駅名改称問題
本日の滋賀報知新聞に 「大津京」改称に抵抗感 !?JR湖西線・西大津駅改称 という記事が取り上げられております。先ずは、リンク先をご覧下さい。
私は、西大津の住民であり、この問題について議員になる前から興味を持っておりました。
ことの発端は、平成12年に市民運動により「JR西大津駅」の名称を「大津京」にしたいという、地域住民による38,000件に及ぶ市民請願が多く寄せられ、平成16年3月に請願が採択され、平成19年2月議会で可決したものであります。(平成19年2月当時は私はまだ議員ではありませんでした。)
私は、歴史について詳しいものではありませんが、駅名改称が「大津京」をすでに商標登録している特定の事業者に供することとなる税のあり方について平成19年9月議会で質疑したのであります。(議案第92号)
しかし、滋賀報知新聞に限らず、ここに来て地方紙・全国紙(但し、毎日新聞は以前から異論を唱え続けてきた。)がこの「宮」か「京」かという議論を展開しておりますことは、見過ごすわけにも行きません。歴史学者の多くが、そして近江大津宮遺跡を愛する多くの地元市民が「京」ではない、歴史を安易に書き換えるのは、将来に暗い影を残すことになると警鐘を鳴らしているのです。
しかし、このような議論は、平成19年2月(市議会において可決)以前に解決しておかなければならなかったはずであり、いま予算を執行している過程でこのような動きがあるというのは、残念です。
また、平成19年12月議会では、JR西大津駅周辺の地区名称について、駅名改称後は「大津京」なのか「西大津」なのか、市に対し確認させていただいた結果、「地区名称は西大津である」という明確な答弁がありましたので、納得していたのですが・・・納得していたのは私だけだったのかもしれません。
まだまだ、尾を引きそうな「駅名改称」問題、もう一仕事させていただかなくてはならないようだと感じております。
宮尾 孝三郎
最近のコメント