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2009年4月21日 (火)

地方議会の与野党溶解始まる…か?是々非々が本来のあり方

本日は、滋賀県下に刺激が伝播した日でありました。

【以下転載開始】--------------------------------------

Kyoto Shimbun 2009年4月21日(火)

「親嘉田」県議 会派離脱へ 対話の会・木沢氏、議会勢力に変化も

滋賀県議会の木沢成人県議(36)が、所属会派「対話の会・びわこねっと」(5人)を離脱する意向を固めたことが20日、分かった。

離脱理由について「対立する会派間をつなぎ、議会の硬直化を改善したい」としている。

県議会(47人)は、嘉田由紀子知事の政策に理解を示す勢力が同会派を含めて24人、批判的な勢力が23人でほぼ拮抗しており、嘉田知事の議会対応にも大きな影響を与えそうだ。

「対話の会・びわこねっと」は、嘉田知事を応援する政治団体の支援を得て当選した県議で構成。

自民党・湖翔クラブ(19人)、民主党・県民ネットワーク(16人)に次ぐ3番目の勢力。

木沢氏の離脱で、代表質問ができ、議会運営委員を出せる交渉会派(5人以上)の資格を失う。

木沢氏は、当面どの会派にも所属せず、1人で活動するとしており、木沢氏の今後の行動が議会の多数派形成のカギとなる。

木沢氏は京都新聞社の取材に対し、「県議会が会派間対立で硬直化しており、本来求められている県政のチェック機能が不十分」と指摘したうえで、「政党のしばりがない自分が間に入り、県民のための議論を深められる議会運営となるよう貢献したい」と語った。

嘉田県政には「県民目線で応援すべきは応援するが、疑問点は説明責任を果たすよう求めていく」としている。

県議会には6会派があり、このほかの勢力は共産党県議団3人、公明党2人、湖政会2人。

【転載終わり】-----------------------------------------

日本国内の地方議会に、「知事・市長与党」という「なにが何でも知事・市長を擁護」という会派が全国的に無数にありますが、二元代表制という地方議会のシステムでは、制度的に与党・野党は存在しません。このような混乱は、国の議院内閣制の「与野党」と混同している地方議員が大多数であることを示しています。

地方議会の本質を理解し、議員全員がそれぞれのパーソナリティーを駆使して執行機関の提案する議案を審査し議決し、執行機関の独善的な執行を監視するといった本来の役割にようやく目覚めるときが訪れているかのようです。

もうひとつ・・・

【以下転載開始】--------------------------------------

選挙:衆院選・滋賀4区 自民県連、元対話の会・武藤氏擁立へ /滋賀

◇知事支持層にくさび

自民党県連は20日、次期衆院選・滋賀4区の立候補予定者を決めた。

選んだのは、嘉田由紀子知事を支持する県議会与党会派「対話の会・びわこねっと」(対話の会)で10日まで政策スタッフを務めていた武藤貴也氏(29)=京都市中京区。

近く、党本部に公認申請する。

同区選出で元農相の岩永峯一・衆院議員の政治資金収支報告書問題で、今期で引退する峯一氏の後継で出馬予定だった三男の裕貴氏が出馬を断念し、再度公募した自民の候補者選びは、県政にも影響しそうだ。【安部拓輝、金志尚】

武藤氏は東京外大を経て、今年3月に京大公共政策大学院を修了。在学時の07年から対話の会で会派議員の質問書のとりまとめなどをしていた。

「全会一致で決定した」。20日、近江八幡市内のホテルで会見した辻村克・県連幹事長は切り出し、「若さ、情熱、英知。武藤氏のアピールが通じた」と説明した。

武藤氏が、県議会で自民と対抗する対話の会を飛び出して出馬することについて、自民の家森茂樹県議は「対話の会の政策と武藤氏の考えがすべて一致しているわけではないことは(武藤氏の)論文で明らか」と指摘し、会の方針に疑問を抱いた結果だと示唆した。

ただ、選出方法は不透明で、12日に候補を5人に絞った際の投票結果は示さず、辻村幹事長は「評価は個人個人で違う。最終的にまとまった」と話すにとどまった。

県議の一人は「選挙だから、(票を)頂けるならば、どなたからでも。選考委員からも『手が届いていない所からも集票できる』との意見が出た」と明かし、嘉田知事の支持層にも接触する構えだ。

◇対話の会代表“困惑” 「私は応援できない」

「思想・信条は自由、国政はだれを応援してもいい。それが会派のスタンスだが、自民から出馬とは予想しなかった」。対話の会・びわこねっと代表の沢田亨子県議は武藤氏内定の知らせを聞き、ため息をついた。

「4区の候補に応募したい。応援してほしい」。武藤氏から相談されたのは8日。「大海にささ舟でこぎ出すようなもの。やっていけるの?」。沢田代表が問いかけると、武藤氏は「大きな政党で政策を議論し、新たな法律を作りたい」と決意を述べたという。会派の5人の県議と協議し、応援するかどうかは個人判断となったが、沢田代表は「私は応援できない」と本人に伝えたという。

会派誕生から2年。今回の件を受け、沢田代表は「任期も折り返し地点に来た今、会の『自由』の幅の広さや方向性を再考する時期が来ている」と話した。

毎日新聞 2009年4月21日 地方版

【転載終わり】---------------------------------------

もともと、国の議院内閣制と地方の二元代表制は違いますから、国に勝負を打って出る際は、適切な判断です。

ご本人は、「大きな政党で政策を議論し、新たな法律を作りたい」とおっしゃっていますが、至極当然です。

国は政党政治をとっており、政党に属し与党に所属することで「あたらな法律を作りたい」という決意は、不可能ではなくなります。

このような動きは、決して「対話でつなごう滋賀の会」には矛盾しません。

【対話の会方針】--------------------------------------

"もったいない"という言葉は物やエネルギーを浪費しないというだけではなく、事物の本来の価値がうまく発揮されず、そこなわれている状態を意味します。

日本には、昔から、もののあわれを感じとるもったいない思想が育まれてきました。今、私たちの身のまわりには、たくさんの"もったいない"があります。

"もったいない"を活かす滋賀県政実現に向けて、嘉田由紀子知事と共に政策・政治活動に取り組んでいます。

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上記のように、対話の会は、県政の政策政治集団であり、“もったいない”は、政党政治のイデオロギーにも左右されません。

右の人も、左のひとも、「もったいない」という感性は共有しています。

今回、自民党から“もったいない”精神を発揮するという決意であれば、“もったいない”は政府に届くこととなり、現(限定?)滋賀県政の精神が波及する可能性があると、善意で見てみますhappy01

宮尾 孝三郎

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