核爆発を利用して地下資源開発を行っていたそうです。ソ連を見習った中国共産党が侵略し支配したシルクロード・ウイグルの地でその種の核爆発を行ったのではないかと言及しています。

新疆ウイグル地区(東トルキスタン)の石油と天然ガスの埋蔵量は

  • 石油・・・中国全体の28%の埋蔵量
  • 天然ガス・・・中国全体の33%の埋蔵量

---------

今回のウイグル地区暴動も、資源開発を何よりも優先した漢民族がウイグル人を排斥したことが原因と見られていますが、いつの時代にも“資源獲得”という真の目的は、“民族対立”という他者が入り込めない理由に挿げ替えられ、口出しをすると「内政干渉だ!」となります。

---------

NHKの「シリーズJAPANデビュー」という番組が偏向報道であると、多くの人が怒りを表明していますが、1980年代にNHKが放送した「シルクロード」を視聴した27万人の日本人が核実験を繰り返していたその地に観光に出かけていたことに対しても、NHKが事実を知りながら正しく報道しなかったとして、多くの人が怒りを表明しています。

滋賀県琵琶湖環境科学研究センター、「1959年までは表面積2000km²の広さ(琵琶湖の約3倍)で確実に存在していましたが、不思議なことに地球上から消失しました。いつも見張っているのが難しい砂漠の中にあった湖ですが、消えてしまったことに気が付いたのは1972年でした。」と報告していますが、これが核実験の影響であったということを知る立場(中国政府)の人々は旅行者や周辺国に正しく伝えるべきだったと思います。

現在、放射線防護情報センターでは、当時にシルクロード・ウイグル地区を旅された日本人の調査を行っています。家族・友人の行方不明、帰国後の白血病や発がん、流産・死産・奇形についての情報を収集しています。

平和市長会議に加盟した本市の目片市長がこのような大きな動きにどのような関心を持っておられるか、一応気にしています。

宮尾 孝三郎

« 注目すべきはFEMAの動き | トップページ | 稀有な感覚をお持ちです »

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 注目すべきはFEMAの動き | トップページ | 稀有な感覚をお持ちです »

2018年10月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      
フォト
無料ブログはココログ