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2007年12月25日 (火)

防犯活動について

本日は、滋賀県協働部活プロジェクト「まちの保安官」制度の第21回目の会議に出席してきました。参加者は、私以外に、滋賀県、滋賀県警察、大津市役所etc・・・

皆さんには、そもそもなぜこのような会議が必要となったかを簡単に説明しましょう。

平成14年に滋賀県では、刑法犯認知件数が過去最高を記録し、何か手を打たなければ大変なことになるという危機感がありました。

そこで、平成15年4月「『なくそう犯罪』滋賀安全なまちづくり条例」が施行され、それまでの警察依存型防犯の限界が指摘され、「自分たちの街は自分たちで守る」という地域自衛型防犯の取り組みがスタートしました。

しかし、地域自衛型防犯といっても、警察も行政もそして主体となる自主防犯団体にも警察依存型防犯との違いがいまいち感じ取れず、ジレンマを感じてきた方々が多いと思います。

そこで、私の属する自主防犯団体が実験的に地域自衛型防犯を実践してみようということで手を挙げ、滋賀県協働部活プロジェクトに参加し、3年間の実証期間を頂き、現在も実証のため活動中です。

我々の主な任務は、警察依存型防犯と地域自衛型防犯の違いを探り出すための作業です。

たとえば、深夜(午後11時以降)のコンビニエンスストア前に、未成年者が蝟集(たむろ)していて、歩行者が歩きにくく、雰囲気がよくない。こんな状況で

  • 警察依存型防犯・・・当該未成年者に接触せず(未成年者かどうか確認できない)遠くから見守り、触法の可能性があるあるいは既に犯罪行為に達しているという場合に警察に通報する。
  • 地域自衛型防犯・・・当該未成年者に話しかけを行い(未成年者であることを確認する)、補導の対象になることから速やかに帰宅するように促す。話しかけ方次第では相互に人間関係が芽生え、地域の目を気にするようになる。

夜間の道路が暗い

  • 警察依存型防犯・・・行政組織に相談する。
  • 地域自衛型防犯・・・自宅から道路にセンサーライトを向ける。

治安に不安

  • 警察依存型防犯・・・警察にパトロール強化をお願いする。
  • 地域自衛型防犯・・・自主防犯活動団体でスケジュールを組み、許された方法でパトロールする。

と、思いついたままに違いが分かるようにあえて単純に色分けさせていただきましたが、現実にはこんな単純に分けられるものではないことから、3年間も時間が必要となったわけです。

このような検証を実施するとともに、滋賀県下の代表的な団体を尋ねインタビューをして状況把握に努め、今後の県民一丸となった活動が迷うことなく実施できるよう総合的に調査研究しています。

今まで、民間団体・警察・行政等が部局横断的に課題を解決するような動きはなかなかなかったと思いますが、この協働部活プロジェクトでは、それぞれがプロセス・成果を共有するという、この分野ではかなり画期的な取り組みだと思います。

それぞれの地域で体感治安の安定に努めておられる皆さんに喜んでいただけるような仕組みづくりができるよう、より努力していきたいと思っております。

180225

写真はNPO法人西大津駅周辺防犯推進協議会の運用する「青色回転灯付防犯巡回専用車」と警察犬訓練所と委託契約し運用する「保安犬」。スタイル的には地域自衛型となっているが、課題も多い。

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