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2007年12月26日 (水)

陸上自衛隊

本日は、私が平成9年から平成18年までお世話になりました大津駐屯地の餅つき大会に参加してきました。

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自衛隊というところは、平時は仕事が訓練という特殊な職場ですが、ほとんどの駐屯地では、現場で任務を遂行するための専門的な訓練を実施しています。

そんな多くの駐屯地に比べ、かなりの特殊性を有しているのが大津駐屯地です。

大津駐屯地は教育を行う専任部隊が所在する(共通的な教育を行い、専門性は追求しない。)という特徴を持っており、専門的な訓練を行う職種部隊は駐屯していません。

つい最近まで学生だったり、社会人だったりしてた人たちが様々な思いをもって自衛隊の門をくぐり、初歩の初歩の教育を受講します。このような教育を新隊員教育課程といいます。この部門を受け持つのは、第109教育大隊です。

新隊員として教育を受けた後に、先に述べた現場で任務を遂行するための専門的な訓練を実施する部隊で優秀と認められ、陸曹(ほかの国では軍曹)になるための教育を受ける隊員が再度大津駐屯地に集まります。ここで、小さな編成の部隊(10名程度)を指揮するための教育を受けることになるのですが、この部門を受け持つのは、第4陸曹教育隊です。

さらに、陸曹となって、それぞれの駐屯地で経験を重ね、上級陸曹に昇任したときに、さらに戦術等を掘り下げて学ぶのが、上級陸曹課程という教育で、これも第4陸曹教育隊が受け持ちます。

第4陸曹教育隊はそれ以外に、日米安全保障条約に基づく日米合同訓練や、国際貢献活動で、指揮が英語で行われる際に適応するための英語課程という教育訓練も受け持っています。

今までが、現職自衛官の訓練ですが、大津駐屯地では予備役(普段は民間人で、招集命令により、出頭)の訓練も行います。

予備自衛官は、かつて自衛官だった人が招集され、訓練を受けて、いざというときに任務を付与されても、遂行できるだけの技能を維持するための教育を受ける制度です。

予備自衛官補は、全くの民間人が自衛隊で教育訓練を受け(新隊員に同等の内容)、修了時に予備自衛官になる制度です。医療関係者、法律関係者、特殊な技能を有する人等、通常、自衛隊にはいない技能を有する人たちに自衛隊の訓練を受けて頂き、有事の際には、国のために貢献いただける意思を有している方々にご参加いただいております。

これら予備役の教育は、第109教育大隊が受け持っています。

第109教育大隊のような部隊は、管内にもう1ヵ所あり、第4陸曹教育隊を含めた教育専任部隊を指揮するのが、第2教育団本部です。

大津駐屯地はどんなところか、おおむね説明できたと思いますが、それ以外に業務隊、諸隊が複数所在しております。(個々の説明はまた次の機会に)

そんな特徴を持つ駐屯地の持ちつき大会は、規律の中で、時間厳守、何の滞りもなく、整斉と遂行されていきます。我々OBや、民間の協力者の皆さんもルールの中で自衛隊の餅つきを楽しみました。

自衛官は、戦争とは、そして平和とは何たるかという事を教育訓練の中で理解していきます。そして、どうしても守りたい、そして守らなくてはならないものがなんであるかを学びます。そして、守りたい人たちや守りたい地域が平和であり続けるために、任務を遂行する。それが自衛官です。

戦争と平和については、このブログでこれからわかりやすく何度も取り上げていこうと思っておりますので、楽しみにしていてくださいね。

陸海空の自衛隊の皆さん、地域の皆さんはもちろん、日本の国の平和を願い続ける皆さんの付託に応えるため、益々訓練、そして任務にまい進して頂きたいと思います。

2008年は、北京オリンピックがあり、台湾情勢が気になるところですが、そのほかの気になるところも含めて、万が一に備えての訓練に精励いただいております姿に感謝申し上げます。

宮尾 孝三郎

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