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2008年9月23日 (火)

一般質問「琵琶湖岸に打ち上げられる水草の除去について」【執行部答弁】

やっと、皆さんにお伝えできる準備が整いましたので、今日は標記についてのみ、お知らせします。

(びわこサイエンスパークに関する質問&答弁はまた後日。おたのしみに)

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琵琶湖岸に打ち上げられる水草の除去について

Q1(質問)
滋賀県から大津市に対して補助されている「水草除去緊急対策事業補助金」は3つの部によって運用されているが、その利用状況は?

A1(答弁:環境部長)
ご指摘のとおり、産業観光部、都市計画部、環境部の3つの部がこの制度を利用する為に予算措置を行っている。

各部での利用状況は、
・産業観光部・・・観光船着場周辺に繁茂する水草の除去に利用
・都市計画部・・・なぎさ公園などの琵琶湖岸の大津市が管理する公園施設に打ち上げられた水草の除去に利用
・環境部・・・台風などにより琵琶湖岸に大量に打ち上げられた場合の緊急対応時に利用

以上のような予算措置を行っている。

Q1-2(再問)
ここ数年「水草除去緊急対策事業補助金」にかかる分が減額されているではないか?

A1-2(答弁:環境部長)
確かにここ数年、そのような取り扱いをさせていただいたけれども、
環境部においては、台風等により琵琶湖岸に大量に打ち上げられた場合の、緊急対応時のための予算措置ということであり、幸いなことにここ数年、台風その他の水害に近いような状況で、湖岸に大量に水草あるいは、ゴミが打ち寄せられるという状況がなかったことによる減額だ。

年によっては、台風により野洲側等、東のほうから大量の雨が降ったときに、ゴミ、水草、葦、そういったものが打ち寄せられて、重機等専門の業者を雇い上げてやった場合もある。そういった場合には県の緊急対策事業補助金を使わせていただいているが、幸い、ここ数年はそういった状況(落ち着いている)である。

なお、年に1~2回程度は、本市の職員を動員し、水草を回収しに現場へ(伺い)、住民の方々と一緒に作業することもあったが、お金を使うといった(大規模な)場面はなかった。

Q1-3(再々問)
南湖の60%が水草に覆われている状況、これがすなわち緊急事態ではないか?

A1-3(答弁:環境部長)
確かにそのとおり。

これについては、そもそも県が予算を削減し、十分な水草の除去が出来ないという状況。

琵琶湖の周辺の土地の管理者としてこれは由々しき事態なのではないか。

従って、「琵琶湖交付金」等を活用し、市町においてフォローアップを、ということについて考えると、たとえば民間が所有する藻狩船を市町が雇い上げることによって、県の代わりに水草の刈り取りをするといったようなことになってくる。

これは、すなわち県の代わりに市町が財政負担をして、県の管理地の草刈をするという状況である。

これは、いかに考えても、おかしなことである。

しかしながら、そうとばかりは言っておれず、「琵琶湖交付金」を活用する形で、何らかの対応を近い将来的に考えていかなくてはならないという風に考えている。

しかし、県にやはり管理者責任を果たしていただくのが重要。

また、湖岸に打ち寄せられた水草は、本市に一般ゴミとして回収してほしいという県の姿勢について・・・

確かに産業廃棄物には該当しないので一般廃棄物という分類にはなろうかと思うが、それは、まさに県の管理している場所に流れ着いている一般廃棄物でである。

これについては、まずは土地の管理者が対応すべきものと考えている。

これは「自分の庭先のゴミを、他者に『拾いに来い。』」といっているに等しいものであり、初期対応は土地の管理者においてやり、しかるべき処分の段階で一般廃棄物処理を担当している市町が、そのゴミを引き受けてゴミを処理するというケースもありうると、こういう解釈をしている。

Q2(質問)
市町境界設定により始まった、市町と県の協働事業の検討会議の内容などについて

A2(答弁:環境部長)
本年7月に琵琶湖の市町境界設定に伴う交付税増額分を活用した琵琶湖総合保全事業がスタートした。(以下、この予算を「琵琶湖交付金」という。)
その中で水草除去事業等の環境保全事業については、市町と県との協働事業として位置づけられ、必要に応じて活用方策検討会を開催して今後協議することとなっている。

現在のところ、この制度がスタートしたばかりのところであり、具体的な検討は始まってはいないが、市としては水草除去事業についてこの制度を有効に活用していきたいと考えており、関係市町と連携しつつ、その進め方について早期に事業のとりまとめを行っている滋賀県市町村振興協会と協議をしていきたいと考えている。

Q2-2(再問)
水草の除去について将来ビジョンは?

A2-2(答弁:環境部長)
「琵琶湖交付金」の活用といったような形態で、水草除去についても対応せざるを得ない。

もちろん、県には、構造改革プログラムによる事業費の削減による、本市の補助金の削減ということがあるので、今後は補助金の削減をせずに必要なところにはきちっと出していただくようにお願いを、先だっての来年度予算に対する県要望の中にも入っているし、県に対する要望は続けさせていただいている。

Q3(質問)
川の河口と湖面レベルが同じであることから生ずる水草の侵入について、どのような対策を講ずるべきと考えているか?

A3(答弁:環境部長)
浜大津からにおの浜周辺の琵琶湖へ流れ込む河川は、琵琶湖の埋め立てにより造られた河川でもあり、細長い入り江のような状態となっているため、河川の縦断勾配もなく琵琶湖の水位や風の影響により水草が河川内に侵入しやすい地形となっている。

このためその対策としては、オイルフェンスやスクリーンのような構造物で水草の侵入を防ぐ以外に対処方法がと考えている。しかし侵入防止策の設置では、一方で川の流れを阻害する恐れがあるため、今後このような条件を考慮しながら適切な方法を検討してまいりたいと考えている。

Q4(質問)
市民生活や市民の努力の実情を評価した解決策は見出せないか?

A4(答弁:環境部長)
大津市では湖岸に打ち上がった水草については、その土地の所有者や管理者が除去すべきであると考えている。

しかしながら、除去に時間のかかる場合などは清掃活動の一環として、地域住民の方の協力を得ながら除去を行っている。

以前は湖岸に打ち上がる水草も少なく地域住民による清掃活動の一環として対応することで十分可能であったが、近年の異常繁茂により湖岸に打ち上げられた大量の水草の除去については、清掃活動の域を超えている場合もあり、このような場合には、個別に対応を検討していきたいと考えている。

今年のように大量に水草が打ち上がるのは、議員が冒頭に指摘されたように、琵琶湖における水草の繁茂量が増えているにもかかわらず、県の水草刈り取り事業の予算が削減されているところにも原因があると思われる。

大津市としては、毎年、県に対し計画的な水草の刈り取り及び県管理地の適正な管理を行うよう要望を行っているところであり、特に本年は雨も少なく水温も高く、水草が異常繁茂するという事態となっているため、県に緊急要望を行ったところだ。今後も水草の刈り取り等について強く要望を行いたいと考えている。

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お付き合いいただきまして、ありがとうございました!

さて、この項についての感想ですが、市民は湖面の管理が滋賀県なのか大津市なのかなんて、深くは知らないわけです。困ったら、身近な行政である本市に相談するのが通常です。

しかしそこで、「(本市)湖面は県の管理ですから、県に電話しなおしてください。」という姿勢であると市民の相談があり、

「(滋賀県)湖面は確かに滋賀県がせねばならないが、予算が削減されて、思うように出来ない。また、湖岸に打ち上がった水草は、沿湖の市町にその処理を一般ゴミとしてお願いしている。」とのことであり、じゃあ誰が責任を持って処理するのか?という部分を質問したわけです。

そこで導き出された答えは、「湖岸はすべて所有権を有する所有地であったり、管理地であったりするはずなので、その所有者なり管理者なりが水草の除去をしてください。」であります。

そして、実際に市民の方々の多くは、そのようにされているのです。

しかし、大量に打ち上がった水草を広い場所に広げ、乾燥させ、ゴミ袋につめれば何十袋にもなるその水草の処理について、市民ばかりがするのは大変だということで、「協働」を行政がうたっているのだから、行政の「協働」のあり方を再検討していただきたい。

このような市民の声があり、質問させて頂いた次第です。

それにしても、「環境保全」を声高らかにうたう滋賀県や本市が、責任の所在について市民を介してキャッチボールしているというのは、「まだまだ」だなあと思います。

最後に「協働」における行政の関わり方は、その専門性やその道のプロであるという立場から、あくまでプロとしての参画を市民は求めています。市民ではかなわない問題を、プロが解決する。他機関への協力要請や予算取りを含めたプロとしての「協働」。これがまだまだ理解されていないようです。

「協働」は、いままで問題を抱えながらも、市民だけでは、どうにもならないと諦めていた課題を、行政のプロ集団に相談し、また、行政も、予算や法律の縛りのうえで二の足を踏んでいたその課題を、「市民の総意」として受け止められれば、そして市民が積極的に参加すると言う大前提が得られれば、動き始めるわけです。

市民の発意と、市民が最後まで積極的に参画するという姿勢を貫けば、必ずや「協働」の成功体験とすることが出来るでしょう。

「水草」という問題を取り上げましたが、「協働」についての質問でもあり、セクト主義行政の弊害について問題提起したと理解いただければと思います。

宮尾 孝三郎

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