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2008年11月 4日 (火)

文化を感じた1日

私の住む地域の文化祭に伺いました。

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11月2日から4日まで実施されており、本日は平日であるにもかかわらず大変“大入り”でありまして、驚きました。

日々の公民館活動の1年の集大成が発表展示されていましたが、私が最も感心したのがこの“手まり”です。

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“手まり長等”(てまりながら)というサークルが、毎月2回公民館で日本手まりの伝統を習い、制作(初級から上級まで)するという文化活動を行っています。

まりつきは、日本に古くからある(16世紀)子どもたちの遊びでしたが、ゴムのボールが普及しだして(明治中期)、手まりは遊具から工芸品へと変遷していったそうです。

また、工芸品となってからも、当初は古い着物などの織物を解いて再利用していたそうですが、今では化学繊維が普及しており色あせもなく、装飾品として評価されています。

それにしても、複雑な幾何学模様です。模様のデータは数えきれないほど種類があるそうですが、まりが基本の大きさより大きかったり小さかったりする場合は、比率を計算して模様の大きさを決定するそうです。

私の親戚も手まりに凝っていた時代がありまして、その作品を幼い頃から見せていただいておりましたが、自分がこのような緻密な作業ができるかと自問したところ、ムリっぽいです。

さて、2階に上りましたら、大会議室も熱気ムンムン。幼稚園と小学校のPTAの合同コーラスグループが合唱を披露してくれました。

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ステキな笑顔と美声で、会場のお客さんを魅了していました。

1946年11月3日に日本国憲法が公布され、日本国憲法が平和と文化を重視しているということで、1948年公布・施行の祝日法で「文化の日」に定められたそうですが、半世紀以上たった今でもその精神は日本中にくまなく網羅されております。

文化と伝統の継承、心強い地域活動でありました。

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さて、昼からは谷議員に誘われ、お隣の草津市役所に参りました。

由布市議会議員小林華弥子さんが、「由布院のまちづくりと議会改革」というテーマでお話されるとのことで、約2時間ぶっ通しの迫力ある講演を拝聴させて頂きました。

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会場にお集まりの方々は、草津市議会議員さんや市職員のみなさん。(我々大津市議会議員はイレギュラーな参加でした。お世話になりました。)

由布院というところは、ご存知のとおり温泉地でありまして、団体観光向け施設を排し、12部屋ほどの規模の旅館が由布院地域に100ほどあるという、玄人向けな戦略を展開されております。

また、由布岳と朝霧と田園風景が売りのところでありまして、決して安きに流されないその観光手法は好感が持てます。

また、そこに生活する住民が「暮らしやすい」と感じることのできるまちづくりを続けておられまして、その暮らしやすさや暮らしの中で芽生えた知恵やアイディアが観光に還元されるという、決してムリをしない、というところもいいです。

“良いものを良いと言い続けよう”というこの街に住む人々の気概が、今の由布院を支えているということがよく分かりました。

この小林議員、お話は上手ですし、論理がしっかりしておりまして、2時間ホントに引き込まれ続けたのでありました。

また、議会改革の話も相当に面白かったのですが、ここでネタばらしすると、お仕事に影響があるでしょうから、「非常に面白かった」とだけ、皆さんにお伝えしておきましょう。

私は、由布院には思い出があります。日出生台(ひじゅうだい)演習場という相当に大きな演習場で、破れ監的(古い放列観測所)や獅子岩などの風景がどうも異国のような気がして上司に伺うと、明治時代に帝国陸軍が中国(満州)の地形に似ているということからこの地域を接収し、演習を行ったのがこの演習場のはじまりであると教えてくれました。

演習場内には川があるのですが、川の水には放牧牛のおしっこが混ざっていると言われ飲むことはなかったのですが、我々の部隊が展開しているところには日陰がなく、炎天下の演習で自分の水筒がカラになると、飲みたい誘惑に駆られ、気が狂いそうになった記憶が蘇りました。

訓練でもそのような精神状況になることがしょっちゅうありましたが、本当の戦闘となると、肉体の極限疲労はもちろん、それこそありとあらゆる恐怖と不安で、その精神の状況は想像を絶するものなのでしょう。

話が横道にそれましたが、「街の歴史」というと、大概は戦後の高度成長期から以降の話になりがちですが、戦前と戦後は歴史が途絶えることなく連続しており、まちづくりを考える場合でも、その歴史を知るとヒントになることもあるのです。その歴史もまた文化。

文化の日(の前後)、歴史に想いを馳せながら過ごさせて頂きました。

宮尾 孝三郎

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