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2009年5月19日 (火)

真相を知るには、読んでいただくしかありません

大津市議会2月定例会の議事録がアップされております。

私の印象としましては、この議会は「非常にデリケートな話題が議場で繰り広げられた」と感じている次第であります。

色んな気になるキーワードを入れて、検索してみてください。

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まず、この議会では、開会日に市長が入院されていたため、副市長が職務代理者となって提案説明を行っています。(ちなみに、このちょうど一年前の議会では、同じく市長が入院されたため、代決者としての副市長が提案説明を朗読しています。)

わが会派、清正会(当時)谷祐治議員が、代表質問の中で国際交流について伺っておりますが、退院して答弁に立たれた市長とのやり取りを掲載しましょう。

【以下掲載開始】-------------------------------------

平成21年 2月定例会-03月02日-02号

清正会(谷祐治議員)

次に、国際交流のあり方について質問をいたします。

昨年の6月定例会、市長は新たな姉妹友好都市の提携実現に関して、広く市民や議会の御意見も拝聴しながら、今後ともその候補地を検討してまいりたいと回答されましたが、今日に至るまでの間、パブリックコメントの募集等を通じて広く市民に対し意見を求められてこられたのでしょうか、お答えを下さい。

また、「次代を支えるひとのつながりを創る」という総合計画の基本方針、また互いを認め、支え合うまちにしますという基本政策からすると、姉妹都市であるアメリカ合衆国・ランシング市、スイス・インターラーケン市、ドイツ・ヴュルツブルク市、韓国・亀尾市、また友好都市である中国・牡丹江市との交流の成果や今後の課題等を市民とともに議論し、その上で新たな提携の必要なり候補地なりを決定すべきではなかったのでしょうか。

平成21年度予算において、国際親善推進費のうち、新姉妹友好都市調査経費として、オーストラリア、ロシアへの旅費がそれぞれ201万1,000円、648万8,000円計上されていますが、どういった経緯で候補地が決定されるに至ったのでしょうか、見解をお伺いをいたします。

◎目片信 市長  (登壇)

清正会 谷 祐治議員の御質問にお答え申し上げます。

なぜオーストラリアで、なぜロシアとの交流なのかというお尋ねでございますが、市制110周年や国際文化観光都市建設に関する決議50周年等を契機に新たな姉妹都市提携に係る御提案を市民の皆様からいただいたことを踏まえ、検討に至ったものでございます。

先の泉議員の御質問にもお答えしたとおり、オーストラリアの都市との姉妹都市提携については、現在の五つの姉妹友好都市がいずれも北半球に位置していることから、南半球の都市であること、さらには次代を担う青少年の国際感覚醸成等も視野に入れ、治安のよさ、政情の安定性、時差などの地理的条件、義務教育で学ぶ英語圏であることなどを念頭に紹介いただいたモスマン市を中心に調査しているところでございます。

また、ロシアとの交流につきましては、市内NPO法人市民協働により提案をいただいたエカテリンブルク市について、モスマン市と並行して調査研究を進めているところでございます。

エカテリンブルク市は、つけ加え御説明申し上げますと、90年前、ニコライ2世が来津された折、警備の巡査がニコライ2世を切りつけた事件がございました。その後、エカテリンブルクで終えんを迎えられたわけでありますが、そういうような御縁の中でエカテリンブルクということで、私どもが調査研究を進めているところでございます。いずれにいたしましても、現時点においては、双方とも姉妹提携のための諸条件が十分に整っておらず、今後もさらなる調査研究が必要と考えており、市議会の御意向を踏まえながら、交流の主体となる市民の意見も把握しつつ検討を進めてまいりたいと、このように考えているところでございます。

以上、私からの答弁といたします。

清正会(谷祐治議員)

御答弁いただきましてありがとうございました。いくつかにつきまして再問をさせていただきます。

まずはじめに、新たな姉妹都市の提携、国際交流についてなんですけども、今も御答弁いただいたんですけれども、特定の団体さん、御提言があって、今は現在検討をされているさなかで、調査研究を進めているということなんですけども、2都市に限定をされて、今予算にも両都市合わせて850万円近く計上されてきておられるんですけども、先ほども申し上げさせていただきましたけれども、広く市民の御意見を拝聴する必要があるということはお認めをいただいてて、今後もそういう形でやっていくという御答弁であったんですけども、本来であるならば、2都市に至るまでの間に私は拝聴されればよかったのかなというふうに考えているんです。特定非営利活動法人市民協働さんというお名前を聞きましたので、今お昼の間に法務局に行って謄本を上げてきたんですけども、市長さんが就任される前、理事でおられたこともある団体やということを認識しておりまして、提言された趣旨等は御理解いただきやすかったのかなというふうに思うんですけども、先ほど御答弁にもありましたけれども、公平性であったり透明性を今以上に高めていこうとしたときに、ましてや市民主体の交流を前提とされておられますので、もう少し議論があってもよかったのかなと思うんですけれども、そういった点につきまして御見解をお伺いをしたいと思います。

◎目片信 市長

谷議員の再質問にお答えをいたしたいと、このように思います。

現在取り組んでおります友好都市、姉妹都市につきましては、今緒についたばっかりでございますから、したがって答弁の中で申し上げましたように、調査研究をしていかなければならんと、こういうふうに申し上げているわけでございます。基本的には、ランニングコストのいわゆるなるべくかからない、いわゆる締結だけが終了して、後は市民の皆さんが主体になって交流が、いわゆるメニューをお示ししてどうなんですかというふうな形がとれればいいんじゃなかろうかなと、こんなふうに思っております。200近い諸外国がございますが、私どもから相手方の意向を確認する、そういう作業も実はございます。こっちがしたいと言うても、相手がノーと言えばできないわけでありますから、ですから先ほど冒頭申し上げたように、緒についたばっかりで、このことをいわばええとか悪いとかという議論はまだ時期尚早じゃなかろうかなと、ついてはそういうものを十分に精査をして、そして友好都市としていけるんなら、市民の皆さんにこういうところと友好都市を結びますから、また機会があれば参加してくださいというような御案内ができればというふうに私は思っております。したがって、いわゆる締結までなるべくお金をかけない、そういう基本的なスタンスで取り組みができればと、こういうふうに思っておりますから、答弁になったかどうかわかりませんが、そういうような考え方をいたしております。

清正会(谷祐治議員)

重ねてお伺いをいたします。

調査に、国際交流、新たな姉妹都市提携なんですけども、850万円かけようとなされてるんですよね。ほんで、相手方の御意向も確認しに行かなければならないということなんですけども、2カ国同時に進める必要というか、総合計画の中にも新たな姉妹都市提携というのはありませんし、市長さんがおつくりになられたマニフェストにも、そういう記載がないんですけども、先ほど行財政システムのマネジメントシステムの中でもおっしゃっていただいているんですけども、事業の優先順位を今後どういう形で決定するかということを考えていかないとだめなのかなというふうに考えてるんです。枠配分予算についても、今までからされてる分をさらに飛躍させて、庁内分権も推進いただこうとしているさなかですので、その点に関しては非常に高く評価をしてるんです。だからこそ、プロセスを大事にしていただきたいというか。正直申し上げて、調査にロシアとオーストラリアですか、特にエカテリンブルクに関しては費用もかなりかかって、ましてや相手さんの御意向もこれから確認しなければならないということで、最後ちょっと確認させていただきたいのが、場合によっては提携に至らないというか、予算の中では新姉妹都市提携に向けての調査とありますけれども、白紙になるという可能性もあるということで認識させていただいてよろしいですかね。

以上です。

◎目片信 市長

再々質問にお答えをいたします。

御指摘のとおり、こっちの一方的な思いをいわば申し上げてるわけでありますから、相手がノーと言えば、これは先ほどもお話し、御指摘がありましたように、成立をしないということになるというふうに思っております。ただ、どういうような機会であっても、国際交流を広く200余りの国のどこの国とどういうふうにするにしても、市民の皆さんが主体でありますから、市民交流ができるような、そういう国でなければならん、こういうふうに基本的に考えております。いわゆる姉妹友好都市が締結ができるということは、これもやっぱり御縁だと思うんですね。全く一方通行で、あそことしますと言うてても、相手がうんと言わなければなりませんし、相手がしてくれと言われても、こちらがノーと言う場合もあるわけですから、これは御縁があったらできるということで、広くやっぱり市民の皆さんの国際感覚を醸成する、あるいは国際平和に貢献ができる、そういうようなことになれば県都大津のやっぱり私は意義があるんじゃなかろうかなと、私はそんなふうに思っております。ですから、今するんじゃなくて、今調査研究でありますから、どういうような方向が示されるかは今後の対応にかかってくるというふうに思いますが、ノーという場合もあれば、イエスという場合もあると、こういうふうに御理解をいただければというふうに思います。

【掲載終わり】----------------------------------------

なーるほど・・・

で、この質問の答弁で納得いかなかった清正会(当時)と対話の会・杣(当時)の計5名の議員の提案による修正案が提出されました。

【以下掲載開始】-------------------------------------

平成21年 2月定例会-03月18日-06号

○中江忠洋 議長

次に、議案第1号 平成21年度大津市一般会計予算について、谷 祐治議員外4人から修正案が提出されました。この写しは、お手元に配付しておきましたので、御了承願います。

○中江忠洋 議長

この際、提案者の説明を求めます。

 ──5番谷 祐治議員。

5番(谷祐治議員) (登壇、拍手)

それでは、ただいまから議案第1号 平成21年度大津市一般会計予算修正案につきまして提案説明をさせていただきます。

内容につきましては、歳出、款2総務費、項1総務管理費78億6,334万5,000円を78億5,484万6,000円に、款13予備費、項1予備費1億円を1億849万9,000円に改めるものです。

なお、提案理由は、新たな姉妹友好都市提携に向けた調査の必要性が現時点で認められないためであり、まずはオーストラリア・モスマン市に係る費用から説明をさせていただきます。

他会派の代表質問に対する目片市長の答弁によれば、これまで大津商工会議所国際交流委員会の訪問等により市民交流が進められ、交流先として提案いただいたことから現在、在シドニー日本総領事館及び財団法人自治体国際化協会等の協力を得ながら調査研究を進められ、この2月には市民部長及び担当職員を現地に派遣されたとのことでした。

モスマン市側の意向は、フレンドシップ・アグリーメント、すなわち友好親善協定締結の可能性を探るというものであり、従前から市当局の責務が生じない形による国際交流を市の方針とされていると認識をしています。市長はモスマン市を中心とする調査研究を継続していくという意向を示されていますが、来る6月には副市長、市議会議員等が来津される予定でもあり、既に新姉妹友好都市調査経費が必要とされる段階にないと考えます。

次に、ロシア・エカテリンブルク市については、新年度予算において調査研究を進める上での政策、施策的根拠が明確にされたとは思えず、また今定例会における執行部からの答弁内容も交流の主体となる市民理解を図る上で十分なものでなかったと考えます。

以上をもちまして議案第1号 大津市一般会計予算修正案の提案説明とさせていただきます。御賛同いただきますよう、何とぞよろしくお願いをいたします。(拍手)

【掲載終わり】----------------------------------------

↑この提案に、趣旨は賛成態度は反対という、反対討論↓を頂きました。

【以下掲載開始】-------------------------------------

36番(竹内照夫議員) (登壇、拍手)

それでは、先ほど提案をされました議案第1号 平成21年度大津市一般会計予算の一部を修正することについて、反対の立場で討論を行います

議案第1号 平成21年度一般会計予算中、国際親善推進費において新姉妹友好都市調査費が計上されていることについて修正案が提出されておりますが、予算計上の経過に関しましては、私も修正案に一定理解をするところでございます。

昨年の6月市議会定例会におきまして、大志会堀井幸男議員の新姉妹都市提携についての質問に対し市長は、「平成21年度の中核市移行を目前に控え、新たなまちづくりを展望する中で、地域におけるさらなる国際化の推進も重要施策の一つであるとの認識などから、市民の方から御提案いただいたオーストラリアを中心に検討している。現在は、現地の領事館や自治体国際化協会等の協力を得ながら候補地の選定をしているところであり、相手都市の意向はもとより、市議会の御意向や国際交流の主役である多くの市民の御意見を反映した姉妹都市提携として進めてまいりたいと考えている」と答弁されておられます。

したがいまして、オーストラリア国内において新姉妹都市の候補地について調査研究を進めておられることに関しましてはあらかじめ承知いたしておりましたが、新年度予算におきましては、ロシア・ウラル地方のエカテリンブルク市についても調査費が計上されております。このエカテリンブルク市という都市がどのような経緯でもって新姉妹都市の候補地として決定されるに至ったか、その間の十分な説明もなく、私たち市議会にとりましては全く唐突な予算案のほかありません

日本とロシアの都市間の姉妹提携は、ロシアとの交流機会に恵まれる北海道と本州の日本海側の都市が中心であり、ロシア側もそのほとんどが極東連邦管区内、中でもサハリン地方に集中しており、エンボルガ及びウラル両連邦管区には皆無と聞き及んでおります。こうしたことから、ロシアという国が大半の市民にとって大変遠くに位置し、また同時にエカテリンブルク市という都市の名も余りなじみのないものであろうと考えます。

エカテリンブルク市を姉妹都市提携の候補地として提案されたNPO団体の趣旨は、明治24年に発生した大津事件において大津市はロシアと歴史的に深く関わっていることから、ニコライ2世終えんの地であるエカテリンブルクと姉妹都市関係を結び、日本とロシアの友好関係を深めていくとされているやにお聞きしておりますが、大津事件自体も、またロシア革命によってニコライ2世一家がエカテリンブルクにおいて銃殺された史実についても、血塗られた縁を快く思わない方々も多いのではないかと拝察いたします

また、エカテリンブルク市がロシア中央部のスヴェルドロフスク州の州都で人口210万人を擁するロシア国内5番目の大都市であるという情報のみしかもたらされておらず、通常では高額の渡航費を要することなどから、仮に姉妹都市提携を結んだとしてもどのような市民交流が展開できるのか、非常に危惧するところであります

しかしながら、今日の国際化時代、市民の国際感覚の醸成や国際的視野の拡大に向け、姉妹友好都市提携の果たす役割は大きく、大津市においても今日まで、アメリカ・ランシング市、スイス・インターラーケン市、ドイツ・ヴュルツブルク市、中国牡丹江市、韓国亀尾市と姉妹友好都市提携を結び、これら五つの都市との間でそれぞれ活発に、また特色ある市民交流が幅広く展開してまいりました。

わけても昭和63年から続けられている大津、ランシング両市の中学生の相互派遣事業や平成元年から始まった亀尾、大津両市ソフトテニス交流など、世界情勢の変化にも揺るがない息の長い市民外交は、国際理解の推進と友好関係の発展に大きく寄与しているところであります。

このような経過を踏まえ、国際文化観光都市を標榜し、外国諸都市との相互理解を通じ世界恒久平和への貢献を願う大津市にとりまして、これからもその視野を広く海外に向け積極的に国際交流を推進していくことは、極めて意義深いことであると考えます。

今後大津市が新姉妹友好都市に関する調査研究の経過等についてさまざまな手法を通し、市議会並びに市民に報告を重ねられる中で十分な理解を得られるよう求められるとともに、それに伴う予算につきましても姉妹友好都市交流の主役はあくまでも市民であるという原則に則り、適正に執行されますようお願いをし、議案第1号 平成21年度大津市一般会計予算の修正案に対する反対討論といたします。議員各位の御賛同を賜りますようよろしくお願い申し上げます。 (拍手)

【掲載終わり】----------------------------------------

最初と最後は反対を表明されていますが、餡子の部分は修正案に賛同されております。テクニカルな討論でありましたgawk

と、このようにデリケートな話題(ほかにもあります)が掲載された議事録が公表されたのを大変嬉しく思っているところでありますhappy01

非常に長い掲載文となりましたが、真相を知るには読んでいただくしかありませんでしたので、ここまで読んで頂きました方、大変お疲れ様でしたcoldsweats01

わが会派清正会・杣(しんせいかい・そま)としましては、6月定例会でも、より深くボーリングしてまいりたいと考えているところでございますthunder

宮尾 孝三郎

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