びわこサイエンスパークの残区域についての市民フォーラム開催
今日は朝から雨でした。しかし、学区の運動会は予定通り行われました。皆さん大変お疲れ様でした。
私は、運動会を途中で抜けさせて頂き、9月市議会で一般質問させていただいたびわこサイエンスパークの残区域についての市民フォーラムが開催される、伊香立リサイクルプラザに行ってきました。
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↑リサイクルプラザといいますが、市民センターのようなところで、主に貸館業務をする場所でありました。
↑リサイクルプラザの入口に、ドラゴンヘッドプロジェクトという、何のプロジェクトなのか分からないネーミングの表示が・・・
↑会場の様子。70人そこそこの入りだったようです。
↑最初に、本市都市計画部より「北部地域新産業拠点形成計画の報告」があり
↑白の線とオレンジの線の一部をあわせた177haの土地が、びわこサイエンスパークの未開発地域(残区域)として残るので、癒しの空間として利用したいという想いの募る内容でありました。
その本市の説明を受け、
↑この5名のパネリストが、写真端っこに写っている都市計画部長の進行により、その利活用について、それぞれに意見をされました。
では、パネルディスカッションの様子を下記に記録しておきます。
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進行(都市計画部長)
まずは、皆さんから一言ずつ、頂きたいと思います。
パネリストA
- サイエンスパークの早期着工を待ち遠しく思っていたが、この残区域の利用方針は正直驚いた。事前に説明がなかった。
- うまくいけばよいとは思うが・・・
- 土地利用方針は、すでに決定したかのようだ。
パネリストB
- 歴史を遡れば、かつての日本は高度経済成長期があり、その時期にこのような土地利用を国が決めた。
- しかし、国が描いたような予測どおりにはならなかった。
- そこで、違う目的を慌てて探した。それが、まさしく今回の土地利用方針だ。
- 国は、たとえればスーパータンカー。すぐには方針を変えることはできないし、止める事も難しい。
- 3年前に217haのうち、215haの土地を自然に配慮した形で、宅地分譲のために開発するという説明を受けた。たった2haの土地を手付かずで残すということの、どこが自然に優しいのか?
- 現地を確認させていただいているが、調整池などをみても、一世代前の施工だ。コンクリで固めて直線的な施工の何処が自然に優しいのか?
- しかし、奇跡的に残区域として177haの土地が自然の形で残っている。
- 活かし方のアイディアを持っている。後ほどお話したい。
パネリストC
- 志賀地域も含めた計画であるという説明を聞けて、ホッとしている。
パネリストD
- 堅田は、大津市北部の中心的な街。
- かつては、湖上交通の拠点だったので、今も歴史的景観が残っている。
- (癒し軸という説明を聞いて)堅田も伊香立も、癒し空間的な特性を持ち合わせた場所であり、連携いただきたいと思う。
- 温泉や宿泊施設を備えた、地産地消の場にしてほしい。
パネリストE
- 若手14名で構成されたプロジェクトメンバーに感謝
- 地元としては、何かお願いをしなければいけない。
- 地元の意見を特に取り入れて進めていただきたい。
- ゆめ-うつつ、まぼろしという表現があるが、ゆめ-うつつと進行していって、まぼろしにならないように努めてほしい。
- この北部地域が、大津の副都心となるためには、とにかく早く進めて欲しい。
- (地元意見を取り入れれば)計画を変更しながらの進捗となると思うが、地元の意見をしっかり聞いてほしい。
- パネラーの意見も全てというわけにはいかないが、取り入れる努力もしながら、行政が進めていってほしい。
- 対策協議会の中心に○議員がいるので、頑張ってほしい。
進行(都市計画部長)
いろいろ、皆さんの考え方をお聞きしましたが、“発展”というキーワードでこれからのあり方、伊香立のまちづくりについてご意見を頂きたいと思います。
パネリストE
- 高齢化が進んでおり、老人でもできる仕事の場としてほしい。
- 若者が街から出ないように、魅力ある開発をしてほしい。
- 伊香立以外の地域のひとも、利用していただけるような施設を作れば、経済効果があるのでは?
パネリストA
- 先ほど私が発した意見と、裏腹な自分の意見を言わせてもらうが、シャープのような大規模工場がこの地にきたら雇用も税収も期待できる。そのようなビジョンはないのかと思う。
進行(都市計画部長)
次に、環境を守るというキーワードから、意見を頂きたいと思います。
パネリストB
- 環境を守ることと、開発することに矛盾はない。
- 日本には、素晴らしい文化があったにも関わらず、西洋のノスタルジーを追求した開発(テーマパーク)ばかりを作ってきた。(ハウステンボスやチボリなど)
- 177haの残区域には、棚田の痕跡の残る地域もあり、再現が可能。
- 日本の戦前まであった農村の営みを再現するような「里山パーク」のようなものをつくりたい。そこに、「明治村」のようにその時代の人を演じる人を雇う。(地元の人を雇用)
- ターゲットを絞り、子どもたちの遠足の場にしたい。
- 子どもたちのための宿泊施設もつくる。
- 教育の場に・・・
- 循環型社会を再現する。そして21世紀のライフスタイルとして提案できる場所にする。
- 里山や里川をつくる。
- 日本には、農家の古民家がまだ残っている。それらを買い取り、解体し、伊香立に「村」を再現する。
進行(都市計画部長)
パネリストBさんの話は、胸うつものでした。これはパネリストDさんの堅田の話とリンクするのでは?
パネリストD
- 堅田で、特産品の販売をしている。食の安全を訴え、地元の食材を特産品にしたい。私見だが、イチジクを栽培して地域ブランドとしては?
進行(都市計画部長)
パネリストBさんから里山・里川の話がありましたが、だとすると琵琶湖は里海となるのでしょうか?
パネリストC
- 琵琶湖で地引網で、子どもたちに漁を体験してもらった。90%がブラックバスで、環境の現状を認識してもらった。琵琶湖も環境学習にふさわしい場所だと思う。
- パネリストDさん提案の果樹園は、良いのではないか。
- 開発により、琵琶湖の水質に不安を感じる。
進行(都市計画部長)
そろそろ時間となりました。最後にどなたかひとことございませんか?
パネリストB
- いろんな意見が出たが、自然に優しい開発ができるよう、それぞれの意見の相乗効果があることを期待したい。
進行(都市計画部長)
地元の意見もいただけますでしょうか?
パネリストE
- 自然環境型等の意見が出たし、行政もそのように考えておられるが、お金の問題はクリアできての議論だったのだろうか?
- 本市の当プロジェクトの見積りをお伺いしたい。
進行(都市計画部長)
市としては、意見を取りまとめ、練り直し、事業として成り立つかどうか、試案を作成し、民間に働きかけ、本年度中にメドをつけたいと思っています。
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最後に、一般参加者の質疑がありましたので、これも記録しておきます。
質問者A(真野)
- 林業を生業としているわけではないが、この土地には木がいっぱい生えている。地元の木材を使った地場産業のようなことはできないか?滋賀県は造林公社の借金が1,000億円あるという。なにか、巻き返しができないものか?
答弁者(都市計画部長)
この会場に専門家がいないので、持ち帰り検討します。
質問者B(真野普門)
- この話(残区域の活用方法)は、初めて聞いた。自然破壊してまで進めるのか?この話は、絶対反対!
- 真野川の話をしたい。この川は雨が降るたびに川の法面が流れてしまうような川だ。洪水になるたびに、田んぼがめちゃくちゃになる。上(かみ)を直さずに開発するのか?
答弁者(パネリストB)
アナタの悩み、よくわかる。人間が自然を征服するといったスタイルではダメ。自然の力を利用するといった考え方で開発し、例えば調整池というよりビオトープといった保水力のある治水をすべきだ。
また、開発するというよりも、景観復元といったほうがいいかもしれない。
質問者C(真野)
- 市は、400万の調査費をつけたということだが、そもそも財政の現状はどうだ?2,000億の借金、10億の交付金減、敬老祝い金もなくなる。こんな財政で、今日話したようなことができるとは思えない。
- そもそも、この土地は、開発会社が国会議員を使って進めさせたものだ。それを住宅公団に守(もり)をさせたという経緯がある。
- 本市が買い取らずに、あくまでURにさせるべきだ。
答弁者(都市計画部長)
財政逼迫は確かです。
しかしURの事情で塩漬けになっている土地を放っておくのは危険です。
ですから、民間の努力もお願いしたいと思っています。
また、税を使うのですから、役に立つ事業をしていきたいと思います。
質問者D(真野浜)
- 本フォーラムは、何回目か?(「初めてです」と市職員の声あり)
- しかし、今までに会議を数回していると説明を今受けたところだ。その資料も提示しないで、いきなりありきで話をするのはおかしい。事後このような説明会をするときは、住民に経緯を含めた詳しい資料を配布すべきだ。
- 市民フォーラムとうたっているのに、一方的に聞かされた。この会議のあり方にそもそも問題がある。
- このプロジェクトの目的は?コンセプトは?見えてこない。
- 癒しが中心にあるというが、本当に癒しになるのか?
- 産業と癒しは、相反するのではないか?
- 誰の為の癒しか?
- 産業構造そのものについて、本市は地方の産業をどう捕らえているのか?
- 全般に凄く欲張った話で、焦点がぼやけている。
答弁者なし(答弁不能)
質問者E(下在地)
- サイエンスパーク用地にと、わたし個人の山林、田んぼを売った。
- ○○○○(開発業者名)に売却した。それが、まわりまわってURに・・・
- 本当に、長年放ってこられた。
- ゴミ焼却場という、一番嫌な施設を引き受けさせられた。
- 実は、そのときの覚書がある。あくまで住宅地で進めるとある。それに勝るものあればよいが、今のプランは、地元が求めているものなのか?
- いまのところ、土地の所有権はURにある。それが本市になったときに、約束はどうしてくれる気だ?
- 今開発している土地のことを聞きたい。掘った土は、何処にいっているのか?
- 学校のまわりに、売却されていない民地が残っているのはご存知か?その山林は、開発に入らないはず!(本市から「入る」と声あり)
- 私の土地を売ったときの約束と違う。今の案は、認められない!
答弁者(パネリストB)
情報公開は、昔より良くなっているが、より民主的に行うべきだと思う。
しかし、よい形で開発が遅れてよかった。これからは自然に優しい開発ができるはず。
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以上で、フォーラムは終了しました。
私の感想
パネリストの方々は、選ばれし人物ですから、本市の意見とそう違わない発言をされていましたが、市民フォーラムと銘打ってお集まりいただいた方々のうち、ご発言いただけた方のベクトルは「拒絶・否定」でありました。
今日の会の名称が「パネルディスカッション」なら、この進行でよかったのでしょうが、あくまで「市民フォーラム」と銘打って地域の方々にお集まりいただいたのですから、「市民フォーラム」が“主”であるべきであったと思います。
私の持論は、「“びわこサイエンスパーク”として事業用地を整備している部分を売り切る自信がないのなら、残区域に手を出してはいけない。」というものであり、どなたとも意見が違うのですが・・・地元の意見は重要です。生活そのものなのですから・・・
宮尾 孝三郎








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